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2008年4月30日 (水)

偉大なる、どこまでも愛すべき人

 今日は4月30日。練習(と練習試合のアップ)の前に、やや険しい表情のレヴィー・クルピ監督が、ピッチで全員集合の号令をかけました。昨日の今日ですから、横で見ていた私の背中に、少し緊張が走りました。笑みを浮かべることなく、「今日は、モリシがどうしても皆に集まってほしいとのことなので、集まってもらった」と、監督。当のモリシは、「へ?」という表情を浮かべ、次の瞬間に何が起こるか察したようで、「えーもしかして・・・」。

 それを合図に歓声を上げながら、選手たちが卵と小麦粉と水を手に、盛大なセレモニーを実施。「なんか変やと思ってたんですよ」。粉まみれになったモリシは、ぶつぶつ言いながらもうれしそう。偉大なる、そしてどこまでも謙虚で愛すべき人の36回目のハッピーバースデイでした。

 彼がピッチに姿を見せなくなって、もう1年が過ぎてしまいました。ニュージェネレーションの台頭に、背番号8がいたセレッソは少し遠いものになってしまいましたが、彼の記憶は薄れるどころか、日々濃くなっていくような気がします。

 たとえば、アウェイの地でかつてチームメイトだった人々と語らうとき。「モリシ、どうしてますか?」。何度聞かれたことか。そして、今いる選手にインタビューするときも然り。「セレッソといえば森島さん。すごい人だと思ってずっと見てきました」。そして、背番号26が、縦横無尽にピッチを駆ける姿を見るときも、私はどうしてもモリシと重ねてしまうのです。

 大爆笑のうちに終わった今日の「セレモニー」。練習試合が終わって、プレスルームに入ろうとすると、なぜかタオルを頭に巻きつけた姿のモリシとすれちがいました。「大変なことをしてしまいましたー」。どうやら、バリカンでの散髪が大失敗に終わったようで、チラと見えたところでは、確かに「大変なこと」になっていました。頭を押さえ、コソコソと帰る姿に、また笑いがこみあげてきました。

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2008年4月29日 (火)

激怒の理由

 レヴィー・クルピ監督の怒りっぷりは、相当なものでした。惨敗といっていい試合でさえ、記者会見が始まるころ(試合後10分~15分後)には、穏やかな表情で会見場に現れるのが常なのに。今日は、後半途中からベンチ前で身振り手振りをまじえ、大声で怒鳴っているのがわかりました。監督の怒りをかきたてたものは何だったのでしょうか。

「チャンスは数多く作り出したし、4得点も取った、内容でも相手より上だった。勝つべくして勝ったといえる。が、後半は不満の残る試合だった。あれだけチャンスを作りながら、44分にやっと1点目が取ることができた。選手の意識が低い。もっと多くの得点につなげないと」というのが、監督会見でのコメントでした。

 前半、先制されたものの(私はどちらかというとこちらの方が気に入らない)、すぐさま同点、逆転、さらに連続して追加点を叩き込み、1-3で終了。そして後半開始からは、相手のプレッシャーがゆるいこともあり、思うままにボールを支配し決定機の山を築いた・・・が、ゴールにならない。「取れるだけ取ってしまえ」。レヴィー・クルピ監督でなくても、そう思っただろうし、もどかしい時間が続きました。

 選手、スタッフに聞いたところでは、試合後のロッカールームでの監督は、「今ままでで一番の怒り方だったのでは」。香川は、「今年一番のキレかたでした。でも、その気持ちはわかります。変な勝ち方をして、このままズルズルいかないようにしないといけない。こういうサッカーをしていてはダメ」。勝者とは思えぬ厳しい表情で語りました。ほかの選手も、笑顔は一切なし。「後半、攻めていたのに1点しか取れなかった。自分を含めて中盤で単純なパスミスが多かった」とは3ボランチの真ん中で奮闘していた羽田のコメントです。

 愛媛とは今季あと2回の対戦を残しています。そこで精神的に圧倒できるためにも、今後の得失点差を考えても、大量得点で勝つ必要はありました。試合内容、相手の出来、セレッソの能力・・・すべてを考え合わせると、4-1というスコアは「ありえない」ことなのでしょう。私もあれほど激高した監督は見たことがありません。今日の出来事が、4日後の次節(徳島戦)にどんな作用をもたらすのか。注目です。

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2008年4月28日 (月)

“騒動”の陰で

 前節、横浜FC戦が終わったばかりなのに、もう次節・愛媛FC戦が明日に迫っています。ゆっくりゲームを振り返る暇もないほどの過密スケジュール、しかもアウェイ連戦です。

 このところ、セレッソといえば香川真司、何につけても香川真司といった状況・・・日本代表候補として呼ばれ、しかもいいアピールをして、本人もさらなる努力を誓っているのだから当然といえば当然。おとといの横浜FC戦では、キングの粋なはからいもあって、大きくメディアに取り上げられたしね。

 こういう状況で、セレッソのほかの選手たちは、どうこの“騒動”を見ているか。とりわけ同年代の、ポジションを争うような選手たちは、どう受け止めているのか。非常に興味深いし、注目しています。うらやましい、悔しい、俺だって、いや俺のほうが・・・そんな思いをすべてモチベーションに換えてほしい。なぜ、真司なのかに気づいてほしい。そう思います。

 もし、香川が日本代表に、五輪代表に呼ばれたとしたら、長期にわたってチームを留守にすることが予想されます。そこでチャンスをつかめるか否かの争いはもう始まっていることを、忘れないでほしいです。今すべきことをしっかり見つめてほしいです。

 さて、明日はバスツアーでの愛媛入りです。楽しい道行になりますように。

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2008年4月26日 (土)

勝点1をゲット

 GWの前半はアウェイ2連戦。その初戦は、あの都並監督率いる横浜FCとの対戦でした。試合前、都並監督に「お久しぶりです」のごあいさつ。そして、香川、小松、曜一朗、昇(中山)ら、昨季の“教え子”たちのについて、話がはずみました。伸び盛りの若手たちの成長ぶりを喜び、気になって仕方がない様子。自身がチームを去った後にレギュラーを獲得した小松、代表候補に選ばれた香川については、思いいれもひとしおの様子でした。

 さて、肝心の試合。レヴィー・クルピ監督が会見で言っていたように、「フィジカル80、技術20」の大味な内容になってしまいました。どちらもボールを落ち着かせる時間帯が続かず、ゴールは前半にあげた1点ずつ、勝点を分け合った、という形でした。そのなかで、4-3-3の3ボランチで守ったディフェンス陣はまずまず。相手のミスに助けられた感もありましたが・・・。ケガから戻ったヤナギが右サイドに入ったことで、落ち着いた感じは受けました。

 唯一の得点は、3トップがうまく絡んで生まれたもの。「イメージどおりだった」とは、起点になった白谷の弁。白谷から右の香川へ、香川がえぐってファーの小松がヘディングシュート。これが小松にとっての今季初ゴールでした。レヴィー・クルピ監督が試合後話していたのは、「選手にも常々言っているが、FWの選手はまだ固定されているわけではない。今後、結果、数字を残した選手がレギュラーになる。デカモリシ、ルイ、白谷、カレカ、ヨウイチロウ、誰が一番数字を残せるかだ」ということ。FWのゴールが少ないのが今季の特徴。だれが飛び出すのか、注目したいです。

 ルーキーながら、FWのポジション争いに名乗りを上げたのが、白谷。試合後に話を聞きました。ゴールシーンについては、前述のように満足そうでしたが、全体的には、「全然物足りなかった。もっとできたと思うし、やりたかった。もっとボールに触って、シュートまでいきたかった」と、悔しそうでした。そして、2列目でコンビを組んだ香川については、「すごくやりやすい。同じ年代で、上の代表に呼ばれて、フル代表にも選ばれて、すごいと思うし、そういう選手と一緒のチームでやっているなんて、自分もいい刺激になる」と、目を輝かせていました。どんどん刺激を受けて、伸びてほしいです。

 そして、試合後のミックスゾーンは、41歳と19歳の2ショットに沸きました。横浜FCのカズ選手と、香川、歳の差22歳のふたりが、握手を交わし、健闘を称えあったのでした(というか、カズ選手が主に話をし、真司は緊張のあまりほとんど固まっていましたが)。「カズさんと握手したい、写真も撮りたい、ユニフォームがほしい」(香川)という願いはすべてかなった形でした。試合前に、「ハーフタイムに渡すから」といってもらい、前半終了と同時にピッチで手渡されたカズ選手のユニフォーム。「すべてがカッコいい。一緒に戦えてうれしかった。『代表がんばれよ』といってもらった。向こうから話しかけてくれた。うれしかった」と、香川。まるで少年のように喜んでいました。

 アウェイであること、そして内容を考えたとき、勝点1獲得は大きかったと思います。レヴィー・クルピ監督は、「第1クールが終わるころには、間違いなくセレッソは上位に食い込んでいる」と、きっぱり。第1クールは残り5試合です。

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2008年4月24日 (木)

すくすくと、着々と

 昨日の初夏のような天候と打って変わって、今日は雨降り。そして肌寒い。そんな中、練習はみっちり行われました。朗報は、右サイドバックのヤナギの復帰。今日もビブス組(先発と思われる)でずっとプレーしていましたから、次節の出場にメドが立ったといえます。

 今日行ったゲーム形式の練習では、4-4-2と4-3-3、2つのフォーメーションを試したレヴィー・クルピ監督。どちらがベターなのか? うーん・・・難しいです。注目は、どちらのパターンでもFWに抜擢された白谷。小松にあてたボールに飛び込むプレー、香川のパスに反応する動き、おもしろかったです。「彼の一番素晴らしいところはスピード」と監督が評するように、動きは俊敏で何よりアグレッシブ。怖いもの知らずな積極さは、まだ停滞感のある攻撃の中で、キラリと光るはず。

 次の相手、横浜FCは言わずもがなですが、前監督でもある都並監督が指揮するチーム。手の内を知られているという点では、先日小林監督にしてやられた山形戦を思い出し、イヤな感じなのですが、レヴィー・クルピ監督自身は意に介していないよう。「他のチームと大きな差はないと思う。混戦になっているのはその証拠。間違いなく厳しい戦いになる」(監督)。前節・熊本戦を見てもわかるように、サクッと勝てる相手はなさそうなのが、今季のJ2です。

 都並監督については、曜一朗にも話を聞きました。去年のシーズン前に、「ガキのサッカーだ」と一刀両断に切り捨てられたところから始まって、信頼を得、先発メンバーに抜擢され、活躍を始めたところで監督が解任。「今のセレッソで自分がこれだけやっている、と認めてもらいたい」と意気込みを語る一方で、「前節の試合では、自分自身いいプレーができず、ダメだった」との反省も聞かれました。まだまだゲームに参加している時間が短く、持っているものを発揮し切れていない印象の曜一朗。「恩師」の前で、成長ぶりを見せることができるのでしょうか?

 成長といえば、人は数日間の経験でも伸びるものなのだ、という話。3日間の日本代表候補合宿を終えた香川が今日、チーム練習に戻りました。昨日、練習試合に出場しているので、軽めのメニューかなと思いきや、すべてのトレーニングに参加。練習後、「疲れは感じないか?」との質問に、「昨日、45分間試合をやったこともあって、体が軽いです。ここ最近では一番いい感じで動けたし、今日の練習でも動けたと思う」。ここ数試合、セレッソの試合後でのうつうつとした口調とは違い、歯切れよく、自信がにじむコメントぶりでした。さぞかし充実したキャンプであったのだろう、と想像できました。

 そして、次節・横浜FC戦については、「監督が都並さんということで、やりにくさは多少あります。でも、去年試合に出させてもらって、自分のミスで試合(5/6の鳥栖戦)に負けて、それで監督が解任になってしまったこともある。今度は勝って恩返しがしたいです」(香川)。カズ選手との対戦も楽しみな様子で、「握手もしたいし、写真も撮りたい。え? それはまずいですか? でもユニフォームもほしい。交換というか、僕がほしいんです。卓(山田卓也選手)さんを通してお願いしてみようと思います」。

 次節は、色々な意味で注目の一戦になりそうです。

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2008年4月23日 (水)

ひと安心

  月曜日から、初の日本代表候補合宿に参加している香川が、どうやら(新聞紙面で見る限り)うまくチーム、環境に溶け込めているようで、ひと安心。よかったです。セレッソにいるときとはまた違う、雰囲気の中ですごくいい刺激を受けているのは間違いないはず。真面目で素直な性格だから、きっと多くのことを吸収して帰ってくるでしょう。

 代表候補メンバー進出とほぼ同時に依頼された原稿が、今週発売の『サッカー・ダイジェスト』に掲載されています。「絶対必須50人」の中の1人として紹介されるもので、香川自身の経歴、今季の様子などを中心に書かせてもらいました。セレサポなら百も承知の内容が多いと思いますが、全国の皆様に知っていただくため、そんな内容にしました。よろしければお読みください。

 なんだかんだ言っても、やっぱり「日本代表」は大きいし、重いです。チームに複数代表選手がいれば、どんなにチーム、クラブが活性化することか。今の様子を見ると簡単に想像できます。可能性は十分あるし、これからもそれは拡大していく、はず。

 明日は、その「代表」から香川が戻ったチームを取材したいと思います。

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2008年4月20日 (日)

空気の抜けたボール

 レヴィー・クルピ監督はおもしろい人だ。そうあらためて感じた今日の試合・・・試合そのものではなく、記者会見でのコメントのことです。

 開口一番、「今日のゲームはこのボールに似ていますね。なかなか丸くおさまらない」。やや自嘲気味に言った監督。実は、私も気づいていました。会見場のテーブル(マイクなどがおいてある、あれですね)の上に飾られていたボールに十分空気が入っておらず、しぼんだような、ぺこぺこした感じになっていたことに。

「第1クールが終わるまでは、どのチームもこのボールのように空気が満たされておらず、完成度の高いチームはなかなか出てこないと思います。第2クール以降、そこから本当の実力、空気がいっぱいになったボールのようなチームが出てくる、そういうチームが必ず出てくると思います。これはブラジルの表現の一つで、チームがうまくいっているときにはボールが空気で満たされているようなと、逆にチームがうまくいっていないときは空気の抜けたボールという表現をするんです」。

 空気の抜けたボール。まさに今のセレッソはそんな感じです。ポンポンと弾むようなリズムはまだ感じられない。かといって、今日の熊本のようながむしゃらさ、必死さもそれほど感じない。それでも、何とかボールはころがっています、という感じ。

 カレカを外し、小松&デカモリシの2トップ。香川&柿谷の両サイドハーフ。右サイドバックには中山。“花の2006年組”が揃ったピッチは、特に前半立ち上がり、いい感じでボールをつないでいました。が、最後のシュートが入らない、というか枠に飛ばない。後半は白谷も投入して、攻撃のコマの豊富さを披露しましたが、ゴールが遠かったです。ディフェンスラインは踏ん張ったけれど、前からのプレスなど全体の守備はまだこれから・・・そんな中で奪った勝点3は、大きいというべきでしょう。

 レヴィー・クルピ監督は「両手を挙げて喜ぶ勝利ではない」と言っていましたが、第1クールが終わるころには、「空気が満たされたボール」になるのでしょうか。そのためには何か起爆剤が必要な気がします。

 それにしても会見場に空気の抜けたボールなんて置くなよ! とひとり突っ込んでいたのですが、よく考えたらあれがなければ今日の「名言」は聞けなかったわけで・・・。まあ、これも今のセレッソらしくていいか、と思った次第です。

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2008年4月18日 (金)

代表候補合宿への思い

 予想通り、今日の南津守は多くの(と言ってもひと桁ですが)プレスでにぎわいました。「久々の日本代表誕生か?」というわけです。オフィシャルホームページのトップもえらい騒ぎになっています(あれには少し引きましたが・・・)。

 さて、練習後、当の香川に囲みで話を聞きました。私たちが驚いた以上に、本人もびっくりだったようです。「まったく、まったく予想していませんでした。ホントですよ、信じられなかったです、五輪じゃないんですか、って思いました」。

 レヴィー・クルピ監督が、香川に「ペレも10代のときにワールドカップ決勝で試合を決めるスーパーゴールを決めている。サッカーに年齢は関係ない、実力の世界だ。ペレと同じように試合を決める活躍をしてきてほしい」とアドバイスした、という話を事前に聞いていた報道陣から、「代表ではペレになります、ということで・・・」と振られた香川。ニヤッと笑って、「いいえ、そんなつもりはないです。そうやって、『ペレになる』とか書こうと思ってるでしょ?」と軽くかわし、私たちの爆笑を誘っていました。

 そして、「チームあっての代表ですし、皆さんに感謝したいです。その気持ちを、セレッソの試合で表したいと思っています。代表候補に入ったのに、こんなプレーしかできないのか、と言われないように、しっかりいいプレーをしたいです」と、まずは熊本戦に向けた熱い思いを語りました。そして、代表合宿については、「失敗してもそれは自分の実力。ミスを恐れずに、自分のプレーを出して、いい経験ができるようにしてきたい。メンバーはみんなJ1のトップクラスの選手で、僕はJ2の選手。何が通用して、何が通用しないのか、確かめたい。記者の数も、サポーターの数も多い中で、プレッシャーに負けないよう、メンタル的にもいいプレーができるようにしたい。そんな環境の中でも自分を出せるように頑張ってきます」。

 周囲の声はますます大きくなると思いますが、それも当然のこと。なんといっても代表ですから。その中で、のびのびやってきてほしいです。頑張れ!

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レヴィー・クルピ監督の「アクション」とは?

 しとしとと雨の降る中でのトレーニングはみっちり2時間続きました。熊本戦に向けて、ひたすらゲーム形式の練習。やや狭いコートの中には、先発が予想されるメンバーが散りました。

 負傷の状態が非常に心配された相澤ですが、今日からフルメニュー参加。GK練習だけではなく、ゲーム形式の練習にも完全に合流していましたから、大事には至らなかったようです。ただ、練習後にレヴィー・クルピ監督は、「次の試合は山本でいくつもり」と、明言しました。やはり無理をさせないということなのでしょうか。

 監督のいう「アクション」は複数のポジションで見られました。まず、CBは羽田に代えて江添を起用。右サイドハーフには柿谷が入っていました。そして、ついにFWの入れ替えに踏み切りました。今日、2トップを務めたのは、小松とデカモリシのコンビでした。ついに、というかやっとというべきか・・・ここまで結果を出せていなかったカレカを外して、ツインタワーにというわけです。それにしてもどんどん若返っていくセレッソのスタメン。どこまでいくのでしょうか。

 

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2008年4月17日 (木)

祝!

  いつ以来なのだろう、やっぱり嘉人以来かな? にわかに記憶も掘り起こせないほど、久々の日本代表候補誕生。番記者のみなさんからの情報で、「もしかしたら・・・」という思いと、「でも今回は、多分五輪のほうだろうな」(それはそれでもちろん素晴らしいのだけれど)という思いが交錯していました。でも、呼ばれました、香川真司が。

 格別ですね、日本代表は。こんなにもうれしいものなのか、こんなにも晴れがましいものなのか、と思いをかみしめています。「シンジに抜けられると困る」とか、「チームは大丈夫なのか」という意見はもちろんあるでしょうし、私もどこかに持っています。だも、それを軽く乗り越えてしまうほど、うれしい。

 20日の熊本戦で活躍して勝って、気持ちよく代表合宿に行っておいで、そして思い存分アピールしてきてほしいです。明日の南津守は、プレスも多いだろうな。でもそれもうれしいこと。注目されてナンボ、取り上げてもらってナンボです。今シーズンの南津守のプレスの少なさといったら、それはもう寂しいものでしたから・・・。

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2008年4月16日 (水)

ピンチを乗り越える

 今日は午前中の練習を見て、そのあとインタビューをしてきました。練習中のピッチを見ると、ますます人が減ったような・・・よく見ると、広島戦で右足を痛めたという相澤の姿がなく(次節の出場については明日以降の状態による、とのこと)、GKは山本、丹野の2人しかいませんでした(骨折していた鈴木については今日公式発表されました)。数日間姿を見なかった千葉の受傷も同時に発表され(あんな重傷だったなんて)、ホントに気が滅入りそうになります。

 が、練習後のインタビューで選手の話を聞いて、めげている場合じゃないな、と思いなおしました。「J1への道のりには困難なことがいっぱいあると思う。どんな困難があっても走り続けたい」。今年のサポーターズコンベンションで力強く語ったあの人から、再び熱い言葉を聞くことができたからです。いつもひょうひょうとした雰囲気で、よくいえばおおらか、悪くいえばノーテンキ(ゴメン)な人とだと思っていましたが、少し変わりました。自身のミスから失点し、負けてしまった試合についても潔くわびつつ冷静に振り返り、課題と今後どうあるべきかを語っていました。

 ネガティブになろうと思えば、それこそ山ほどネタがあるのが今のセレッソ。でも落ち込んでどうする。ここを乗り越えない限り、目標達成はありえない。本当にそう思います。

 

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2008年4月14日 (月)

「アクションを起こす」

 更新が遅れました。昨夜遅く、広島から傷心の帰宅。今朝は南津守グラウンドに取材に行ってきました。試合後のレヴィー・クルピ監督の「ひと言」が気になったから、です。

 その前に昨日の試合。「おもしろくなった」と評判のアウェイ応援バスツアーに、往路だけ参加して広島ビックアーチに向かいました。バスは3台とも、3列シート! 人数次第では4列シートの可能性もあったと聞き、幸運をかみしめました。すごーく楽です。隣の人に気を遣うことなく居眠りもできるし、足も結構伸ばせます。快適そのもので、キックオフ3時間弱前の13時過ぎに到着。ゴキゲンでスタジアムに向かいました。

 試合前、広島担当の記者さんに話を聞くと、あちらも決して調子がいいわけではないとのこと。「どちらも能力の高い選手が揃っているので、きっとおもしろい試合になりますね」と言い合って、キックオフを迎えました。このところずっとそうなのですが、試合への入り方は悪くなったと思います。6分の、カレカのシュートに相手GKが出て、曜一朗がすかさず詰めようとしたプレーなどは、「新生2トップ、いいかも」と思わせました。

 が、またしてもミスから失点を喫すると、優位は消えてしまいました。それでも39分には香川の左クロスを酒本がヘディングシュート、相手のクリアミスを誘いオウンゴールに。ラッキーな形でしたが、同点で前半を終えることが出来ました。

 問題は後半です。レヴィー・クルピ監督は、「後半早々の2失点目は、集中力が欠けていたとしかいえない。さらに3点目を取られて、選手にメンタルの部分で動揺が出てしまった」と話しましたが、「なぜ?」と言いたくなる急変ぶりでした。自信がないのか、何をしたらいいのかわからないのか、多分その両方だったのでしょう。それは、酒本に代えて白谷、曜一朗に代えてデカモリシを入れても大きくは変わりませんでした。

「精度とか、すべてにおいて広島が1枚も2枚も上だった。自分の実力もチームとしても足りなかった。攻撃も守備もバラバラだった」。これ以下はないだろうという表現でコメントした香川の表情は引きつって見えました。コンディションが悪くないことは、先のU-23代表戦で証明しているだけに、もどかしいはず。今季初スタメンだった曜一朗も、思うにまかせない攻撃について、悔しい思いを口にしていました。

 攻撃のタレントという点では、相手も高いレベルのものを持っていました。それを十二分に発揮出来たか、そうでなかったかの差が昨日の1-4という結果の差ではないでしょうか。やるべきことを整理し、それを繰り返しトレーニングすることで、セレッソが「昨日の広島」になる可能性は十分にあると思います。

 試合が終わり、ミックスゾーンでの選手取材もほぼ終わったころ、レヴィー・クルピ監督が控え室から出てきました。そうとう悔しかったのでしょう、目は泣き腫らしたように赤く、潤んで見えました。「アクションを起こしますよ」という言葉を残して監督はバスに乗り込んだのですが、それが何なのかが、だんだん気になってきました。で、行く予定ではなかった今日のグラウンド取材になったわけです。

 練習試合は人数が足りず、練習生をまじえてのものでした。比較的プレッシャーが緩やかで、スペースも与えられたせいか、たくさんのゴールが生まれました。終了後、監督に聞いてみました。「昨日、『アクションを起こす』と言っておられましたが、そのヒントとなるものは、今日の練習試合のなかで見ることができましたか?」と。

「ここで具体的なことは言えないが、今日見た選手で何人かについては、アクションを起こさなければいけないと思っている。何人かの選手を入れ替えるのは間違いない。次のゲームまでに立て直さないといけない。選手もそうだが、システムについても変更を考える。今までにもやった4-3-3についても考えてみたい」

 もう後がない、なんてこれっぽっちも思わないけれど、何らかの方向修正が必要なときであるのは確か。レヴィー・クルピ監督の「アクション」に注目です。

 

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2008年4月11日 (金)

メンバーが・・・

「なんか、少ない・・・」。今日、南津守のピッチに散った選手たちを見たときの感想です。フィールド18人、GK3人の計21人で行われたトレーニング。試合2日前はいつもならゲーム形式での練習ですが、今日は違いました(というか、やれない)。それにしても負傷離脱者続出。気になるのが、13日、広島戦のメンバーです。

 柳沢(左太もも裏負傷、全治2週間)に代わって右サイドバックに入りそうなのは中山。甲府戦でも途中からこのポジションを務めていましたが、ヤナギの定位置だっただけに、周囲とのコンビネーションがどこまで練れているか。思いきって、ノボル流の新しいサイドバック像を築いてほしい気もします。

 わからないのが、フルのポジションに入る選手。前節は、曜一朗が入りましたが、今日の練習ではデカモリシも元気なところを見せていました。カレカとのコンビですから、「フル的」な動きを求めるなら曜一朗が順当なのでしょうか。本人も、先発をかなり意識したコメントをしていました。「FWとして出るのだから、ゴールするしか認められない、アシストもそうだけど・・・自分のやるべきことをやりたい」と語っていました。

 いまや時の人となり、とうとう全国に名前を知られることになった香川。広島戦では、「U-23対決」が話題になっています。「広島は全体の質が高く、J2でナンバーワンクラス。そう簡単には勝てない。でも、セレッソなら十分戦えると思うし、ここで負けていたら上にいけない。ガチガチ守られるよりも攻めあうほうが自分たちもやりやすい。先制することが大事だと思う」。しゃべりも堂々としたもの。そして、「同じU-23のライバルである、柏木選手ついては?」と聞かれて、「U-20でも一緒にやった選手で対戦できるのは楽しみ。U-23でのスタメンは陽介くんにゆずってあげます、僕は下から選ばれているので(笑)。オリンピック代表でより、チームで勝てるようにしたいと思っています」と答えていました。

 さて、レヴィー・クルピ監督にもメンバーについての質問が飛んだわけですが、例によって「メンバーは明日最終的に決める」とのこと。FWについては、「けが人が出たことについてはまったく心配していない。いい選手が揃っているので、私も皆さんと同じように楽しみにしている。ひとりの選手が(けがをして)不幸になったら、ほかの選手にチャンスがくるということだ」とポジティブな考えを披露。さて、13日に広島ビッグアーチのピッチに立つのは誰でしょう?

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2008年4月 7日 (月)

甲府戦から今後を展望

 1日遅れの甲府戦レポートです。昨日は、アウェイながら『J'sGoal』のお仕事をさせてもらったのですが、あまりにもいろいろありすぎ、事実確認やら何やらでバタバタでした。はるばる甲府まで来られた方も、ぐったりだったのではないでしょうか?

 試合を簡単に振り返ると、前半10分ぐらいまではセレッソがいい感じでボールをつないでいたと思います。積極的にシュートも放ち、先制するのはセレッソかな、との予感もあったのですが・・・11分、バックラインでの何でもないようなボールの処理から相手にカットされ、そのままゴールを許しました。奪われたのがセレッソのキャプテン、得点をあげたのがケガから戻ったばかりの相手のエース、ということで、試合の流れが少し、変わった気がします。

 少し、と書いたのは、そのあともセレッソがチャンスを作ったから。前半のうちに追いつくのは難しくなさそうだな、という思惑は、信じられないダブルアクシデントによって打ち砕かれました。22分、縦パスに抜け出そうとしたフルが、突然脱力したようにうずくまり、そのまま退場。その2分後には、「フルが退場したのを見て、イヤだなと思っていた」という柳沢も、負傷しピッチをあとにしてしまいました。試合後の2人のコメントは、「検査しないとなんともいえないけれど、うーん・・・左の太ももの裏、ですね」(柳沢)、「右の太ももの裏にきました。早く治したいです」(古橋)というもの。軽傷であることを祈るばかりですが、肉離れを起こしているとしたら・・・厳しくなりそうです。

 2選手が退いて急きょ柿谷、中山が入ったわけですが、リードした相手がやや引いたことで、ポゼッションはできていました。が、それがあとの2失点の伏線になっていたような気がします。ボールは持たせてもらっていても、決定機は作れず、逆にカウンターを受けると脆さを露呈してしまったのです。36分、39分に相次いで失点し、3-0になると、試合は「決まった」かに見えました。

 そうならなかったのが、昨日の試合の不思議なところで、後半にはさらにいろいろなことが起こったのでした。カレカがPKもらう、そのファウルを犯したとの理由で甲府DFが退場し10人対11人に、ジェルマーノのPKはポストに当たるが相手GKが早く前に出たためやり直し、2度目はジェルマーノがきっちり決めて3-1に、その5分後に相手DFが警告2回で退場し9人対11人に、セレッソはCB2人を残して総攻撃しデカモリシも投入して攻める、甲府は4-3-1の布陣で必死に守る、ロスタイムにやっとカレカが決めて1点差に、そしてタイムアップ。

 ポイントは2つのように思えました。ひとつは、前半、1点リードされたときの攻守のバランス。カウンターに対するリスクマネジメントなしに攻めてしまったのが、悔やまれます。もうひとつは、9人対11人になったときの、相手の守りの巧みさ。4バックのブロックは岩のように堅く、されど下がり過ぎない。中盤の3選手の献身と前線にただ1人残ったFWの奮闘。とんでもないピンチにも組織としてのプレーをまっとうした甲府はやはり強かったです。そういう相手にどう攻めるのか、どうすれば嫌がられるのか、セレッソの足りないものが見えた気がしました。

 現実にはけが人が出て、戦力ダウンは必至です。楽に勝てる相手は1チームもないことはすでにはっきりしています。こうなった以上、とことんやるしかないなと、腹をくくりました(私が何かをやるわけではないですが)。幸か不幸か、現段階では判別がつきかねますが、今年のJ2はかなりダンゴ状態になりそう。勝つか負けるかやってみなければわからない、どう転ぶかは今後の手の打ちよう次第。まだまだこれからです。

 

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2008年4月 5日 (土)

昨日、南津守で

 明日の甲府戦を前にしたチームを取材するために、昨日南津守に行ってきました。試合前々日ということで、ゲーム形式のトレーニング。ハーフコートで始まり、続いてフルコートに広げて・・・というパターンはいつもどおり。

 レヴィー・クルピ監督は「確実さを重視する人」というのが、10年前から変わらない印象。得点するための確率の高いプレー、つまりリスタートの練習はそれこそこってりみっちりやります。ハーフコートのゲームでは、プレーを止めて、CK、FK、スローインを繰り返し。フルコートでも同じく。そののち、つまり全体練習が終わってからは、キッカーとGKを残しての直接FK。さらにPK、というフルコースです。

 昨年の就任直後もそうだったように、コンビネーションがまだ完全にしっくりいっていない段階で、流れの中からのゴールを期待するのは、それこそ「確率の低い」こと。チャンスは少ないだろうことを踏まえた上でのリスタート繰り返し練習というわけなのでしょう。

 と、書きつつも、昨日の練習を見る限り、攻撃の組み立てという点ではずいぶんよくなったきた気がしました。まだその能力を発揮しているとはいいがたいカレカも、いい形でゴール前に飛び出してくるようになりました。1本決まれば・・・というにおいがしてきました(においだけでなく、そろそろ実際に決めてもらわないと困るのも確かですが)。香川が厳しいマークを受けることが予想されるだけに、期待したいのが酒本。ドリブルで鳴らす彼ですが、今年はキックもいい。岐阜戦は相手の虚をつくゴールを決めましたが、ドカンと蹴りこむシュートも見て見たい気がします。

 レヴィー・クルピ監督に甲府の印象について聞きました。「他のチームと戦力的には違いがないと思うが、コンパクトなサッカーをしてくる。厳しい試合になるだろう」とのこと。「相手は引き分けが多く、今季未勝利。ホームでの初勝利を狙ってくるが?」と聞くと、「ずっと引き分けが多いのなら、そろそろ負けるんじゃないですか」と、きついジョーク。そのあと、「相手の状況はあるだろうが、うちはいつもどおり気持ちを込めて戦うだけ」と、締めてくれました。まだ調整途上のチームですが、ここで足踏みは禁物。きっちり勝点を持って帰りたいものです。

 昨日は、プレスルームでモリシに会いました。しばらく雑談というか世間話をしたのですが、顔色がよく、ずいぶん元気になったのではと感じました。本人にそれを言うと、「去年より全然マシですよ」と、明るい表情。たわいのない話の中にも前向きさが感じられて、安心しました。頑張っている人に「頑張って」とはなかなか言えず、笑い話しかできなかったけど、またピッチで見たいです、本当に。

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