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2008年6月15日 (日)

びっくりの出場

 今朝、帰国しました。ボスニア・ヘルツェゴビナから。何が驚いたって、私の約1時間前にタイから関空に帰ってきた人が、今日の試合に出ていたこと。厳密に言うと、昨日のW杯3次予選のタイ戦に先発出場していた香川が今日の甲府戦のメンバーに入り、途中出場で45分間プレーしたことにびっくりしたわけです。

「連敗中のチームに渇をいれるためじゃないだろうか」「○○選手への刺激なのでは?」。試合前の記者室ではこんな話をしていました。もっと驚いていたのは、日本代表担当の記者さんたちで、「関空で帰国出迎えの取材で終わりだと思っていたら、長居の試合も見ることになるとは・・・」などと、うれしい(?)悲鳴を上げていました。

 まさかのメンバー入りだったわけですが、レヴィー・クルピ監督は当然戦力として考えていたようで、0-2とリードされた後半の頭から、「香川真司」というカードを切ってきました。それまでの前半はといえば――。前田、阪田に加えて、今日発表された江添までもが負傷し戦線離脱、羽田を最終ラインに下げて山下と組ませたセンターバック、ボランチはアレーを真ん中に、右に青山、左にジェルマーノという3人。羽田が試合後に話していましたが、どうもこのディフェンス陣のバランスが悪い。加えて、前線も不調でボールがおさまらず、よって押上げができず、ルーズボールが拾えない。

 そこに登場したのが香川でした。関空から南津守グラウンドに着いたのが9時ごろ。15分程度ランニングをしたあと、寮に戻ったところでレヴィー・クルピ監督から「準備できるか?」の打診があったそう。こうなることは「ちょっとは予想していた」そうで、「うれしかったし、絶対チームのために貢献したいと思っていた」という香川。ピッチに登場すると、まずオウンゴールが生まれ、直後には小松のボールをうまくとらえたシュートで同点ゴール。そのあともチャンスを演出したり、自らゴールを脅かしたり(ここで決めていれば!)。

 前半の内容を考えると、3-3の引き分けは「よし」なのかもしれないけれど、勝っておきたかった。それにしても、甲府の安間監督のコメントがふるっていました。「香川の出場は予測していたか、対策はあったのか?」の質問に、「昨日の夜は同じJ2リーグの選手ということで、応援していました。朝になって、メンバーに『香川』という名前があると聞いて、ほかにも香川という選手がいるのかと探したら、同じ選手だった。でも、実際に得点するというのは成長しているということ。うちの若手にも刺激を与えていかないといけない」と返答。相手に対策を立てる隙を与えなかった、レヴィー・クルピ監督の「奇策」だったわけです。

 帰国早々、いろいろな意味で興味深い試合を見ることができました。私が行ってきた、ボスニア・ヘルツェゴビナのお話は明日以降ということで・・・。

 

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