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2007年11月30日 (金)

早いもので今年最後の試合

 明日、セレッソにとって最後の試合。『J'sGoal』の記事掲載を確認するついでに、他の会場のプレビューをのぞいてみたら、どの会場も興味深い。J2はまだ優勝チームも、自動昇格(の資格を得る)チームも決まっていない。高いモチベーションと強いプレッシャーのなかで戦う選手たちは大変だろうけど、正直うらやましい・・・。

 長居には、対戦相手の東京Vが優勝を懸けて乗り込んできます。ホームなのに「主役」の座を奪われるのは悔しいし、選手たちには意地を見せてもらいたいもの。何しろ今季3戦全敗している相手ですから。ジェルマーノがもどってきた以上、そう簡単にはやられないはず、と踏んでいますが。

 さて、試合には直接関係がないのだけれど、明日に関連した話題をひとつ。セレッソの来年のカレンダーが明日発売になります。今までとひと味違うのが、選手のほかにサポーターの皆さんも登場している点。「自分は写っているかしら?」と探す楽しみも、今年のカレンダーにはあるかもしれません。ぜひ手にとってご覧いただきたいです。

 キックオフは正午(いつになく早い時間です)。今年起こったいろいろなことを振り返りつつ、思い出しつつ試合を見たいと思います。

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2007年11月29日 (木)

エースの自覚

 週末のヴェルディ戦に向けて気になっていた古橋の状態。昨日は別メニューでの調整だったと聞き、心配していたのですが今日の紅白戦は2トップのひとりとしてフルタイム参加。練習後に状態を聞くと、「なんとかいけそうです」とのこと。本人ははっきりとはいわないものの、実際のところは痛みが完全になくなったわけではなさそう。でも、「今季最終戦だからね」と言うと、「ですね、最後は勝って終わりたいですから」ときっぱり。

 フルについては、水戸戦後の微妙な発言から、もしかして来季は・・・? と考えてしまいます。メディア関係者の間でも、このところいろいろな話を耳にします。本人は、何も語ってはいませんが・・・。

 冷静に見て、いまや間違いなくフルはセレッソの大黒柱。なくてはならない選手です。このブログにも以前書いた記憶がありますが、今年はひとまわりもふたまわりも大きくなったと感じます。第18節の湘南戦の負傷(空中戦で激突、そのまま倒れてスタジアムから救急車で搬送)、次節の福岡戦でも相手GKとぶつかって前歯を折るケガ。あれ以降、何かが変わった気がします。プレーがしまったというか、何かを吹っ切ったような、肝のすわった感じ。以前、本人に「あのケガ以来、調子が良くなった気がする」というと、「そうなんですよね、あのあと4連勝ですからね、痛い思いをしても4連勝できるならいいかもしれない」と、屈託なく笑っていましたが。

 モリシがいないなかで、いつしか先頭に立って、本人は意識していないかもしれないけれど、ごく自然にチームを引っ張ってきたフル。今日、練習を終えて、スパイクを脱ぎながら話す姿は、自分の背負っているものを理解し、最終戦にむけて静かに闘志を燃やすエースそのものでした。

 

 

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2007年11月28日 (水)

最終節を前にして

  前節・水戸戦後の車中であたふたとプログを更新してから、書きたい、言いたいことは頭の中を駆け巡っているのに、目の前の仕事に追われておりました。コメントをまとめたり、いろいろな原稿を書きながら、ふとした瞬間に「あ、来季もJ2なんだ」とあらためて思い出してはため息をついたり、水戸戦後のクルピ監督の力強いコメントを思い出して、少し元気になったりという日々でした。

 週末は最終節のヴェルディ戦。「ここで何かが決まる大一番になる」と、読んでいたのですが、半分当たりというところでしょうか。セレッソではなく、相手にとって「優勝を懸けた一戦」になってしまいました。26日にクルピ監督にインタビューをしたとき、「ヴェルディにはどんなモチベーションで臨みますか?」と聞きました。昇格の可能性が消えたセレッソにとって、ホーム最終戦はどう位置づけられるのか、選手たちにどうモチベーションを持たせるのか、知りたかったからです。

「タイトルも昇格、降格も絡んでいなかった草津や水戸がどんな気持ちでうちに対して臨んできたのか、それを思い出してほしいと思う。それを選手に伝えれば彼らも理解してくれると思う」というのが監督の答えでした。前半から果敢に攻めてきた草津もそうでしたが、90分間自分たちのサッカーを貫き、勝利を手にした水戸はあっぱれでした。試合前、水戸の担当ライターさんから話を聞いて、「彼らにはセレッソ戦にむけたはっきりとしたモチベーションがある」と理解していたのに、実際にピッチ上で彼らが見せたパフォーマンスに驚き、感動しました。

「前田監督のもとで今年やってきたサッカーは絶対に間違っていないことを証明する」というのが彼らのモチベーションでした。それはセレッソにもいえるのでは・・・と思います。シーズン途中の極めて不利な条件のなか、自分たちのサッカーを確立し、ラスト1試合前まで昇格争いに加わったこと。去年は戦力として活躍できなかった選手が堂々と主力に成長したこと。そのすべてを12月1日のピッチでサポーターの前で見せることが今季最後の「仕事」なはず。そして、ヴェルディ戦は、このメンバーで戦うおそらく最後の試合。結果として目標は達成できず、苦い思い出に満ちた2007年だったからこそ、最後だけはみんなで笑いたい。来季に向けた思いを固めておきたい。そう思います。

 昇格の目がなくなったと同時に、この季節特有の話題が聞こえてくるようになりました。選手の去就についてです。水戸戦後のミックスゾーンでも、「で、来季は?」という問いかけが選手に対してなされていました。交渉ごとですから、多くはまったくの未定といえます。ただ、あの日(11月25日)私が聞いた選手についてだけ、コメントをここで紹介しておきます。

 香川については、「J1に上がれず悔しいが、来年はダントツで上がりたい。J1への思いが強いので、もう一度このチームでやりたい」とのコメントがありました。古橋は、「来年のことはまだ考えていない。あと1試合いい相手と試合ができるので、1年間やってきたことをグラウンドで出していきたい」と話していました。フルは去就について言葉をにごしている、とも取れます。すべてはリーグが終わってから、ということになりそうです。

 心配なのは、フルのケガの状態。月曜日(26日)には、「ヴェルディには勝てていないのでホームで勝って終わりたい」と意気込む一方で、「(ずっと痛めていた)左ひざは大丈夫なんですが、それをかばっていたせいか右のもも裏がちょっと・・・何とかうまく調整して出たい」と話していました。そのときも「ケガのせいにはしたくない」と何度も言い、気丈なところを見せていたフル。その後の回復具合、そして土曜日は出場可能なのかどうか・・・。明日はグラウンドに行って、そのあたりを取材してきたいと思います。

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2007年11月25日 (日)

あと1試合を前に力尽きる

水戸ホーリーホック 1-0 セレッソ大阪 @笠松運動公園陸上競技場

得点者 (水戸)西野 56分

 残り4節を前にして、間違いなくモチベーションは上がっていたはず。「絶対勝つ」という強い気持ちで臨んだアビスパ福岡戦(11月11日)は4-0で圧勝。が、先週のザスパ草津戦、今日の水戸ホーリーホック戦はセレッソらしさが見えない試合運び。特に試合への入り方がよくなかったと感じました。「なんとなく」試合に入ってしまった感は否めませんでした。

 クルピ監督が敗因のひとつとして挙げていたように、ジェルマーノの不在は予想以上に響きました。まさに要として攻守にわたって彼がどれほど多くの仕事をしてきたか、今日の試合で思い知らされました。藤本、山下の両ボランチがそれほど悪いプレーをしたわけではなく、このチームにおいては、ジェルマーノの存在は絶対的なものがあったということなのでしょう。

 前半の手詰まり感を解消するために、後半の頭からはボランチのひとりを濱田に差し替え、1点リードされてからは小松、柿谷という攻撃のカードを切りました。が、流れが変わることはありませんでした。むしろ最後まで相手のリズムで、「勝つべくして水戸が勝った」(クルピ監督)という試合でした。

 今日の試合についていえるのは、チームとしての若さが出たということがいえると思います。今まで持てる力をふりしぼってチームを引っ張ってきた古橋は、試合後足の状態を聞かれて、「かなりヤバイ状態です。足の状態を言っても仕方ないですけど」。らしからぬミスを連発し、最後は足を引きずる姿が痛々しかったです。そんなとき、彼に代わって誰が? と考えると、はやりチームとしての物足りなさを感じました。

 監督記者会見で、「これで3位以内の可能性は消えたが?」と質問すると、「現実として受けとめないといけません。最終戦は来シーズンに向けて(新しい)選手を何人か使ってみたいと思います。残念ながら、今年は昇格を果たせませんでしたが、来シーズンはチームをもっと成長させる自信、手ごたえがあります」と答えたクルピ監督。「第3、第4クールは70パーセント以上の勝点を取ろうと目標に掲げてやってきたが、来シーズンは最初からそういう姿を見せられると自信を持っている。もっと強いセレッソをサポーターの皆さんにお見せしたい」とも話していました。

 会見終了後に、「ということは来季も指揮を執る気持ちがあるのか?」と聞くと、「私はその気持ちを持っている。あとはクラブとの話し合いだ」とのこと。出原社長も、「監督にはすでに条件提示をしてオファーを出してある。多分受けてくれると思う」と話していましたから、「来季も指揮へ」ということになりそうです。

 ここまで粘ったのだから、最後まで・・・という気持ちと、よくここまで・・・という気持ちが半々なのが今の正直な気持ちです。切り替えて、ぜひ最終戦はいい結果を。そして、選手コメントからこの人のものを紹介しておきたいと思います。「まず、今日ここまで来てくれて、最後まであきらめずに声を出して応援してくれたサポーターの皆さんに応えられなかったのが、悔しくて情けないし、申し訳なく思います」(吉田)。同感です。今日は本当にお疲れ様でした。

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2007年11月23日 (金)

御大は今日も自信たっぷり

 南津守は秋を通り越してすっかり冬の様相。冷たい風の中での今日の練習は、セットプレーの確認を中心に、ゲーム形式の練習も少し行われました。時間にして1時間30分たらず。やや短く感じましたが、内容は濃かったよう。

 ジェルマーノと江添が出場停止、アレーとゼ・カルロスが負傷欠場(今日も合流しておらず、水戸戦は欠場濃厚)ということで、一体誰が出場するのやら、ボランチは誰が・・・? と思いをめぐらせながら見ていましたが、左CBには以前同様に羽田が入り、ボランチは藤本康太、山下達也という若い組み合わせになりそうです。練習後、クルピ監督に聞きました。

私「今回は試合に出られない選手が多くて、メンバーをかなり変えなくてはなりません。このメンバーの選択はいろいろ悩んだ結果ですか?」

監督「(とんでもない! というように首を振って)全然迷うことはありませんでした。今までも練習を見る中でずっと考えてきたことですし、私は自信をもって彼らをピッチに送り出すことができます。今週の練習を見ていると、今度の試合ではうちのいいサッカーができると思います」

私「ボランチの2人のコンビは初めてになりますが」

監督「サテライトの試合でもプレーしているし、藤本も山下もハードなマークを持ち味にしている。攻撃の時には2人のうちどちらかが前に出て、点をねらってくれると思います」

 不安などどこを押しても出てこない、自信に満ち満ちた様子のクルピ監督。負けられない、プレッシャーがかかる状況にあって、監督自らがピリピリモードになり、周囲もそれに反応して過剰に緊張した雰囲気を作り出す、というのはよくあることです。セレッソに限らず、他のチームでもよく聞きます。まだ「他力」であることや、追いかける立場が変わらないためもあるのでしょうが、クルピ監督からはそんな様子は見えません。さすが百戦錬磨だなとあらためて思いました。

 さて、今日グラウンドに行ったのは重要な使命(笑)があったから。先日、ジェルマーノに『J'sGoal』の月間MIPのトロフィーを渡して写真を撮った、と書きました。そのトロフィーは持ち回りで、本人はもらえなかったのですが、スタッフのご厚意でトロフィーの小型版を作っていただいたので、それを授与したのです。

 トロフィー自体はこじんまりしたもので、某コーチからは「ちょっと小さすぎるんちゃうの」と鋭い突込みが入りましたが、ジェルマーノは「大きさは関係ない、本当にうれしいです」と大喜び。「ありがとうございます」と何度も日本語でお礼を言ってくれました。本当に好人物です。

 それと、今日の練習で姿を見なかったヤナギ(柳沢)。もしかしてケガ? と心配しましたが、クルピ監督は「ちょっと足首をねんざしただけ。今日は無理をさせないためにあえて練習はさせなかった。明日、最終テストをして様子を見たいとのこと」。本人も「昨日の練習でひねっちゃいました。試合? 多分大丈夫」と明るい表情を見せていましたから、ひとまず安心です。

 新しいメンバーで戦う、大事な一戦。残り2節になってもまだ1チームも昇格を決めていないという今までにない大激戦。おもしろい展開になったJ2をさらに盛り上げるためにも、セレッソは必勝。最終節は最高にスリリングな状況で迎えたいものです。

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2007年11月19日 (月)

他会場の結果

 昨日の試合について、書き忘れたこと。セレッソに微妙な影響を与えたのが、他チームの試合結果がわかってキックオフを迎えたこと。私たち記者も、刻々変わる他会場の途中経過を見つつ、あーだこーだと仮定の話をしていたのですが、選手たちもみんな京都、札幌、仙台の結果は知っていたそう。

「油断しているつもりはなかったけれど・・・うーん、そういうものはあったかもしれない」と話していた選手もいましたし、デカモリシは「結果は聞いていた。チャンスだと思いながらやっていた」と話していました。他チームには悪いけれど、14時キックオフの試合結果はセレッソにとってラッキーといえるもの。でも、それはすべて「セレッソがザスパに勝ったと仮定して」始まるハナシ。どこかで、あの結果を聞いただけで安心しはしなかっただろうか。

 何度も何度もシーズン最終盤でどんでん返しを食らい、涙をのんできたセレッソ。次節、次々節は同時刻キックオフということなので、昨日のようなことはないとは思うけど、勝たなきゃ何も始まらない。他チームの結果うんぬんはその後についてくる「条件」でしかないのだから。

 ジェルマーノが警告累積で、江添が退場を受けての出場停止、アレー、ゼ・カルロスもまだ間に合いそうにない。あっちもこっちも人がいない状態になってきました。昨日の試合後、キーマンになるであろう羽田に意気込みを聞きました。「自分がどのポジションをやるのかまだわからないけど・・・ボランチにはミヤ(宮本)も(藤本)康太いるしね、大丈夫だと思います」。

 まさに総力戦の様相ですが、センターバックの若手、阪田や山下もいる。彼らも今季出場した経験があるし、昨日もベンチに入っていました(まさかクルピ監督がこんな状況になると予想していたとは思わないけれど)。都並前監督時代から、若い選手に積ませてきた経験が、大詰めに来てモノをいうのでは・・・と思ってみたりもします。

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2007年11月18日 (日)

ポジティブ、ポジティブ

ザスパ草津 2-2 セレッソ大阪(前半2-0)

●得点 草津/カレカ2  C大阪/前田、古橋   

 試合後の記者会見場に現れたクルピ監督は、いつもより疲労の色が濃く見えました。望みをつなぐためには残り全勝が条件なのに悔しいドロー、加えていろいろな意味でストレスのたまる、最後の最後までドキドキさせられる試合だったから当然かも・・・そう思って話される言葉を聞いていたのですが、なんのなんの。この人はまったくあきらめていないな、とわかりました。

「結果を抜きにして、今日は今シーズンのベストゲームだった」というのが第一声。その理由は「10人対10人の後半、完全に相手を圧倒するサッカーをすることができた。19本もの(公式記録は20本)シュートを打って、その結果同点に持ち込めた」。江添が一発退場したシーンについては、「レフェリーの大きなミスがあったのでは、と個人的に思う」と言い、「10人対10人でこの結果なら、もしあの退場がなければと正直思います」。なんというポジティブさ。

 質疑応答に移り、少し意地悪な質問の仕方をしました。「後半の話が出ましたが、前半の動きはよくないように見えました。どう思われますか?」と。すると「プレーそのものは悪かったとは思わない。前半は向かい風の影響を受けたが、その風が後半止まってしまったのも不運だった。(2失点目は)FKが壁に当たって入ったものだった」と答え。

 さらに「引き分けで厳しくなってしまったのではないかと思うが、残り2試合にどう臨みますか?」と聞いてみました。「厳しくなったといわれたが、ここまでも厳しい状態できた。それは最後まで変わらない。ただ昇格のチャンスは絶対にまだある。今日のサッカーをあと2試合続けて、今日なかった運を味方につけることが出来れば、チャンスはまだあると思います。2連勝を狙います。私たちはまだ生きている、まだ生き残っています」。最後は笑顔を見せて言い切ったクルピ監督。

 下位の草津に足元をすくわれる形で前半2失点し、攻めに攻めて何とか2点を取り、あと1点が決まらずドローに終わる、そんな表現もできる今日の試合。クルピ監督のとらえ方(というか表現の仕方)は超ポジティブ。でもそう言われてみるとそんな気になってくるから不思議です。

 上位陣が揃って足踏みした今節。セレッソが「生き残った」のは事実。選手たちもいい意味で開き直ったよう。「自分たちはあと2勝して、あとは神頼み。あまり考えすぎずにやりたい」と古橋。「何らかの奇跡が起きると信じている。信じてやるしかない」とは香川。まだ生きている。監督に習って、ポジティブに。ここまできたら何事もいいほうにとらえて突き進むのもいいかもしれません。

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2007年11月16日 (金)

必ず出番はある

 曜一朗がタイから帰国したかと思えば、ゼ・カルロスが負傷の報あり。アレーに続いての離脱は痛い。累積警告による出場停止リーチ組の人数もぐんと増えた。とはいえ、シーズン終盤には、どのチームにもありがちな状況です。

「試合に出られないとくさったり、ふてくされたり、気持ちはわかるんですよ。僕も若いときはそうだったから。何でだよーって。でもね、絶対に出番はあるんだから、くさらずにやろうよ、って。若いとわからないんですよね、それが。自分が試合に出ているときはなかなかそういうのは言いにくいんですけどね、言えそうなときは言ってます、若い選手たちに」。いつだったか、柳沢がこんなことを言っていました。

 J2は長い。シーズンの中で浮き沈みがあるのはチームも選手も同じで、調子のいいときもあれば、そうではないときもある。自分で調子がいいと思っていても、監督に使ってもらえないときもある。そんなときにどう練習に取り組むか、取り組んできたかが問われるのがここからの3試合。どんな選手にも絶対に出番がある。必要とされるときが必ず巡ってくる。悔しかった「あの時」の気持ちを、存分にぶつけてほしい。誰もがそれを待っていると思う。

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2007年11月15日 (木)

投票しました

  こんな企画があると担当の方から連絡をいただき、「J2担当ライター」として早速投票しました。現在の途中経過を見ると、なるほど、と思う名前が並んでいます。

 注目は、MIPとNewComerの両方に香川がランクインしていること。対戦した相手チームの担当ライターさんから、「すごい選手が出てきましたねー」と言われることもしばしば。チーム担当として鼻高々、誇らしさのおすそ分けをしてもらっている感じです。

 残り3節の動向いかんで、投票したい選手が変わってきそうな気もしますが、とにかく現時点での思いを込めて選んだ選手は・・・当たり前すぎてここに書くほどではないかも。

 来週火曜日発売の『週刊サッカー・マガジン』の「J2の星」コーナーにジェルマーノの記事を書かせていただきました。ぜひお読みください!

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2007年11月14日 (水)

道のりは遠くとも

 レッズのACL優勝をテレビで観ました。Jリーグからアジアへ、そのアジアの頂点へ登りつめたクラブに、心からお祝いの拍手を――おめでとう。

 歓喜に沸く選手、スタッフの姿を見ながら、身近なクラブに思いをはせてしまう。屈辱の歴史をステップに、着実に前進し進化を遂げてきたクラブをただ「ウラヤマシイ」と思いつつ眺めているだけでいいのだろうか、と。道のりは遠くとも、進んでいかなくては始まらないのだと。

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2007年11月13日 (火)

とにかく真面目なジェルマーノ

 活躍に比例して、このところ取材で接することが多くなったのがジェルマーノ。この1週間も試合以外でもインタビューに応じてもらうなど、会えば話を聞いていた気がします(笑)。

 先日は、『J'sGoal』の「10月の月間MIP」に選ばれたことで、長めのインタビューをしました。通訳をはさむので、かなり長時間になってしまったのですが、最後まで真剣にこちらの質問に答えてくれました。歴代のブラジル人選手の中でも、真面目度はナンバーワンかも・・・プレースタイルにもそれは表れていますよね。どんなときも自分の仕事はきっちりこなすあの姿勢は非常に好感が持てるし、頼りになります。

 インタビューが終わって、こんな感じで写真を撮りました。箱からトロフィーが取り出されるのを見た瞬間、ジェルマーノの瞳がうれしそうに輝いたのを見て、思わず「ごめんなさい、これは持ち回りなので差し上げられないのですー」と言うと、ちょっと(かなり)ガッカリした様子でした。でも、「ダイジョーブ」と気を取り直したジェルマーノは、バッグから自分のデジカメを取り出し、椎谷通訳に頼んで写真を撮ってもらっていたのでした・・・。「日本に来て間もないのに、こんな賞がもらえるなんて本当に光栄です」とうれしそうに語った彼はどこまでもいい人なのでした。

※インタビューは近日公開される予定です。ぜひご覧ください。

 

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2007年11月12日 (月)

ますます混沌

 昨夕の試合から1日が経っても、不思議なぐらい高揚している自分に驚いています。ますます混沌としてきた「昇格レース」。なんかすごいことになってきた、もう何でもアリなんじゃないの・・・といろいろ妄想してしまいます。

 昨日の試合は、4-0と結果的には完勝。でも、福岡のいきなりパワープレーに出てきたり、また引っ込めたりという変則的な戦い方にしばらく戸惑っていた感はありました。絶対に負けられないプレッシャーもあるのかも・・・と心配したのもつかの間のこと。左サイドを起点にポンポンとボールがつながりだすと、そんな杞憂はあっさりと消え、力の差を見せての勝利になりました。

 アレーが負傷退場した(全治3週間との発表あり)あとも、ボランチに羽田が、CBにはベンチだった江添が送り込まれて事なきを得ました。ジェルマーノは、「羽田は仙台戦でもボランチをしていたし、コンビを組むのにまったく戸惑いはなかった」と話し、羽田自身も「僕はポリバレントですから」と語っていたそう。今までの積み重ねがシーズン終盤に来て実っている、チームとしての熟成が感じられる試合だったと思います。

 一夜明けた今日、グラウンドで見た選手たちは、淡々としたもの。大車輪の活躍だった香川でさえ、「自分たちはあと3試合勝つだけですから」と、浮かれる様子なし。クルピ監督の言葉を借りれば、「ICUで酸素マスクをつけている状態」であり、まだ何も決まっていないのだから。次も、その次も、さらに次も勝たないと道は開けないのだから。粛々と、成すべきことを成す。自分に言い聞かせました。

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2007年11月10日 (土)

常に上を見てプレーする

 明日は福岡戦。「J'sGoal」のプレビューを書きつつ、いやでも気分は盛り上がってくる。昇格にこぎつけるためには絶対勝ねばならない一戦、ずっと勝ち続けなければならない状況。春ごろには想像できなかった、スリリングで楽しみな展開になっています。「残り4試合になって、こういう状況で試合ができるのは幸せなこと」。最近、選手やスタッフと話していて、そんな言葉をよく聞きます。タイトル争いでないのがナンだけれど、消化試合なんてつまらない。こうなったら、最後の最後までドキドキさせてもらいましょう。

 さて、後先になってしまいますが、先日の天皇杯4回戦の川崎フロンターレ戦。現時点で、J1のチームにぶつかって、どんなサッカーができるのか、選手たちはどの程度の手応えを感じることができるのか? そんなことを考えながら見ていました。残念ながら結果は3-0、J2とは違うプレッシャーの強さ、プレースピードの速さ、カウンターの鋭さを選手たちは痛感したのではないでしょうか。

 先日、あるベテラン選手(名前を伏せる必要はないかも、吉田選手です)にインタビューしたとき、何気なく「今年は若手も出てきて、がんばっているし」というような話を振ったら、「うーん」としばし考えたのち、「確かにがんばっていると思う。でも、持っているポテンシャルからしたら、もう少しやれるんじゃないか、得点で言うと、あと1点2点取れるんじゃないのか、と思う選手もいますね」。そして、「確かに若い選手は試合に出て、チームの力にはなってくれているけれど、年寄りの自分としては、J2に満足するのではなく、J1でも今のプレーが通用するのか、J2だからヌルくてシュートまでいけているけど、J1のレベルならしんどいんじゃないか、そんなことを練習でも試合でも意識してやってほしい気がする」。

 今年に入ってチャンスをもらって、初めて試合に出るようになった選手が多いチームにあって、J1でも多くの経験を積んできた彼らしい提言を聞いた気がしました。「本当にJ1に上がりたいなら、上がったあとにしっかりしたプレーができるように、当たり前のレベルというものにあげていかないと、このままでは厳しいと思う」とも話していました。

 J2で昇格を目指して戦っている今、目の前の試合に勝って結果を出すことが最優先なのは間違いないけれど、若い選手には常に上を、J1のレベルを意識してプレーしてほしい気がします。そういう意味で、7日のフロンターレ戦は貴重な経験になったのではないかと、だからこそ、曜一朗と香川にもあの試合を体験してほしかったなと思います。

 と言いつつも、まずは昇格、そしてそのためには明日の勝利。今日の試合結果にニンマリしすぎることなく、選手たちには心のこもった全力プレーを期待します。

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2007年11月 9日 (金)

ついにクライマックスへ

 J2はいよいよ最後の決戦に差しかかってきました。今日のグラウンドは静かな緊張感が漂い、選手たちからは気迫がじわっと伝わってきました。

 ピッチをやや狭くした中でゲーム形式の練習。気がかりだった香川も元気に参加。何とか間に合いそうな様子でした。本格合流は今日からとのこと、ギリギリセーフということになりそうです。見ている限り、動きにはキレが感じられます。テンポのいいドリブル、古橋、ジェルマーノとのパス交換で左サイドにいいリズムを作り出していたように見えました。負傷あがりというのが少し心配ですが、心強い選手が帰ってきました。

 天皇杯・川崎フロンターレ戦で負傷したと伝えられたデカモリシも練習に参加。早めに切り上げましたが、問題はなさそうです。代わりに(といっては変ですが)小松が7日の試合で左ふくらはぎを痛めたとのことで、今日はグラウンドには出てきませんでした。大事に至っていなければいいのですが・・・。

 負けた時点で終わりという厳しい状況は変わっていません。でも、追いかける立場に変わりがないためか、選手たちにプレッシャーはなさそう。練習後には、今日(ではなくて7日でした)が誕生日の古橋、山下、千葉が選手みんなから水攻め(?)で祝福を受けていました。全員がまるで子どものようにキャーキャーはしゃいで、楽しそう。いい雰囲気でクライマックスを迎えられそうです。 

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2007年11月 5日 (月)

天皇杯の位置づけ

 昨日、今日とグラウンドで取材。7日の天皇杯4回戦をにらんでのゲーム形式での練習が中心でした。メンバーを見る限り、現時点でのベストの布陣で臨むことになりそう。「そうでないと2週間試合がない状態になってしまうから」と、今日クルピ監督が話していましたが、それも11日のリーグ戦、アビスパ福岡との試合を強く意識したもののようです。

 仙台戦で顔を負傷して以来試合から遠ざかっていたCB羽田が復帰。聞いてみると相当ひどい傷だったらしく、傷跡が痛々しかったです。ただ本人は「もう大丈夫です。怖さ? ないです、いけますよ」とのこと。けが人といえば、心配なのが香川。徳島戦では、前半右足を痛めたように見えたものの、プレーを続行していたので「きっと大したことはないだろう」と思っていたのですが、思いのほかよくない様子。昨日初めてグラウンドに出て調整をしたとのことでしたが、昨日も今日もウォーキングと軽いジョグ程度。代表を辞退したこともあり、何とか11日に間に合えば・・・と練習を見に行ったのですが、アビスパ戦の出場は現時点ではまさに「微妙」としか言いようがない状況です。

 確かに今のセレッソにとって、攻撃における香川の存在は相当大きなもの。彼がいるといないのとでは、相手に与えるプレッシャーも違ったものになるはず。ただ、試合は11日で終わるのではなくて、まだ続く。リーグ3試合と、そしてその結果次第ではさらに2試合。あせる気持ちはあるだろうけど、なんとかそれを抑えて、じっくり治してほしいです。

 その前に天皇杯。相手は川崎フロンターレ。「あの日」から7年あまりの歳月が過ぎ、お互いのおかれている立場がすっかり変わってしまったことにしみじみとしたものを感じます。相手はリーグカップのファイナリストでありJ1でも「強豪」とされ、クラブとしても確実に力をつけてきました。一方、セレッソはJ2で昇格争いのまっただなかにいて・・・。

「いかに自分たちがうまくディフェンスができるか、そして少ないチャンスをモノにできるか。自分たちは下の立場なので、チャレンジしたい」と、フル。ジェルマーノは、「天皇杯だからといって、負けていいわけではない。全力を尽くすだけ。それが次のアビスパ戦へのいい準備になる」。いずれも前節、徳島戦後のコメントです。「アビスパ戦につながる何かを得る」のもこの天皇杯4回戦のモチベーションかもしれません。昨日、天皇杯神戸-福岡をホムスタまで見に行ったというクルピ監督は、「我々にとって大事なのはアビスパとの試合。水曜日(天皇杯)は結果よりむしろ内容が大事だと思っている」と話していました。さて、どんな試合になるのでしょうか。

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