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2007年3月15日 (木)

「記録喪失」にならないために

 初戦から、しばらく更新をさぼってしまいました・・・。試合翌日はサテライトリーグの開幕戦を見たり、今日もインタビューしにグラウンドへはいっていたのですが・・・。

 今、ある雑誌に依頼されて、「セレッソの歴史を振り返る」という内容の原稿を書いています。原稿自体は長いものではないけれど、より正確なものをと、古い資料やら雑誌などを引っ張り出してきて参考にしているのですが、人間の記憶なんていい加減なものですね。あんなに一生懸命取材して、いろいろ記事にしてきたにもかかわらず、あやふやなもの、間違って覚えていることがボロボロでてくる。「あー、そうやった、すっかり忘れていた」と、資料を見て初めて思い出すことも多いです。

 そして、数日前には、まったく別のことで大昔(12年前ぐらい~)のセレッソの資料をひっくり返す(ダンボール8つ分ぐらい、まさにひっくり返しましたぜ)という作業をしました。結局、探し物は出てこなかったのですが、そのときに見つけた本のコピーを読み返して、思わず膝を打ちました。尊敬するサッカー・ジャーナリストの大住良之さんの文章で、「『記録喪失』はJリーグの歴史意識の欠如」というタイトルで書かれたもの。あるとき、Jリーグがそれまで発行していた試合の公式記録集の発行を止めたことに対する意見を述べたもので、「こうした事態が起こるのは、『歴史意識』の欠如にほかならない。当事者がそのときどきできちんと記録を残していくことによってのみ、正確な『歴史』がつくられる。どこかでその仕事を放棄してしまったら、その間の出来事は永遠に失われてしまうのだ」と綴られています。結局、Jリーグの記録集が発行されなかったのはそのシーズンだけで、その後復活し、ご存知のとおり、今は赤い表紙のすばらしい記録集が毎シーズンしっかりと作られています。

 セレッソの歴史を振り返るとき、「記録」が残っていないとなると、一体どうなるのだろう? そんなことを考えました。人間の記憶なんて、本当にはかないもので、どんどん薄れていきます。今、それをやり過ごすことは、歴史をないがしろにすることになるのではないだろうか。古い資料を参考に、「これまでのセレッソ」と題した原稿を書きつつ、そんなことを考えました。

 寒い寒い週末は、アウェイで湘南ベルマーレ戦。久しぶりの平塚です。アウェイツアーバスが運行されないとのことで、寂しいアウェイになるのでしょうか・・・。出鼻をくじかれたセレッソですが、めげてなんかいられない。遠慮なく本領発揮してほしいと思います。

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コメント

お疲れ様です。仰る通りだと思います。
自分も「赤本」は毎年買っていますので。
そういう意味では、昨年そして今年のセレッソのイヤーブックに
前年の公式記録が載っていないことが不満です。
イヤーブックは、その年のものかも知れないけど、監督と
特定選手のインタビューだけでは、1回読んだだけで
もう読み返すことがないんですよね…。
以前のように、前年の公式記録や試合の写真など載せてこそ
「セレッソの歴史」といえると思います。
クラブの公式出版物としては価値がない気がしてなりません。

投稿: 明石 | 2007年3月15日 (木) 22時57分

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