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2008年4月30日 (水)

偉大なる、どこまでも愛すべき人

 今日は4月30日。練習(と練習試合のアップ)の前に、やや険しい表情のレヴィー・クルピ監督が、ピッチで全員集合の号令をかけました。昨日の今日ですから、横で見ていた私の背中に、少し緊張が走りました。笑みを浮かべることなく、「今日は、モリシがどうしても皆に集まってほしいとのことなので、集まってもらった」と、監督。当のモリシは、「へ?」という表情を浮かべ、次の瞬間に何が起こるか察したようで、「えーもしかして・・・」。

 それを合図に歓声を上げながら、選手たちが卵と小麦粉と水を手に、盛大なセレモニーを実施。「なんか変やと思ってたんですよ」。粉まみれになったモリシは、ぶつぶつ言いながらもうれしそう。偉大なる、そしてどこまでも謙虚で愛すべき人の36回目のハッピーバースデイでした。

 彼がピッチに姿を見せなくなって、もう1年が過ぎてしまいました。ニュージェネレーションの台頭に、背番号8がいたセレッソは少し遠いものになってしまいましたが、彼の記憶は薄れるどころか、日々濃くなっていくような気がします。

 たとえば、アウェイの地でかつてチームメイトだった人々と語らうとき。「モリシ、どうしてますか?」。何度聞かれたことか。そして、今いる選手にインタビューするときも然り。「セレッソといえば森島さん。すごい人だと思ってずっと見てきました」。そして、背番号26が、縦横無尽にピッチを駆ける姿を見るときも、私はどうしてもモリシと重ねてしまうのです。

 大爆笑のうちに終わった今日の「セレモニー」。練習試合が終わって、プレスルームに入ろうとすると、なぜかタオルを頭に巻きつけた姿のモリシとすれちがいました。「大変なことをしてしまいましたー」。どうやら、バリカンでの散髪が大失敗に終わったようで、チラと見えたところでは、確かに「大変なこと」になっていました。頭を押さえ、コソコソと帰る姿に、また笑いがこみあげてきました。

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