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2006年4月19日 (水)

前向きに考えてみる

 監督交代から、1日が経ちました。何度経験しても決して慣れることはないし、どんな形であれ、それなりの衝撃を受けます。昨夜は記者会見直後でもあり、コメントのみのレポートになりました。私自身、今回のことについて、整理でききれていなかったこともありましたし。

 小林前監督の解任について、賛成とも反対とも言いません。クラブが決断したことを「受け止めて」います。今年の成績、試合の内容や戦い方、チームの雰囲気、シーズン前の準備。さらに去年の成績、内容、成果。さらにさらに一昨年途中に急きょ(本当に急でした。あの時も私は大阪にいなくて、旅先で「監督交代」の報を聞きました)、監督就任、岡山でのキャンプ、試行錯誤、絶望からの帰還。ひと通り見てきたつもりです。小林前監督の功績は、いまさらここで述べる必要はないでしょう。手の施しようのない(ように見えた)チームの監督になることを引き受け、翌'05年には、積年の課題であった守備の構築に着手、「堅守のチーム」を作ることに成功しました。

 でも、今年のチームは? 昨年の成績、いや「最後まで優勝争いをした」という事実を前にに、現実を見極めるシビアな目線が、少し緩かったのではないでしょうか。「去年できたから、今年もある程度はできると思ったのに」という小林前監督のコメント。「昨季をベースに今年はプラスアルファをすればいい」。去年も在籍した選手からはこんな言葉が聞かれました。周辺の人間も、そういう漠然とした「自信のようなもの」を勝手に抱いてしまったようです。

 こんな分析をしたところで、今となっては何のメリットもないかもしれません。でも、また起こりうることとして、記しておきます。

 その上で、前向きに考えてみるわけです。塚田監督にバトンが渡されました。'03年は、当時の西村監督の解任にともなって、就任。ただ、当時の強化担当からの依頼に、一度は固辞。「監督が解任されるのに、その下でコーチをしていた自分が残るのはおかしい。一緒に辞めるのが筋だ」という意味のことを話しておられたのを覚えています。西村元監督、今はGM(ややこしいですね)に、「今年、自分たちがやってきたことを、グラウンドでまっとうしてほしい」と説得されて引き受けることを決意した、とも。

 塚田監督は、昨日の会見でも話があったように、躍動感のある、見ていてワクワクするサッカーをする監督です。ただ、今のセレッソの成績を考えると、ある程度「結果優先」にならざるを得ないかもしれません。降格は絶対にできない、これを前提にどんなサッカーを目指すのか。そして、'03年には、若手選手の抜擢も敢行した塚田監督。今季のテーマのひとつが、「将来を見据えて若手を戦力化すること」でしたから、この点も注目したいところです。

 サポーターの皆さんもご存知だと思いますが、塚田監督はすごく熱い人です。以前も「戦えない選手はいらない」と、選手にハッキリと言った人でもあります。自信を失い、バラバラになりかけたチームをまとめるには最適任者ではないかと思います。「とにかく今の戦力を見極めたい」と会見で話していました。その上で、どんなチームを作るのか、楽しみにしましょう。チームは生きもの。何かのきっかけで変わっていくものです。もちろん、塚田監督の采配が与える影響がもっとも大きい。でも、私たちにも「力」はあるはず、です。

 バタバタしているうちに、試合が迫ってきました。チーム、選手に何らかの変化は現れているのでしょうか? 明日はグラウンドに行って見てきたいと思います。

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コメント

今回の監督後退、交替、交代劇(選んで下さい)は今年のセレッソトップニュースになる出来事かも知れませんね。
色んな方々のブログを見さして頂きましたが、ブログ大賞は、西中島南方さんの「またね」に決めさせて頂きます。涙が出ました。
(nisinakajima.seesaa.net/article)
バックナンバー2月25日(土)に書かれていた様になった現在、補強の失敗としか言わざるをえませんかね?マグノアウべス、ワシントンと成功した上位2チーム、うらやまし~い!
何?2人が骨折したチャンスがある!そんな不謹慎な!


投稿: トラ年ヒロちゃん | 2006年4月20日 (木) 13時27分

監督の仕事は「目」だと思っています。
千変万化のサッカーというものを見ていく上で、どこに視点を置くかはとても大事ですから。

例えば山田選手。
アルゼンチンのアルディレスからは一時期「攻撃の選手」と評されていた選手なのだけど、小林監督からは「守備の選手」と評されていました。
私は東京のセレッソファンなので、地元のヴェルディも長年気にして見ていたから山田選手は「攻守どっちもできる」稀有な選手であるのを知っているので不思議な気分。
きっと視点の差がその差なのでしょう。

チームは生き物。その通りで、いろんな視点を持つカペッロやモウリーニョクラスの超一流監督に託すか、「目」を代えていかなければ。

投稿: 銀 | 2006年4月20日 (木) 13時56分

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4月18日、セレッソ大阪は、小林伸二監督を解任し、後任に塚田雄二氏の就任を発表し [続きを読む]

受信: 2006年4月19日 (水) 23時56分

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