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2007年11月28日 (水)

最終節を前にして

  前節・水戸戦後の車中であたふたとプログを更新してから、書きたい、言いたいことは頭の中を駆け巡っているのに、目の前の仕事に追われておりました。コメントをまとめたり、いろいろな原稿を書きながら、ふとした瞬間に「あ、来季もJ2なんだ」とあらためて思い出してはため息をついたり、水戸戦後のクルピ監督の力強いコメントを思い出して、少し元気になったりという日々でした。

 週末は最終節のヴェルディ戦。「ここで何かが決まる大一番になる」と、読んでいたのですが、半分当たりというところでしょうか。セレッソではなく、相手にとって「優勝を懸けた一戦」になってしまいました。26日にクルピ監督にインタビューをしたとき、「ヴェルディにはどんなモチベーションで臨みますか?」と聞きました。昇格の可能性が消えたセレッソにとって、ホーム最終戦はどう位置づけられるのか、選手たちにどうモチベーションを持たせるのか、知りたかったからです。

「タイトルも昇格、降格も絡んでいなかった草津や水戸がどんな気持ちでうちに対して臨んできたのか、それを思い出してほしいと思う。それを選手に伝えれば彼らも理解してくれると思う」というのが監督の答えでした。前半から果敢に攻めてきた草津もそうでしたが、90分間自分たちのサッカーを貫き、勝利を手にした水戸はあっぱれでした。試合前、水戸の担当ライターさんから話を聞いて、「彼らにはセレッソ戦にむけたはっきりとしたモチベーションがある」と理解していたのに、実際にピッチ上で彼らが見せたパフォーマンスに驚き、感動しました。

「前田監督のもとで今年やってきたサッカーは絶対に間違っていないことを証明する」というのが彼らのモチベーションでした。それはセレッソにもいえるのでは・・・と思います。シーズン途中の極めて不利な条件のなか、自分たちのサッカーを確立し、ラスト1試合前まで昇格争いに加わったこと。去年は戦力として活躍できなかった選手が堂々と主力に成長したこと。そのすべてを12月1日のピッチでサポーターの前で見せることが今季最後の「仕事」なはず。そして、ヴェルディ戦は、このメンバーで戦うおそらく最後の試合。結果として目標は達成できず、苦い思い出に満ちた2007年だったからこそ、最後だけはみんなで笑いたい。来季に向けた思いを固めておきたい。そう思います。

 昇格の目がなくなったと同時に、この季節特有の話題が聞こえてくるようになりました。選手の去就についてです。水戸戦後のミックスゾーンでも、「で、来季は?」という問いかけが選手に対してなされていました。交渉ごとですから、多くはまったくの未定といえます。ただ、あの日(11月25日)私が聞いた選手についてだけ、コメントをここで紹介しておきます。

 香川については、「J1に上がれず悔しいが、来年はダントツで上がりたい。J1への思いが強いので、もう一度このチームでやりたい」とのコメントがありました。古橋は、「来年のことはまだ考えていない。あと1試合いい相手と試合ができるので、1年間やってきたことをグラウンドで出していきたい」と話していました。フルは去就について言葉をにごしている、とも取れます。すべてはリーグが終わってから、ということになりそうです。

 心配なのは、フルのケガの状態。月曜日(26日)には、「ヴェルディには勝てていないのでホームで勝って終わりたい」と意気込む一方で、「(ずっと痛めていた)左ひざは大丈夫なんですが、それをかばっていたせいか右のもも裏がちょっと・・・何とかうまく調整して出たい」と話していました。そのときも「ケガのせいにはしたくない」と何度も言い、気丈なところを見せていたフル。その後の回復具合、そして土曜日は出場可能なのかどうか・・・。明日はグラウンドに行って、そのあたりを取材してきたいと思います。

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