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2006年7月31日 (月)

今日のひとりごと

 怒涛の7月4連戦が終わりました。昨日から今日にかけて、その振り返りの原稿を書いていたのですが、ほんの2週間まえの取材ノートを見ると、「この4連戦で何とか勝ち越しを」とか「勝点をとって・・・」などのコメントがメモってありました。うーん、結局ひとつも勝てなかったな、とあらためて振り返ってしまいました。

 つくづく思うのは、「チームづくりって難しいよなぁ」ということ。セレッソのようなお金がたっぷりあるわけではないチームは、特にそうですね。あれがダメだからこれを買って、ついでにこれも買っとこ、なんてことはできないし、ピターッとはまったときはすごいけど、それを持続継続させていくのは本当に難しいものです。

 最近、アウェイに取材に行くと、現地の知り合いの記者さんがとっても優しくしてくれます。で、「セレッソ、一体どうしたんですか」「大変ですね」と、私に気づかってくださいます。「がんばってね」と励ましてくださる人もいます。なんか変な気分ですね、自分のことじゃないのに自分のことのようで。でも、これぐらいでへこたれませんよ、今までもっといろーんなことがあったからね! 今年もしっかり見届けますよ。

今日、明日とチームはお休み。リフレッシュして、12日に再開戦に備えてほしいものです。鹿島戦後の監督、選手の話を聞いている限り、3バックシステム継続は確実のよう。まずはプレーに自信を、そして次こそ結果を出そう。くよくよしているヒマはありませんよ。

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2006年7月30日 (日)

鹿島戦、つづき

 遅くなってしまいましたが、昨日の鹿島戦について、書き忘れたこと。

 選手個々の役割をはっきりさせるためにとられた3バックシステム。実(じつ)をとった選択であり、それは途中まで機能していました。もちろん選手たちの頑張りがあってです。0-0のまま後半に入ると鹿島は選手を入れ替え、時間が過ぎると、さらに交代のカードを2枚きってきました。

 相手が交代枠を使い切ったとき、セレッソはまだ誰も変えていないことに気づきました。塚田監督は、もともと早めに、しかも大胆にカードを切ってくる人なので、私は、「あれ?」と少し不思議に思ったのです。同時に、それまでバランスよく守っているだけに、そしてそれが短い時間で調整したものだけに、「いじるのは難しいだろうな」とも感じました。

 1点を取りにいくのか、残り時間を耐え切って、勝点1でよしとするのか。「塚田監督はどうカードを切ってくるのか?」。注目してみていました。交代は、86分にモリシアウト、ピンゴイン。89分に酒本アウト、苔口イン、でした。試合後の会見で、塚田監督は「早い時間にカードを切るプランもあったが、0-0で動かすとDFのバランスがくずれるかもと躊躇した」とコメントしています。私は、1枚目のカードがピンゴだった理由について、質問しました。「ボランチの前のところでディフェンスをケアしながら、(攻撃への)ラストパスを期待した」と、塚田監督。結果的に、その後失点し、その交代は結果として実らなかったことになります。

 もちろん、采配は勝負に大きな影響を及ぼします。でも、今セレッソが勝てない(勝点を奪えない)のは、それだけではなく、もっと大きなことは、気持ち、ではないでしょうか。去年だって、決して楽々勝ってきたわけではなく、泥臭く、しつこく、うまくいかないときもあきらめず、やっていることを信じて続けていったからこその結果ではないでしょうか。昨日の試合、残り数分のところで、切れてしまったのが残念でなりません。運も味方についてくれていたのに。

 内容じゃなく結果、確かにそうです。でも、結果は待っていても転がり込んではくれません。苦しんで、もがいて、耐えて、ついてくるもの。アプローチが間違っているとは思いません。カシマで感じたかすかな手応えを確かなものにするために、この2週間を有効につかってほしいと思うのです。

 

 それにしても、この4連戦はきつかったー。真夏の連戦はコタエますね。皆さん、お疲れ様でした。8月もかなり素敵な日程になっています。体調を整えて乗り切りましょう。

 

 

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2006年7月29日 (土)

結果は出なかったけれど

 前節の結果を受けて、今週塚田監督とクラブ側とのミーティングが持たれたと聞きました。何かが変わるのでは? と考えていたのですが、変化は確かにありました。これまでの4バックシステムから3バックへ。塚田監督が就任したとき、「攻守にわたってよりサイドの役割を明確にするため」(監督)に4バックに転換し、その浸透に取り組んできました。ここに来てのシステムチェンジからは、チームの置かれた状況の厳しさと監督の苦悩が浮かびます。

 先日、このブログに、「チームの現状把握とそれに応じたアクションが必要」という意味のことを書きました。そのアクションが、システム変更ということなんだ、と理解しています。ブルーノをリベロに、両センターバックには前田と藤本、ボランチは下村と宮本という布陣。両サイドにはゼとサケを配し、モリシがトップ下でアキと嘉人の2トップ。「選手の役割を明確にした」という監督の意図は感じられましたし、選手もそれを懸命に遂行していました。残り3分までは。

 途中から、「試合内容を考えると0-0の引き分けでもヨシとすべきかも」と感じていました。相手のシュートが数回、バーやポストに阻まれていたことを考えると、ゼロ失点で終えることが最良に思えたからです。しかし・・・87分に失点、ロスタイムに入ってから追加点を奪われました。何とか逃げ切れなかったものか、それが悔やまれます。

 試合後、私が聞いた選手たちのコメントは、「手ごたえ」というキーワードでほぼ統一されていました。「実際にやってみてバランスがよくなった」(宮本)、「チームとしても個人としても仕事がはっきりしていて、途中までうまくいったと思う」(前田)。

 突然の3バックへの転換。これが果たして吉と出るのか。今日選手たちがつかんだという手ごたえを、2週間後にはなんとしても形にしてほしい。次こそ、結果を。今日は、すごくすごく悔しいことに結果は出なかったけれど。

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2006年7月28日 (金)

明るい話題を

 新聞を見ても、いろいろなサイトをのぞきにいっても気が滅入るばかりですね。勝てないというのはつらいものです。今までだって同じようなことはありましたけど。どこにいっても、今日などまったく仕事と関係のない場所で、「セレッソ最下位ですねー、大変ですねー」と慰めてくださる方もいて、またため息ひとつ。

 なので、明るい話題を。先日、U-21日本代表候補が報道された某スポーツ紙に「コータ(藤本)がパパに・・・」という衝撃(?)の記事が掲載されていましたね。驚かれた方も多いのではないでしょうか? 今年の春ごろ、「コータのところに子どもが生まれて・・・」と小耳にはさんだ(某選手が何気なく発言)ときは、ビックリしました。でもコータ本人が、「公表しない」と言っているとのことで、言いたくてもいえなかったのです。

 でも、いつまで内緒にしとくのかしら・・・と気になっていた私。ついに代表発表の数日前、コータに「ねえねえ、なんで発表しないの?」と鋭く(?)突っ込みました。すると、「去年の8月(だったかな?)に入籍したんですけど、まだ19歳だったから、なんとなく言いづらくて。でも最初に言わなかったから、何となく言い出せなくなってしまったんです」とのこと。

 うーん、気持ちはわからないでもないけど、いつまでも秘密にしておくのはしんどいし、これからコータが五輪代表に入ったりしたら、いろいろな意味で注目を集めるし、隠してたらよけい探られるってこともある。 別に悪いことをしているわけじゃないんだから、言っちゃえば? もし、五輪代表に入ったら、その機会に告白するとか・・・てな話をしていたのです。

 これで、すっきりしたかな? 4月に生まれた男の子はもう3ヵ月。20歳のパパかあ。がんばってください。

 さて、明日は鹿島アントラーズ戦。メンバーは変わるのか? 選手たちは戦えるのか? しっかり見てきます。そして夜遅くになると思いますが、レポートしたいと思います。

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2006年7月27日 (木)

一夜明けて、考えたこと

 最後のほうは、記者席で悲鳴を押し殺しながら見ていました。こてんぱんにとか、ぐうの音も出ないほどにやられる、というのはこういうことをいうのだな、なんて妙に客観的になってしまいました。

 フルのゴールが11分に決まったときは、「今日はいけるかも」と本当に思いました。シュート自体すばらしいものだったし、これで気持ちが乗っていけるかも、と。復帰したモリシが中盤で動くことで、いつものセレッソらしいリズムになりかけてもいました。予感は外れました。

 前半のうちに逆転され、後半にも3失点。42分に逆転された、直前のプレー。相手陣内でフルが倒された?ように見えたプレーで、フルが警告を受けました。直後に左サイドを崩されて失点。そして、後半に入ってわずか2分。フルが再びイエローカード。その直後の3失点目、今野選手のゴールで試合が決まったように思います。あまりにも軽率な、退場劇でした。判定に納得がいかないフルの気持ちは察せられます。でも、今おかれている状況で、あれがいかにおろかな行為だったか。そのあとはもう防戦一方。ゴールにこそならなかったけれど、かさにかかった彼らの攻撃は恐ろしいほどでした。

 それにしても、この勝負弱さはなんなのか。同点にされてからのあわてぶりは目を覆いたくなりました。チームとして機能していないな、というのが正直な感想です。塚田監督が就任してから、アクションではなくリアクションをと、高いところに目標をおいてトレーニングしてきました。目先のことだけでなく、将来のことを考えて、若い選手をあえて使い続けてもいます。でも、ここまでの7試合で結果が出ない・・・さて、どうするのか? 

ドラスティックにいくなら、もう一度監督を代える? 強力な助っ人を連れてくる? それもありでしょう。大手術をするならタイムリミットがありますし、もうギリギリかもしれません。でも、その前にしなければならないのは、クラブとしての方針を打ち出すこと。状況把握と現時点での目標の設定、そして、具体的になにをするのか。低迷しているときこそ、その本質が問われます。今こそセレッソの「クラブ力」が試されるときだと思います。

 見守るしかないですが、どうかいい判断を、そして決めたことを情熱を持ってやり遂げる強い気持ちを。決して逃げることなく・・・心からそう願います。

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昨日の試合後から、たくさんの方にご覧いただいたみたいですが、更新が遅れてごめんなさい。ナイトゲームで、しかもホームのときは、終了後原稿を書いたりでどうしても翌日になってしまいます。ご了承ください。

 

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2006年7月25日 (火)

やったね!

  今日、発表されたU-21日本代表候補メンバー。2008年の北京オリンピックを目指すチームにセレッソから3人が選ばれました。正直言って、3人も、という印象。Jリーグの試合に出ている選手を、とのことだったので、コータ(藤本)は可能性大と予想していたのですが・・・。コケ、デカモリシも入りましたね。よかった。久々にうれしいニュースです。まだ「候補」だけれども。

 先日、コータにインタビューしたとき、五輪代表についても聞いてみました。「(代表入りは)今の目標」ときっぱり。そして、「意識はしますけど、チームでしっかり結果を出していくことが先です。いいプレーをしないと呼んでもらえないですから」。言葉は控え目ですが、目をイキイキ輝かせて話したコータ。トレーニングキャンプで、いや、明日の試合でいいプレーを見せてください。明日は注目ですね。楽しみだ。

 代表チームの監督の顔ぶれが入れ替わって、新しい風を感じる今日この頃。セレッソサポターにとっても、心躍る代表チームになってほしいですね。とにかく、今は彼ら3人の健闘を祈ります。

 さて、明日はFC東京戦。思い出すのは、去年の最終戦です。場所も同じ長居。再び悔しい思いは絶対にしたくない。そんな気持ちで、スタジアムに臨みたいと思います(取材ですけど)。

 

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2006年7月24日 (月)

原稿書きの1日

今日は、終日原稿書き。グラウンドにいけなかったけれど、モリシが練習に完全合流したと聞きました。あさっての出場は大丈夫そうですね。とにかく、よかった。自分が出場できなかった2試合でチームが連敗して、さぞかし歯がゆかったことでしょう。その分、あさっては暴れてほしいものです。

 アンドレの移籍が発表されました。徳島ヴォルティスへ約5カ月間の期限付き移籍です。「日本で活躍する」ことを目標に、ブラジルを出て半年。その間、セレッソでの出場はかなわなかったけれど、新しいチャンスをモノにしてほしいです。サテライトの試合や、練習試合で数回彼のプレーを見ましたが、十分やっていけると思います。いくらいいものを持っていても、試合にでないと意味ないもんね。がんばって。

 チームの結果が出ないときは、何となく仕事のはかどり方も遅くなってしまう気がします。もう12年もこの仕事をしているのだから、いい加減慣れてもよさそうなものなのに。・・・と、ぐちをいっても始まらない。気合いを入れなおしてがんばるとします。

 

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2006年7月23日 (日)

今が分岐点

 再開から2連敗。先制しながら3失点で逆転負け。期待の「新戦力」は今ひとつフィットしているように見えない。頼みのベテランはケガで離脱中。エースは次節出場停止・・・。弱り目にたたり目という感じになってきました。

 ここまで勝てなくなったことで、報道のニュアンスが少しずつ雰囲気が変わってきました。今日のスポーツ紙あたりは。仕方がないといえば仕方がないのですが、応援している人にとっては辛さ倍増でしょう。でも、下手ななぐさめや安易な楽観論はよけい腹立たしいし・・・そんな日曜日だったかと思います。

 仕事でかかわっている私も心境はよく似たものです。昨日の試合後、昔からよく知っている東京の記者さんたちの、私を見る目は辛いものがありました。「大変ですね」「一体どうしちゃったんですか」という言葉とともに、向けられるなんともいえない憐れみのまなざし。まだ半分も終わってないんだよう! だからそんな目で見ないでくれよう! と言いたくなりました。

 何事にも楽観主義ですが、ことサッカーにおいては悲観的な私。でも、今の状態はまだまだ、悲観的に考えるのは早すぎる気がします。ただ、どっちに転ぶか、「分かれ目」である気はすごくします。「大丈夫」とも「もうだめ」とも思ってはいけない、分岐点。それが今だという気がします。

 鬱々と考えていても、水曜日には次の試合があります。今できることを、悔いなくする。それしかないかな。だから、あなたはあなたのできることを。私は私のすべきことを。

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浜松から

 ジュビロ戦を取材後、浜松のホテルからです。今、テレビで試合の録画放送中。さっきピンゴのゴールが決まりました。しかし結果は1-3です。また勝てませんでした。厳しいなあ。

 試合の入り方は悪くなかったのです。開始40秒でのピンゴの先制点が入ったこともありますが、守備も(今までに比べて)締まって見えました。でも、27分の失点のシーンはいただけませんでした。攻め続けたあとのカウンター。前節もそうでしたが、どうもマークがルーズになってしまう。この時点で少し不安を感じました。でも、初スタメンのボランチ・宮本が中盤で精力的に動いて、相手の攻撃の芽をつんでいました。今日こそ・・・と思って前半を終えたのですが。

 後半の2失点は、目を覆いたくなるものでした。「ディフェンスに関しては、球際など基本的なことが欠けている」(前田)、「ボールを奪うポイントがずれている」(山崎)と、選手たちは守備における基本的な問題を指摘していました。ディフェンスについては、中断期間に相当トレーニングをしたはずなのに、ちょっと心配です。これだけ失点を重ねると、自信を失ってしまうのも無理はありませんが。

 攻撃もしっくりいっていない気がします。どう攻めるのか、という狙いが見られません。ミックスゾーンに現れた嘉人の顔は悔しさにゆがんで見えました。「ジュビロのディフェンスは最初から整っているように見えなかったから、そういうところを突きたかったが逆にうちが突かれましたね」と自嘲気味なコメント。思うようなボールが出てこず、嘉人らしいプレーは今日も見ることができませんでした。

 警告を受けたアキは累積で次節は出場停止。アキを嘉人に交代したのは「前線からもう一度チェイシングをしていくためと、次節のことを考えて、大久保と柿本のコンビネーションを確認しておきたかったため」(塚田監督)とのこと。モリシの復帰が確実でない今、アキもいない次節。試練のときは続きそうです。

 ネガティブなことを考え出したら、いくらでもできます。でも、まだシーズンは続きます。このままでは終われない。選手たちの奮起を期待します。

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2006年7月21日 (金)

津守には行ったんですけど

 昨日、「明日はグラウンドに行きます、レポートできるかも」と書きましたが、レポートなしです。ゴメンナサイ。というのも、大雨のため津守の人工芝で予定していた取材(撮影)が急きょ場所変更になってしまったのです。降りしきる雨の中、非公開で練習を続ける選手たちを横目に、別の撮影場所へと移動したのでした・・・。聞くところによると、セットプレーの確認などを入念に行った様子。明日はもう次の試合。ジュビロ戦です。このままズルズルいくわけにはいかないでしょう。信じましょう。

 注目は、嘉人が果たして先発するかどうか? 以前にも書いたと思いますが、塚田監督は、彼のコンディションを非常に気にしていました。期待は大きいけれど、性急に出場させてコンディションを崩してしまっては元も子もない、という気遣いでした。水曜日の大分戦後には「今日は少ない時間だったし、次の試合からいきたいですね、というよりいかないといけない」と話していた嘉人。もしかしたら、スタメンかも? 嘉人はまた、自分を生かしてくれるパスがなかったことについて、「それはキャンプからわかっていたこと」と話していました。当然ですが、コンビネーションは、どちらか一方の問題ではなく、お互いの問題。もう少し時間がかかるかもしれません。

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 コメントをいただいた、「アンドレ」の件。私も夕方のJリーグからのリリースが届いて初めて知りました。「登録抹消」とのことですよね。普通、Jリーグのほかのチームに移籍する場合は、「抹消」と同時に新しいチームへの「追加」が発表されますが、アンドレに関しては「抹消」のみ。ブラジルのチームに移籍した広島のジニーニョ選手も同時に「抹消」とされていますが、考えられるのはアンドレも日本以外のチームに移籍、もしくは単に「退団」ということなのでしょうか。これを書いている時点でクラブからの公式発表はありませんので、あまくで可能性としてですが。むむむ、何なんでしょう? スミマセン、はっきりしたことがわからなくて。

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2006年7月20日 (木)

ここでくじけてどないする!

 昨夜の試合後、ゲームレポートを2本。書いているうちにいやでもどんより。記者たちと雑談していても、自然と話はネガティブな方向に・・・まあ、1ヵ月半の中断期間を経て、期待に胸をふくらませて、あの試合見せられたら、誰でもそうなるのかもしれませんが。普段、ある程度練習を見て、選手に話を聞いている私でさえ、ここまでやられるとは(裏返して言うと、ここまでできないとは)思っていませんでしたから。

 塚田監督が、この中断期間を通じてやってきたのは、主にディフェンス面だと聞いています。インタビューでも「攻撃をいかすのも、まずしっかりしたディフェンスがあってこそ」という考え方を話していました。実際、私が見た練習では、バックラインを高くしコンパクトさを保った中で、ボールを奪いに行く、という意図が感じられました。そして、7月5日の試合(つまり公開された最後の練習試合)では、その成果が見え、選手たちも手応えを口にしていたのです。

「監督のやろうとすることは分かっている。ただ、今は自分たちがピッチで表現でききれていない」と話す選手がいます。昨日の試合では、ミスをリカバーするどころか、自信を失い、さらにパフォーマンスを落とす選手もいました。必要なのは「自信」ではないでしょうか。自分たちのやろうとすることを信じ、やりとげる、90分間がむしゃらにそれだけをめざしてほしいと思います。

 もはや目標は「J1残留」にしぼられました。一向に勝点を伸ばせない中、下位の他チームもモタついているのが救いかもしれません。まだ遅くない。取り戻してほしいと思います。で、威勢のいいタイトルをつけてみました。ホントに苦しいのはこれからですよ、マジで。

 今日は朝からグラウンドに行ってきました。さすがに選手たちは元気いっぱいというわけにはいきませんでしたが、昨日の出場組の多くがランニングのみで引き上げたあと、嘉人、フル、カキ(柿本)は居残り練習をしていました。昨日はやや空回りだった嘉人。次節は相手が相手なだけにやってくれるかも。

 選手インタビューを終え、帰ろうと思ってクラブハウスから出て行くと、モリシが囲みインタビューを受けていました。「痛みはなくなりつつある。昨日はボールを使った練習をしたが、痛みがぶり返すことがなかった」と、痛めていた左ひざは快方に向かいつつある様子。「次節は?」と聞かれて、「うーん、なんとも言えないです。明日の練習次第です。早く戻りたい気持ちはありますけど」とのこと。次節は無理をしないかもしれませんね。

 明日も津守に行きます。トップの取材ではないですが、少しはレポートできるかと思います。

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厳しいリスタート

 重苦しい気持ちでスタジアムをあとにしました。幸先よくもう一度、シーズンをスタートさせたかったのに、結果は敗戦。完敗といっていいでしょう。コメントの送り、ゲームレポート原稿を終えて今、これを書いています。詳しいレポートは明日(というかもう今日だけど)にさせてもらいますが、ひとことだけ。

 今日のアキのコメント。終盤、猛攻をしかけたことについて、「あれだけできるのに、最初からやれよ、やらなきゃいけないでしょ。俺たちは勝たないといけないんだから」。私もそう思います。

 なんで? どうして? が渦巻いた今日の試合。しかーし! どんよりした気分引きずって歩くわけにはいかないのです、私。明日というか今日は練習後に、またまたインタビュー。気持ちを切り替えることにかけては自信がありますので、切り替えて行ってまいります。でもその前にもうひとつ原稿が・・・。

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2006年7月18日 (火)

サバイバルレース、始まる

 長いなーと思っていた中断期間も終わり。明日はセレッソのJ1再開戦です。けが人とか、病人とかでネガティブな話題が多いのは確かですが、もう四の五の言うのはよしましょう。選手には、明日全力を尽くしてプレーしてもらいたいです。

 このところの練習を見る限り(今日は見ていませんが)、嘉人はベンチスタートかもしれません。塚田監督は、彼のコンディションについて相当神経をつかっているようです。スペインではリーグ戦で常時出場していたわけではないため、監督はいわゆる「ゲームコンディション」が整っているかどうかを慎重に見極めようとしていました。もっとも嘉人は「大丈夫、もういける」と言っていますが。しばらくは、コンディション、そして周囲とのコンビネーションにおいて、フラストレーションがたまることもあるでしょう。くれぐれも、短気を起こさず、じっくりやってほしいです。

 先日、嘉人にインタビューをしました。詳しくは『12th』次号をお読みいただいて・・・なのですが、本人の「J1残留」にかける思いの強さには驚きました。ハンパな気持ちで戻ってきたのではないし、「残留」の厳しさを誰よりも知っているからこそ、なのでしょう。結果的に降格が決まった'01年、ギリギリで残留を果たした'04年、いずれも経験している選手はチームにそれほど多くありません。このタイミングで、嘉人がセレッソに戻り、試合に挑もうとしていることに不思議な縁を感じます。

 明日、キックオフは19時。長居でお会いしましょう。

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2006年7月17日 (月)

がんばれ、もっとがんばれ

トップは今日、非公開練習。私たちも練習を見ることができません。塚田監督になってからは初めて、のはず。昨日レポートしたように、ここ数日でけが人や病人が出てきました。心配は募りますが、果たして今日はどうだったのでしょうか・・・。

 でも、ここまできたらもうじたばたしても仕方ないな、とも思います。けが人はどんなに注意していても出るものだし、長いシーズンには戦線を離れる選手が出てくるのはわかっていること。そのために、ずーっと、みんなで、ハードな練習を積み重ねてきたのだから。1人がリタイヤしても、代わって出てくる選手がいればそれでいい。願わくば、今いる選手を押しのけてでも「オレが!」というあつかましいぐらいの選手が出てくればいうことないのに。

  さて、今日は若手選手のインタビューにいってきました。トップとは別に、2部練習をした彼らに、話を聞いてきました。オフィシャルマガジン『12th』に掲載されるものですが、今回もなかなかおもしろいハナシが聞けました。インタビューが終わって、ノボルくん(中山)に、「2部練習が多くて大変だね」と言うと、「大変ッス。今月末までにあと4,5回は2部練ッス」。そう言う顔は、決していやそうではなく、むしろ朗らか。うれしくなりますね、ああいう屈託のない、前向きさは。チームがこういう状況だからこそ、がんばれ、もっとがんばれ。

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2006年7月16日 (日)

コンディションに気をつけて

 むむう・・・いやな予感は時に当たるものです。今朝グラウンドに着くなり、先に来ていた記者さんが、「大変です。リタイヤ続出で・・・」と教えてくれました。何でもブルーノが体調不良(どうやらお腹をこわしたらしい)で練習をせず帰宅。本人は「明日は大丈夫」と言っていたらしいですけど。「GKの鈴木も早退です」(前出の記者さん)。こちらも体調を崩した模様。昨日も別メニュー調整でした。この暑さですから、何となくわかる気がします。関西の、というか大阪の暑さはハンパじゃないですもんね。私もほんの数日前まで、夏風邪のなごりか、どうもすっきりしなかったもの・・・(今はとっても元気)。

 モリシはじめ、山田、河村は今日も別メニュー。モリシについては、「本人は(19日の試合に)間に合うと言っている」(塚田監督)とのこと。今日もリハビリに励んでいました。試合まであと2日。微妙というほかないです。

 思ったより軽傷だったのがコータ(藤本)。昨日の練習で右足首をひねり、途中で練習から離脱。相当痛そうだったので、心配していたのですが、「昨日はメッチャ痛かったんですけど、今朝起きたらそうでもなくて。明日から普通にやれそうです」。囲み取材で「五輪代表に入るかも?」と質問され、「意識はしますけど、チームで結果を出さないと」と、お手本のような答え。でも顔は少しにやけていたような・・・。まあ、ケガが大したことなくてホッとしました。

 リタイヤする選手の多さに胸を痛めていると、目の前で嘉人が右ひざを押さえて練習の輪から離れました。一瞬、見守る報道陣にどよめきが起こりましたが、そのあとの様子を見る限り大事には至っていない模様。本人は違和感があった、と言っていました。

 試合が近づくにつれて、ちょっとしたアクシデントにも敏感になってしまいます。ハードな練習は今も続いているし、この気候は選手たちにとって辛いはず。何とかいい状態で19日を迎えてほしいものです。

 疲れはあるでしょうが、明るい表情を見せていたのはフル。昨日の夕方のオールスターサッカーに出場後、今朝7時の飛行機で帰ってきて、そのまま練習へ。おまけに居残りもしていたらしいのに。昨日のゴールがいいきっかけになるかも・・・。「敢闘賞惜しかったね」といわれて、「森島さんにも言われました。『絶対フルだと思って待っていたから、発表の瞬間ずっこけた』って言ってました」。そういえば、モリシもかつて「MVPを確信して、発表のとき半歩前に足を踏み出していたのに、ストイコビッチやったんです」なんて事件がありましたね。

 明日は非公開練習で様子を見ることができないけれど、仕上がりは上々、といきますように。3日後はもう試合。早いです。みんな、準備はOKですか?

 

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2006年7月15日 (土)

やったぜ、フル!

 グラウンドに行ってきました。土曜日とあって、見学の人たちも多かったです。オフの翌日ということで、ランニング、フィジカルが中心。別メニューだったヤナギが合流し、今日の別メニュー組は昨日と同じでした。試合まであと3日。メンバーは一体? むむむ・・・これ以上負傷者がでないことを祈るばかりです。

 トップの隣では、U-18が練習していました。副島監督のもと、ピリリと引き締まった雰囲気でミニゲーム。聞けば、明日、高円宮杯出場をかけてヴィッセル神戸と試合をするとのこと。練習を終えてバスで決戦の地・淡路島に出発していきました。がんばれ!!

 フルを応援するつもりだったのに、今年は夕方からだったとは・・・オールスター。見られませんでした。4-1とやや情けないスコアですが、WEST唯一のゴールはフルが挙げたもの。ヤッター! 「今年は点が少なくて」と言っていたフル。再開後はガンガンいってください。

 明日も津守です。注目のあの選手にインタビューする予定。

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2006年7月14日 (金)

芝生でスクール

 今日はトップの取材ではなく、スクールへ。私の住む奈良県に今年初めてセレッソのサッカースクールができました。「奈良南校」です。御所市(ごせし)にある市民運動公園が練習場なのですが、ナントここは天然芝! なんです。スクール生たちがうらやましい。夏の日差しを浴びて、芝は青々。ふかふかでしたよ。

 今年6月にオープンしたぱかりで、まだスクール生は30人あまり。こんな恵まれた環境で、1人でも多くの子どもたちにボールを蹴ってほしいなと思います。山あいにあるグラウンドなので、鳥のさえずりが聞こえ、木の香りもします。日陰はひんやりしていて、街中よりも涼しく感じました。なんか癒やされた気分・・・。

 家に帰ると、「非公開練習実施」のリリースが。いよいよシーズンが始まるんだな、と気持ちが引き締まりました。明日はグラウンドへ行って、取材です。

 

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2006年7月13日 (木)

酷暑のなかで

 ココログのメンテが終わり、ようやく更新できます。「更新できない」となると書きたいことがいろいろ浮かんでくる。不思議。

 今日は朝からグラウンドへ。暑いです。ただただ暑い。ピッチサイドに立っているとクラクラしてきました。そんな中、選手たち、といっても昨日の練習試合のメンバーのみのこじんまりした団体がランニング。そしてストレッチ。そのあと、だれかシュート練習ぐらいするかな? と思ったけれど、それでおしまい。1時間足らずで終了です。

 みんな元気にやってたよー! とここに大きく書きたいところですが、少々お疲れ気味。昨日はナイトゲーム、90分間のほぼ実戦に近い形で試合をしたあとだから仕方ないでしょう。おまけにあの暑さですから。リーグ再開まであと1週間、コンディショニングは大変そうです。

 みんながランニングをしている横で、別メニュー調整をしていたのはモリシでした。黙々と、ではなく合間に「あついーあついー」と叫びながら。左ひざを痛めて全治1週間から2週間。その数字を見る限り19日の出場は微妙ですが・・・。ほかに別メニューだったのは、ヤナギ、山田タク、カワム。順調に回復している様子でした。なんとかリーグ再開に間に合ってほしいものです。

 練習後は、モリシに代わって急きょオールスター出場が決まったフルにインタビュー。「休みがなくなっちゃった」と言いつつも、「オールスターなんてめったに出られるものじゃないし、日本代表クラスの選手とも一緒にできるので楽しみです」。楽しみですね、これは。応援しよう。

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2006年7月10日 (月)

昨日のイベント

 昨日の「セレッソの日」、楽しまれました? それにしても暑かったですね、ハンパじゃないぐらい。病後の私はもうバテバテでした。来場者は4000人。ここ数年では最高かも。

 イベントは、昨年までと少し違って、「運動会」形式のもの。ミョーに真剣に競争する選手たちはやっぱり負けずぎらいなんですね。それにしてもこういうイベントを見ていると、選手のキャラクターがうかがえます。ファンへの接し方やコメントひとつに「ひと」が見えてなかなか興味深いものです。個人的には、綱引きで誰より真剣に綱を握っていた塚田監督に拍手! でした。

  イベント終了後、嘉人の囲みインタビュー。「昔のファン感謝デーより、ファンの数が多い気がしました。帰って来たんだな、という気持ちになりましたね」。リーグ再開に向けては、「チームがこういう状況だし、補強は自分しかなかったのもある。自分ががんばらないといけないと思っている」と、リラックスした表情で話していました。

 嘉人の言葉にあるように、この中断期間での補強はひとり。ミヤ(宮原)が鳥栖に戻ったことで、プラマイゼロです。「補強が足りないのではないか」という考え方をする人がいるかもしれませんが、数が多ければよいというものではもちろんないし、本当に必要な選手を取れたかどうかがポイント。クラブと塚田監督が話し合った上で、嘉人が必要な戦力であり、彼を獲得(復帰)したということでしょうから。

 先日、5日の練習試合を見ても、能力のある選手はたくさんいます。ポジションにかたよることなく、ベテラン・若手のバランスもよく。なので、あとはやり方次第。先日見た限りでは、正直言ってもうちょっとかな、と感じました。でも、よくなっているのは確かです。再開まであと10日をきりました。がんばってほしいと思います。

 今週は取材ウィークです。今日はスクール取材へ、そのあとも監督、選手へのインタビューがめじろ押しです。私にとってもシーズン再開のようです。ただ、明日11日から13日にかけて「ココログ」のメンテナンスとかでブログの更新ができません。コメントの書き込みもできないようです。ご容赦ください。

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2006年7月 8日 (土)

明日はぜひ!!

明日は年に一度の「セレッソの日」。楽しみですねー。お天気が心配ですが、みんなで楽しく参加しましょう。詳しくは、オフィシャルで確認を・・・。

 で、そのついでに寄りたいのはココ! 以前にもブログで紹介しましたが、長居に生まれたとってもナイスなお店です。明日はいつもより開店時間を繰り上げて、「セレッソの日」イベントの前に、サポーターの皆さんにお立ち寄り(&お買い物)していただこうと、スタッフ一同とても気合いが入っている模様。

 何で私がこんなことを言うかというと、明日発売になるとってもステキな新商品があるから。今まではどちらかというと男性向きのTシャツが多かったのですが、ついにレディス向けが誕生するのです。同時に同じデザインのキッズサイズも登場しています。とってもかわいいのでぜひぜひ見に来てください。実は、私、このTシャツのプロデュースのお手伝い(単なる口だしともいう)をしました。

「セレッソの日」の前に、私もお店に遊びにいく予定。病み上がりで元気がないかもしれませんが、見かけたら声をかけてくださいね!

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広島にて、のつづき

 7月5日の練習試合・広島戦の第2試合。先発メンバーは、GK吉田、DFは右から藤本、前田、ブルーノ、ゼ。ピンゴと東美がボランチ、2列目には右にモリシ、左にフル。アキと嘉人の2トップ・・・これが再開第1戦のスタメン? と思ってしまいそうな布陣。それにしても豪華な攻撃陣です。しかし、結果からいうとこのメンバーでの得点はゼロ。決定機もほとんど作れませんでした。前半40分にフルがこぼれ球をシュートしたシーンぐらい。裏を返せばそれだけ広島がいいサッカーをしていたといえます。決定機は5回、サイドを使い、走ってチャンスを作り出し続けました。

 後半はメンバーが少し変わりました。GKが多田に、モリシがアウトして山崎がイン、左のサイドバックに。ゼがひとつポジションをあげてフルがモリシのポジションに移動。ハーフタイムに塚田監督は「取られたら走る、もっとハードワークをしよう」とハッパをかけたそうです。その結果、後半はいい動きが見られました。中断期間を通じてトレーニングしてきた、「バックラインを高く、コンパクトフィールドを保つ」ことができていたように思います。後半31分に生まれたゴールも、だからこそ生まれたといえます。トクのパスに柿本が反応、きっちりと決めました。相手の主力が交代していったことを差し引いても、後半はまずまずだったと思います。

 塚田監督も、「今日の後半ぐらいのディフェンスのイメージができれば。細かい修正はあるにしてもイメージは共有できた」と話し、「あとは攻守にわたって切り替えを早くできるように」と、今後の課題をあげていました。

 試合が終わり、監督、選手への取材を終えて、駐車場のほうに向かうと、佐藤寿人選手に会いました。あいさつをしたあと、「残念だったねぇ、W杯、寿人くんなら絶対選ばれると思ったのに。セレッソのサポーターもみんな応援してたんだよ」と言うと、「ホントですか。ありがとうございます」と、ニッコリ。そのあと彼はこういいました。「こんどは嘉人と一緒に行けるようにがんばります」。ただ「がんばります」というのではなく、セレッソのサポーターにも配慮したプロフェッショナルなコメントに、感心しました。やっぱり寿人は偉い。

 さて、セレッソの選手たち。この日はキャンプ7日目でさすがにお疲れの様子でした。今日(8日)のオフはしっかり休んで、明日の「ファン感謝イベント」には元気な姿で現れるはず。私も(多分)元気に取材に行きます。

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今朝から復帰、ようやく広島戦レポを

 4日に「明日、広島へ行く」と書いたっきり、音沙汰なしですみません。夏風邪でダウンしていました。5日に広島(といっても市内から車で1時間・・・遠いです)から戻り、「疲れたなぁ」と思っていたら、夜中に発熱。ようやく今朝方復活しました。というわけで、ちょっと間抜けな感じもしますが、広島戦のレポートを。

 午後1時からは若手中心のメンバーが対戦。スターティングメンバーは、GK鈴木、DFが右から中山、山下、江添、堂柿。アンドレと宮本がボランチ、2列目には右に酒本、左に苔口、ジャパと小松の2トップ。ベンチには丹野、デカモリシ、有村、柿谷、香川が控えます。私が吉田サッカー公園に到着したときはすでに試合が始まっていました。目を引いたのは、広島の新監督・ペトロビッチ氏の熱い指示ぶり。ほとんど立ちっぱなしで大声で指示を送り続けていました。余談ですが、広島担当記者によると「監督が代わってずいぶん良くなった」らしいです。むむ・・・手強そうだ。

 前半は広島ペース。セレッソが押される展開で、43分ごろに先制されてしまいます。ところが、後半はセレッソペースに変わります。広島担当の記者によると、「ペトロビッチが(第2試合の)ミーティングでベンチを離れたから」。つまり、監督の指示がなくなって、広島の選手の動きが悪くなったのだと。それは冗談にしても、確かに相手の動きが後手にまわっているのを感じました。それだけセレッソがよかったということでしょう。後半13分には途中出場のデカモリシがゴール、1-1に。体勢を崩しながらも思いきって打ったシュート、以前に比べてデカモリシの動きがキレていることに気づきました。途中からボランチに入った香川の動きもよかったです。

 後半20分ごろ(時間は私の手元のもの)、小松アウト、柿谷イン。このころにはすっかりセレッソペースです。そして後半26分、この試合で最大の見せ場が・・・左サイドでボールを持った柿谷が、フェイントかけまくりで相手DFをゆさぶり、抜いた! と思った瞬間、シュート!! ほとんど角度はないように見えたのですが、なんとこれがゴールイン。「すごいシュート」。記者の間にどよめきが広がりました。その少し前に広島のライターさんから「柿谷ってどの選手? すごいってきいてますけど、本当ですか?」と聞かれたばかりでした。「あれはすごいわ。これからが楽しみだねえ」とそのライターさんも感心しきりでした。曜一朗のゴールで2-1。普通ならこれで逃げ切らなければいけないゲーム。そのあともチャンスはありましたからね。でも、再びペトロビッチ監督が出てきてしまったのです(!)。終了間際に1点を返されて2-2になってしまったのでした。

 試合後、曜一朗に少しだけ話を聞くことができました。「狙い通りのシュートでした。角度がなかった? GKがクロスを警戒して前に出ていたので、けっこう角度はありました」と、余裕に笑み。いやー、いいもの見せてもらいました。あのシュートだけでも広島まで行った甲斐があるというものです。

 午後3時からは、お待ちかねのトップ同士の対戦です。と言いたいところですが、長くなりましたので、ちょっと休憩をはさみます。

 

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2006年7月 4日 (火)

いつ、どんな形で辞めるか

 昨夜、テレビのニュース速報で知った「現役引退」。その瞬間は思わず「エーッ」という声が出たけれど、なぜかすぐに「そうか、そうなのか」と得心しました。ブラジル戦後の涙や一連のふるまいは、最後だったからこそのものだったのだ、とようやく腑に落ちる思いがしたのです。

 でも、今日になって気持ちが変わっていることに気づきました。何となく空虚な思いが胸に充満しているのです。「心にぽっかりと穴があいた」という表現があるけれど、そんな感じ。暗黙の了解のように、彼が4年後のW杯でもプレーするだろう、と勝手に思っていた。でも、もう彼はいない。そんな状態を想像していなかった。

 熱心なファンだったわけではない。ただ、ここ数年は最も好きなサッカー選手だった、中田英寿。選手の引き際、いつ、どんな形で辞めるのか? をあらためて考えさせられました。

 かつてセレッソにいたある選手は、「今が引き際だと思ったから」と引退の理由を話してくれました。確かまだ20歳代だったことから、「まだまだプレーできるのに、もったいない」と私が言ったことへの返事として、でした。

 今年のシーズン開始直後、アキにインタビューをしたときも、「引き際」の話が出ました。以前、「30歳までプレーすることが目標」と話していた彼に「もしかして、そろそろ引退を考えたりする?」と聞いたのです。去年のリーグ最終戦を「最後になるかもしれない」と思ってプレーしたこと、でも「納得がいかないからやめない。納得したら自分はサッカーをやめるつもり」との答えが返ってきました。納得するというのはどういうことなのか、例えばセレッソが優勝することなのか? と聞くと、「違う。優勝しても自分が納得できなければやめないし、納得できれば優勝しなくても俺はやめる」と話していました。

 中田選手の引退は、いろいろなことを思い出させてくれました。ここまで書いても前述した空虚感は消えないです。

 さて、明日は広島に行ってきます。美作キャンプは予定が合わずいけなかったので、久々の取材になります。練習のペースもややダウンしたようだし、いい試合が見られるのでは・・・と期待しつつ。

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2006年7月 3日 (月)

最近思うこと、いろいろ

 2日続けて更新を休んでしまいました。気がつけばもう7月。W杯は準決勝と決勝を残すのみ。ベスト4はドイツ、イタリア、ポルトガル、フランス。意外だったのは、アルゼンチンとブラジルが姿を消したこと。日本戦のブラジルを見る限り、「敵なし」かと思っていたのですが・・・フランスはうまく守りましたよね。ジダンも輝きを取り戻し、とても華麗で素敵。残りわずかの大会を楽しむことにします。

 そして、次期日本代表監督がいよいよ決まりそうですね。この間のプロセスには、疑問を感じる点もありますが、オシム氏自身の手腕は疑いのないところ。ナビスコカップの千葉戦の前、囲み取材で塚田監督にオシム監督の印象を聞いたところ、「実際にトレーニングを見たことがあるが、集中したなかで選手たちに判断力を求め、モビリティ(可動性)を求めている。ハードワークで決して妥協を許さない」と、話していました。オシム氏の就任は大歓迎ですが、なぜオシム監督なのか、目指すものは何なのかを明確にして、新体制をスタートさせてほしいものです。いわずもがなですが。

 さて、我がセレッソは美作でキャンプ中。おとといの土曜日にはサンフレッチェと2試合を行いました。現地にはいけなかったので、公式HPの記録を見ての感想を。塚田監督の言葉どおり、フォーメーションはいずれも「4-4-2」です。13時からの試合は若手というかいわゆるサテライトの選手が中心。DF(たぶん右サイドバック)にヤマ(山下)が入っているところを見ると、もうU-19遠征から戻ったのでしょうか? それはさておき、1本目のメンバーはほぼ練習どおりの顔ぶれ。ただ、エゾが復帰しているのはビックリ。キャンプ前日に話を聞くと、「何とかキャンプから合流できそうです」と言っていたのに、もう先発とは。

 その1本目は先制するも終了間際に追いつかれています。2本目も後半ロスタイム(?)にひっくり返される・・・という展開。いかんなぁ。2本目のメンバーもほとんど練習どおり。ただ、練習ではゼ・カルロスのところ(左MF)にフルが入って、アキと嘉人の2トップでプレーすることが多かったので、それだけが予想外という感じ。

 注目の嘉人は2本目の後半45分のみの出場。新聞報道によるとシュートはゼロだったよう。コンディション、コンビネーションもまだこれから、というところでしょうか。注目したいのは、2本目のGKが大介(多田)でスタートしたこと。ナビスコの準々決勝第2戦(6月8日)の試合後は、悔しさでいっぱいという表情をみせながらも「個人的には自分らしいプレーができたと思う」と話していました。キックの正確性については、チームでナンバーワンだと思うし、ほかの技術にしても他選手に劣っているとは思いません。ポジションを獲得するための“闘い”はこれからも続きます。

 

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