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2007年5月21日 (月)

険しく遠い道

 昨日の愛媛FC戦は0-2、完敗といえました。愛媛の監督、選手が話していたように、彼らにしたら決して満足のいく内容ではなかったかもしれません。「もっと精度を」(望月監督)、「もっと質を上げていかないと」(FW三木)というコメントからは、「チームとしてやるべきことがはっきりあって、それに向かって練習を積んできている」ことがうかがえました。

 対するセレッソは、悔しいけれどまだそれを構築中、というよりむしろ構築に着手したばかり、というところ。わかってはいたけれど、「クルピ監督のやり方がまだ浸透していない」と多くの選手がコメントしているのを聞いて、道のりは遠いことを実感しました。メンバーやフォーメーションにしても、「トライアル」の意味合いが多かったよう。先日インタビューをしたときも、「これからの3試合(愛媛FC、水戸ホーリーホック、湘南ベルマーレ)のあとに12日間ほどの中断期間があるので、その中断期間終了までに先発の11人を確立させたい」と話していました。

 昨日の試合後の監督会見での両チームの監督のコメントは非常に興味深いものであり、試合のすべてを言い尽くしているようにも感じました。通常、監督会見はアウェイ→ホームチームの順で行われます。望月監督は、セレッソの印象を問われて、「3バックにしてもっとポゼッションしてくるのか、もっと高い位置でプレスがあるのかと思っていたが、監督が就任したてで、戦術が徹底されていないのかなと思った。(中略)素材はいい選手が多いので、監督の戦術がフィットしてくれば楽しみなチームかなと思います」。さらに、「第2クールは我慢じゃないかなと、第3クールからはいいチームになってくると思いますから、うちはこのタイミングしか勝てないなと思いました」。聞き様によっては何とイヤミな、と思われるコメントですが、あくまでも朴訥な話し方でしたから、望月監督の素直な感想であることがわかりました。さすがに、「我慢して続けていけば、もとのビッグクラブのセレッソになっていくと思うので、我慢強く応援してあげてください」と、サポーターに対してコメントされたのには、切なくなりましたけど。

 続いて会見場に現れたクルピ監督のコメントで、「愛媛は今日の試合がベストだったのではないか。正直言うと、対戦相手がここまでいいサッカーをしてくるとは予想していませんでした」という言葉が耳に残りました。個の力の足りないところを、組織で補ってくるのがJ2のサッカーだ、とよく言われます。昨日の愛媛はまさに「それ」。これがJ2なのだ、と新監督にもしっかり伝わったのではないでしょうか。今日の練習は、試合出場組は筋トレ、出場していない選手はマテルコーチの指導で戦術練習、という内容でした。クルピ監督は、グラウンドには出ず、クラブハウスで試合のビデオの編集にかかりきりだった様子。次節はどんなメンバーで臨むのか、戦い方は? 次節は明後日に迫っています。

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