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2008年1月23日 (水)

始まっている

 午前中、南津守へ行って来ました。小雨が降る中、グラウンドの周囲を走る人影が数人。こんな天気でも自主トレに訪れている選手がいました。マネージャーによると、すでにほとんどの選手がグラウンドに顔を出したそうで、毎日汗を流している選手もいるとか。

 クルピ監督は、「それほど追い込んでこなくていい。練習が始まってからで十分間に合う」と言っていましたが、それを言葉どおりに受け取っている選手は少ないよう。練習が始まってから開幕までの時間の短さを考え、それぞれに体を作り始めているようです。

 今日は、「自主トレ皆勤賞」(本人談)の1人、ヤナギ(柳沢将之選手)にインタビューしてきました。子どものころの話を中心に聞いたのですが、努力を積み重ねたことで今の姿があるのだ、とわかりました。予想通りといえばそうなのですが。

「まさか読売(ヴェルディ)のセレクションに受かるとは思わなかった」「まさかプロになれるとは思っていなかった」という彼が、今も現役のJリーガーでいる理由は、ひとつではないでしょう。苦しかった思い出を笑顔でさらりと話すヤナギでしたが、その内容は“サッカーキッズ”たちにぜひ聞いてほしいと思えるものでした。

 ヤナギのほかには、カムバック組の2人のGK、昨季ポジションをつかんだセンターフォワード、今年プロ2年目を迎えるセンターバック、そして移籍が噂され(本当に噂だったのね・・・)皆をさんざんヤキモキさせたあの人の姿も見ることができた今日の南津守でした。

 残るひとつの外国籍選手枠は、最終的な陣容は?  クラブ本体に目をやれば、トップが交代しての舵取りはどうなる・・・・? と、茫洋としたものに思いをめぐらせるこの頃ですが、練習グラウンドではすでに新しいシーズンが始まっています。

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2008年1月22日 (火)

ハナサカクラブの幸福

 一昨日に行われたセレッソの「ハナサカクラブ活動報告会」。昨年の5月に発足した、育成つまりユース組織を支援するサポート組織=ハナサカクラブの初年度の実績などについて、会員の皆さんに報告する集まりでした。

 私もわずかながら協賛金を出しているのですが、今回は会員としてというより、事務局員の1人としてその場所にいました。「ハナサカクラブ」という名前を聞いたのは、2年ぐらい前だった気がします。難産の末、この世に出、多くの皆さんの賛同を得て、それなりの成果を出せたことを本当にうれしく思いました。

 報告会では、会員方から多くの助言、提言をいただきました。どれも前向きなもので、サポートされる選手、クラブにとってはどれだけあたたかく、ありがたいものだったか。よりよいハナサカクラブにしていけるよう、頑張らなければと気持ちを新しくしました。

「育成型クラブ」への転換を決めた以上、これからもハナサカクラブは支援されるものと支援してくれる人をつなげる、なくてはならない存在であり続けるでしょう。それにしても・・・明確な思想と強い意志を持って、粘り強く物事に取り組めば、思いは必ず叶うものであり、多くの人に受け入れられ、支持を得ることがきっとできるのだ、ということをこの「ハナサカクラブ」はあらためて教えてくれました。セレッソにしかない、オンリーワンのものがひとつ増えた気がします。

 

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2008年1月19日 (土)

静かな始動

 ほかのクラブが始動会見やら何やらとにぎやかなのに比べて、わがセレッソは静かです。チームの全体練習開始が遅い(2月4日)せいかもしれませんが、こののんびりムードは少々心配なぐらい。各チームの開幕カードはすでに発表されていますが、セレッソについてはどうも「まだまだ先」という雰囲気。まああせってもしょうがないけど。

 今日、女子サッカークリニックを見に南津守に行ったのですが、選手たちは今週頭から自主トレーニングを開始している様子。今日も何人かの選手がクラブハウスに訪れていたようです。女子クリニックのゲストに登場したデカモリシもその1人ですが、体はずいぶん引き締まっている様子で、いつスタートしてもOKという感じでした。ほぼ全員、自主トレーニングをスタートさせているようで、来週も午前中はグラウンドがオープンされるそうです。

 気になる選手の編成ですが、噂される「外国籍FW」以外、選手の出入りはそろそろ終了かな? (これは私の勝手な予想) さあ、今年はどんなチームになるのでしょうか?

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スペインの話

 年が明けたと思ったら、もう今日は19日。早い早い・・・矢のように日々が過ぎ去っていきますね。さて、U-18のスペイン遠征。公式ブログ(ハナサカクラブ会員の方向け)のレポートを終えるとなぜか燃え尽きたようになり、ご報告が遅れました。話はそれますが、すばらしく充実し、予想以上に成果を上げたのでは、と感じたあのスペイン遠征を、もっと広く多くの人に知ってもらいたいのに、公式には今ハナサカクラブ用のブログしか発信する場がないのは何とももどかしい。今年は、こういう小さな「?」をひとつずつなくしていく1年にしよう、と思う次第です。

 さて、スペイン。1月5日から12日までの8日間ですが、移動に3日間を要するため、実質は現地5日間。初日6日は軽めのトレーニング(約1時間)と2試合の試合観戦(レアルCの公式戦とスペインリーグのレアルvsサラゴサ)。長時間の移動で堅くなった体をほぐし、スペインの空気に慣れる日、という感じでした。

 チームが滞在したのは、「シウダー・デ・フットボール」という、スペインサッカー協会が運営する、日本で言えばJヴィレッジのような施設。もちろんスペイン代表も利用する、設備が整ったホテルです。初日と2日目に私が泊まった部屋は普通の部屋でしたが、ある事情で3日目に部屋を移動。で、通された部屋が「ラウル・ルーム」でした。レセプションのお姉さんが、「これはラウル・ルーム!!」と自慢するのも無理はない、かつてラウルが泊まった部屋らしく、写真やらユニフォームやらが飾ってあり、心なしか前の部屋よりきれいな気が・・・と思っていたら、またまたある事情で部屋をチェンジすることに。結局、普通の部屋に落ち着いたわけですが、ラウル・ルームに滞在したわずか5分ほどの間に、しっかり写真を撮ることは忘れませんでした(笑)。

 さて、6日のメインは、やはりサンチアゴ・ベルナベウ・スタジアムでの試合観戦。スタジアムに入り、迷いながらも選手たちとともにスタンドにたどり着くと、その光景のスリリングなこと。まだ試合開始まで時間があるのに、周囲の熱気はすさまじい。それに輪をかけたようににぎやかだったのは、わがU-18の選手たち。そこまで興奮せんでもええやろ、というぐらいにはしゃいで、写メを撮りまくってました。試合は、サラゴサが押し気味に試合を進めていたのですが、点を取ったのはレアル。GKカシージャスの存在感とともに、このチームの勝負強さが印象に残りました。

 翌7日の午前中はトレーニング。アトレチコとレアルであわせて15年間もの間、育成コーチを務めてきたというネヴォ氏が指導してくれました。パスや切り替えしなど基本的なトレーニングでしたが、氏はセレッソの選手たちの能力の高さに驚いていたとのこと。そして、彼らのプレーは、この日の夜から始まった練習試合において、さらに現地の人たちを驚かせることになったのでした・・・。

 スペインでのコーチ経験が豊富な中谷コーチ(U-18)によると、スペインの指導者たちは決してお世辞など言わないし、むしろ辛らつな意見を言うものらしいです。その彼らが、「セレッソはよくやった」「セレッソは今までスペインに来たほかの日本のチームとは違う」と評してくれたことは、素直に受け止めていいでしょう。7日から最終日(10日)まで、4日間にわたって行った6試合。そのすべてで、選手たちは持てるものを発揮しました。2勝2分2敗という数字上の成績ももちろん上出来でしたが、「マドリードの特長の異なるチームに対して、アウェイの、しかもタイトなスケジュールの中で、これだけの試合をしたのはすごいこと」(副島監督)だったと思います。

 以前、中谷コーチから「チームのカラーは育成が作るもの」という言葉を聞きました。それをこの目で見て、体感できた今回の遠征でした。「セレッソはよく走る、あたりの強いチームだ」という評価を受けました。このチームカラーは、セレッソ独自のものとして、今後大切にしてくべきものではないでしょうか。リードされても足が止まることなく、最後の最後に追いつくという執念を見せたレアル・マドリードU-16との試合(1/9)、まったく互角の戦いのなか、セットプレーからの1点を守りきったヘタフェU-16戦(1/10)などは、練習試合とはいえ、特に感動を覚えるものでした。

 見ていた私でさえこれほど感じるものが多かったのですから、実際にピッチを踏み、相手と体をぶつけ合った選手たちが得たものは計り知れないほど多かったでしょう。スーツケースに入りきらないほどお土産を持ち帰った彼らは、目に見えない収穫もまたたくさん持ち帰ったはずです。

 そして、この遠征が今までのそれとは大きく違うのが、「ハナサカクラブ」という育成サポート組織のバックアップを受けて実現したという点です。選手、スタッフは「ハナサカクラブ」の存在、つまりクラブ以外に自分たちを支えてくれる人たちの存在を強く感じながらスペインでの日々を過ごしました。そしてそのつながりはこれからも続いていきます。

 クラブが大きくなるのも、トップチームが強くなるのも時間がかかります。育成組織が充実するのも同様で、一朝一夕には進みません。でも、昨年「ハナサカクラブ」が発足したことは、大きな一歩だと思っています。みんなで育てる、みんなで咲かせる、オンリーワンでナンバーワンのチームになるために・・・「ハナサカクラブ」というサポートの仕方がセレッソにはあるということ、それが今回確実に成果を上げつつあることを知っていただけたらうれしいです。

 さて。関空を出発するとき、副島監督から選手たちに「みんな、スペインで何かを得て帰ってこよう」という呼びかけがありました。私は何かを得られたのだろうか、と今振り返っています。U-18の選手たちのプレーを存分に見られたこと、スペインのサッカーの空気にひたれたこと、レアル・マドリードという超ビッグクラブを肌で感じられたこと、そして、セレッソが進むべき道についていろいろ考えられたこと・・・ほかにもたくさんあるように思います。これからにつなげられるように、頑張ろう、そう思えた私のスペイン遠征でした。

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2008年1月13日 (日)

スペインから帰って来たら・・・

 昨日、12日の朝にU-18のスペイン遠征から戻りました。昨日、今日とそのレポート(「ハナサカブログ」掲載中)にかかりっきりで、自分のブログは手付かずに・・・たくさんの人に来てもらっていたのにごめんなさい。

 それはそれは充実し、すばらしい成果をあげた(と、思う)スペイン遠征についてのレポートは、本家(オフィシャルブログ)のほうが終わってから、こぼれ話を中心に書くことにします。年始にふさわしい、希望にあふれたエピソード満載の遠征でした。

 向こうで聞いた驚きのニュース、「吉田宗弘、移籍」。まったく予想していなかったわけではないけれど、1月に入ってからのこの時期とは・・・。昨季の最終戦のあとのコメントを引っ張り出すと、去就を問われて「自分の性格からすると、このチームで何かを勝ち取りたいというのがある。2005年に優勝を逃して、2006年に降格、そして今季は昇格できなかったので・・・このチームで何か喜びを味わいたいとか、落とした責任もあるし、失ったものを取り返したいという思いがある。ただそこは契約ごとですからね」と、私の取材ノートには書き付けてある。

 本人と話していないので、推測になってしまうけれど、やはり最後は「契約ごと」になってしまった、ということなのでしょうか。クラブとの交渉の末、そしていろいろな状況の変化もあり、彼自身が「必要とされているクラブ」への移籍を決めたということなのでしょうか。

 それにしても、3年間ゴールマウスに立ち続け、2005年にはベストイレブンに輝いた選手がチームを去るのはすぐには信じがたいというか、受け入れがたい思いです。特に、彼は私たち取材するものにとって、貴重なスポークスマンでもあったから。試合後の囲み取材では、最後まできっちりと質問に答えてくれ、いつも的確にゲームを分析し話してくれていただけに、もうあの「トーク」を聞くことができないと思うと寂しいです。

 個別のインタビューでも、かつて2時間半という私のセレッソにおけるインタビューの最長時間を記録した人でもありました。とにかく、話が長い(笑)。「5分でいいからちょっと話聞かせてくれるかな?」と言うと、「いいですよ。でも僕、5分ではすみませんよ、話長いから」と言うのがいつものやりとりで、たいてい20分ぐらいは続いたものでした。

 印象に残っているインタビューは、やはり2005年の12月に行った、優勝を逃した直後のもの。「あの、試合の時のことなんだけど・・・」と切り出すと、「今でも思い出すと涙が止まらなくて・・・」と話しだしてはぼろぼろ泣いていたっけ。私も、もらい泣きをしそうになって思わず横を向いてしまったなあ、などと記憶がよみがえってきました。ああいう、心を揺さぶられる経験を共にした選手がいなくなるのは、やはり切ないです。

 昨日、南津守で彼の壮行会が行われたと聞きました。福岡でも、がっちりチャンスをつかんでください。そして、あのトークを向こうの記者さんたちにも披露して、愛されてください。3年間、ありがとうね。

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2008年1月 1日 (火)

いい年でありますように

 新しい年を迎えました。2007年は、いろいろな意味で節目の年になりました。個人的には思いがけない出来事があり、考えさせられることが多かったです。仕事面でも大きな変化がありました。

 そして、セレッソは後半健闘したもののJ2残留。今季もJ2での戦いです。今年こそ、昇格! これは当然のこと。そしてクラブとしてもさらに前進していってほしいと心から願っています。そのために自分にできることは何なのか、引き続き考えていくつもりです。

 さて、今年の仕事始めは、5日からのU-18スペイン遠征の取材になります。久々のスペイン、マドリードへの旅です。クラブオフィシャルのブログでもレポートを掲載する予定ですが、ここでもお伝えできればと考えています(レポートは帰国後の予定です)。

 今年も私らしいやり方で仕事に向き合い、取り組んでいきたいと思います。このブログも、マイペースで続けていきます。どうぞよろしくお付き合いください。

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