« ファビーニョは? | トップページ | 天皇杯、敗退 »

2005年12月28日 (水)

メディアの役割

昨日のブログで「明日はグラウンドに行く」と言っておきながら、たまりにたまった用事を目の前にして、泣く泣く断念。取材には行けませんでした。ファビーニョの状態だけが気がかりですが、昨日の様子を見る限りでは大丈夫でしょう。負けた時点で突然終わってしまう天皇杯。今年のチームを見ることができるのは最大で2試合になってしまいました。

ここ2週間、毎朝ドキドキしながらスポーツ紙を開く人が多いのではないでしょうか。何か驚くようなニュースは載っているかも、と。実は私もその1人です。現場でスポーツ紙の記者たちとともに取材をしているとはいえ、「!」と思うことがよくあるからです。最近では、アキの移籍報道が載った朝(22日)も「!」。「うーむ、このタイミングで来たか」というのが正直な感想でした。アキの件についてはまだ結論が出ておらず、本人からも具体的な話は聞けていませんので、今ここで何かを書くことはできません。なのになぜこんなことを書いたかというと、最近つくづく「メディアの役割」というものを考えさせられるからです。

先日、ファビーニョが記者に対して自ら「来季はセレッソにいない」という告白をしました。クラブとしては移籍先が決定していない以上、公式発表はしませんから、本人のフライングともとれる行為です。でも彼は伝えたかった。誰に? 自分を支えてくれる応援してくれるサポーターに対してです。もしガンバ戦に負けていたら、彼は「さよなら」を言えないまま帰国していました。最後のホームでの試合で、「惜別の思いを込めたプレーを観てもらいたい」という意思が前述の告白につながったのです。そして、24日の彼のすばらしいパフォーマンス。最後になるかもしれないと思うからよけい、私たちは胸に深く刻むことができたのではないでしょうか。

ヌノにしても同じことがいえると思います。彼はとても情熱的かつまっすぐな人です。自分の思いを隠すのは得意ではないでしょう。だからこそ26日に津守で声をかけたとき、「福岡に行くことに決めました」と率直に打ち明けてくれたのだと思います。「セレッソでの最後のタイトルを、みんなで獲りにいくんだ。だから応援してほしい」ということを伝えたかったのです。誰に? サポーターにです。記者を通じて、記者の後ろにいる数え切れないほどの読者(サポーター)に、ファビーニョもヌノも語ったのです。

これがメディアの役割です。サポーターのみんなが全員で選手にインタビューすることなどできません。だから記者が代わりに聞きに行くのです。私はいつもそう考えています。サポーターの代わりに、彼らの聞きたいこと知りたいことを聞きに行くのだと。そして、選手は記者に話をするのではありません。記者を通して、自分を支えてくれている大勢の人たちにメッセージを伝えるために、取材に応じるのです。基本中の基本のことですが、ないがしろにされるのがいかに多いことか。

1999年から約2年間、セレッソの広報担当の仕事をした経験がありますし、長くメディアにたずさわる仕事を続けていますが、メディアとクラブ・チームの関係については簡単にいかないな、難しいな、と最近あらためて思います。でも、一般の人たちは実際にはメディアを通してしかクラブ、チームを知ることはできません。大事な問題です。このテーマについては話がつきません。いずれ、またの機会に。

さて、明日は静岡です。今年の冬はことのほか寒いです。寒さにも慣れてきましたが、忙しい時期ですので、体調を崩さないよう注意したいですね。元日には元気に国立に集結できるにようにしましょう。そのためにも明日はエコパ! 勝ちましょう。

|

« ファビーニョは? | トップページ | 天皇杯、敗退 »

コメント

いよいよ今年最後の試合ですね!
すばらしい1年が始められるように
勝って大阪に帰りましょう

投稿: ひでかじき | 2005年12月29日 (木) 00時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/154764/7877938

この記事へのトラックバック一覧です: メディアの役割:

« ファビーニョは? | トップページ | 天皇杯、敗退 »