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2008年3月22日 (土)

鳥栖の思い出

 鳥栖から帰ってきたかと思うと、もう明日は次の試合。ホームでの仙台戦です。仙台戦の話の前に、鳥栖で感じたことを少しだけ。鳥栖スタジアム改めベストアメニティスタジアムはサッカー専用のすばらしいスタジアムです。キャパシティも程よくて、とにかく観やすい。初めて訪れたのはナビスコカップで鳥栖と対戦した'97年だったと思います。

 鳥栖駅にほぼ隣接するような立地条件はいいのですが、周りに何もなく、荒涼とした雰囲気。スタジアム内部もお世辞にもにぎわっているとは言えませんでした。ピッチサイドでたたずんでいた私に、地元の関係者と思しき男性が「スタジアムはいいんだけど、チームがねー」というようなことを話しかけてきました。そして「大きな声じゃいえないけど、セレッソさんみたいなチームが来てくれたらいいんだけどなあ」。私が大阪から取材に来たということを知ってのお世辞半分だったと思います。が、当時セレッソはJリーグ、鳥栖は確かまだプロ化されたばかりでJリーグへの加盟を果たしていないチーム。心のどこかに優越感はあったと思います。

 あれから10年が経ち、セレッソとサガン鳥栖は同じリーグで戦っています。そして、おとといのスタジアム。鳥栖のカラーであるブルーとピンク、セレッソのそれよりもやや浅い色のチームカラーでスタジアムは彩られていました。スタジアム外もにぎやかです。観客数は7,839人。鳥栖は1節の開幕戦(vs山形)でも7,000人超を動員しています。1昨年には、「史上最高入場者達成」を成し遂げてもいます。10年前とは明らかに違う熱気がスタジアムに満ちていました。ピッチを、選手たちをまぶしげに見つめる観客たちの様子に、胸を打たれる思いがしました。

 バックヤード、私たち記者が通るスタジアム内の通路などでも、あたたかいものを感じることが出来ました。「あの人、知り合いだったっけ?」と思うほどにすれ違うスタッフの皆さんがフレンドリーにあいさつをしてくださったからです。ホスピタリティとはこういうことをいうのだな、と感じ入った次第です。

 試合が終わって、なつかしい顔に会いました。かつてセレッソでプレーしていた、川前力也さんでした。今は、鳥栖のU-15監督をしているんです、と話していました。「鳥栖、変わったね、どんどんよくなっていきそうだね」と言うと、「そうでしょう、楽しみですよ」と返ってきました。10年前に感じた、優越感など吹っ飛ぶ思いがしました。むしろそんなことを感じていた自分が恥ずかしくなるほどでした。私に話しかけてきたあのおじさんは、今なら決してあんなことを言わないでしょう。こんないいチームが地元にあるのだから。

 関わる人の信念と情熱と努力次第で、クラブは如何様にも変わるのです。3月15日のホーム開幕戦、山形にしてやられたチームを見て、「背筋が寒くなるような思いがした」とこのプログに書きました。でも本当の意味で「背筋が寒くなった」のは、本日の入場者数の発表を聞いたときでした。明日は、ホームでの2戦目。負けが先行してしまった、チームにとって正念場といえます。同じように、今季はクラブにとっても正念場になると思います。

 さて。気になる仙台戦について。今日はハーフコートでの試合形式の練習がメイン。それを見る限り、負傷者もなく、メンバーに変動はなさそうです。レヴィー・クルピ監督が特に念入りだったのが、リスタートのプレー。特にCKのポジショニングでは、細かいところまで身振り手振りを加えて指導していました。仙台から1点をもぎ取るのは簡単なことではありません。少ないチャンス、セットプレーを確実にモノにしようということなのでしょう。どんなゲームになるのか・・・明日、スタジアムで!

 

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コメント

こんにちは、ヨコモコさん。

15日のホーム開幕戦のショックから、まったく立ち直れずにいます。いろんな意味でぼくにとって残念な試合でした。

ヨコモコさん
「3月15日のホーム開幕戦、山形にしてやられたチームを見て、「背筋が寒くなるような思いがした」とこのプログに書きました。でも本当の意味で「背筋が寒くなった」のは、本日の入場者数の発表を聞いたときでした」

同感です。ホーム開幕戦、競技場併用とはいえ、5万人収容のワールドカップの試合もした国際級スタンドに、1万越えはおろか、7千人も入ってないとは・・・

その観客の少なさが、あの情けないプレーに反映したのでは?と勘ぐりってしまってます。

23日は仙台に勝ったようですが、地元大阪のサッカークラブとして応援して来たセレッソを、自分の中でどう位置づけていいかわからなくなりつつあるので、少し距離を置いてます。

また楽しくし合いを見に行ける日がくるといいのですが。

投稿: のじょー | 2008年3月25日 (火) 10時46分

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