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2006年8月24日 (木)

「そのために僕は来た」

 あと1分あまり、どうして耐えられなかったのか。取って取られてのシーソーゲーム。87分に4点目をあげて勝ち越したのに、最後に追いつかれてセレッソは勝てませんでした。「点を取るところまでは描いていたとおりだったが、最後の勝つことへのどん欲さについては、今のチームの現状だと思う」とは塚田監督のコメント。なんとも勝負弱い、勝ちから遠ざかっていたチームは、相手に粘られると踏ん張りきれなかったのでした。

 そんなチームを、最近チームに加わったばかりのあの人は、しごく冷静に、しかし的確に指摘していました。「自分の役割は、点に絡むこともそうだけれど、ラスト何分かのプレーでチーム全体の気持ちを奮い立たせることもそう。去年あれだけ悔しい思いをしたのに、同じことを繰り返してはいけない。明日、練習のときにみんなと話し合いたい」。

 去年のあの、ラストゲームでその場にいなかった名波が、「悔しさ」を口にしました。囲み取材のなかで記者が、「勝ちきれないのは、経験がないからか?」と聞いたときには、「経験は去年している」と答えました。そう、もう何度も「あと一歩」を経験しているのに。「セレッソに足りないもの」が何か、彼にははっきりみえているようでした。

「僕は日本ではジュビロでしかプレーしていないけど、ジュビロなら3-2で終わっている試合。3失点目など、集中力の欠如以外の何物でもない。4点目を取ったあとのボールの動かし方について、みんなの意識が統一されていなかった。3失点目と4失点目を防げなかったのは、技術ではなく精神的なもの。あそこをしのぐために僕はセレッソに来たのに・・・その意味では反省しています」とも話しました。そう、彼は「そのために」、古巣を出てセレッソでプレーすることを選んだのです。

 悔やんでも悔やみきれないロスタイムの失点、痛恨のドローだけど、喜ばしいこともあった。嘉人の2ゴール。いずれも彼らしいガツガツしたプレーからで、これからが楽しみです。そして再び名波の話になるけれど、彼のすばらしいパスがゴールにつながったこと。「2得点に絡んだのは、決めた選手がすばらしい。僕はそれをお手伝いしただけですから」なんて、謙遜していたけれど、あきらかに今までなかったハーモニーを奏でていました。

 それにしても悔しい。あーもったいない。でも、今後につながるものはありました、私はそう思っています。

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コメント

こんばんは☆

何となくですが、昨日の試合、目が覚めてきたのかな??って思いました。
残念ながら、関東在住のためセレッソの試合はほとんど生で見れないので、レポとゴールシーンでの情報しかないのですが...
ただ、先制されて取り返すっていう、らしさが出てきたのは確かだと思います。
遅すぎる反撃かもしれないけど、ここから上がっていきたいです、ね!

投稿: milie | 2006年8月24日 (木) 19時17分

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