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2005年12月31日 (土)

ヌノ、がんばってね!

昨日、津守でお別れのあいさつをした選手のひとり、ヌノ。お別れのメッセージを聞いているうちに、思い出話になってしまいました。「ヌノはチームが一番大変な時期に来てくれたんだよね。2001年の残留争いの最中に。その後、今年までは歴史の中でも激動の期間だったと思うよ」というと、「そうかもしれませんね。ホンマにいろいろありました。結局J2に落ちて、でも1年で復帰できたことは大きかった。2003年には監督の解任があったし、2004年はすごくしんどい1年やった。キャプテンをしていたアキがあんな形で辞めて、自分が引き継いだけど、僕の中でキャプテンはずっとアキやったし。モリシや久藤、嘉人にも助けられて、ギリギリで残留できた。あのころのことは今でも最近のことのように思い出します」。セレッソでの日々は濃くて太くて深かった、とヌノは言っていました。

自分のホームページで真摯にサポーターと向き合い、厳しい意見も真っ向から受け止めようとしていたヌノ。強い人なんだな、といつも思っていました。今回、セレッソを去るのは、プロフェッショナルとしての立派な判断だと私は思います。自分の力を必要としているクラブがあるなら、そのチームで試合に出るチャンスがあると感じるなら、チャレンジしてほしいと思うから。ただ、これは本人にも言ったのですが、「いつか大阪に戻ってきてほしいな」と思っています。「僕もそうしたいと思っています。恩返ししたいから」と、ヌノ。しばしの別れ、ということになるような気がします。

セレッソにとって激動の(?)1年が暮れていきます。いろいろあったけど、「悪くなかったかな」というのが私個人の感想です。去年の、あの救いがないような状況に比べれば、いいこともありましたしね。何より、「確かに前進している」と実感できることがうれしいです。ただ、タイトルを目の前にしながらとれなかったことや、足りないところはまだあります。考えるだけでうんざりするようなこともね。でも、新しい年を迎えるのですから、前向きにいきましょう。

チームの始動は2006年1月26日。あと1カ月後には始まります。それまでに私もパワーをチャージしないとな。書き忘れたことがあるような気もするけど、とりあえず今年はこれでおしまい。みなさん、よいお年を!

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2005年12月30日 (金)

今年最後の津守

今日は津守で朝から選手ミーティングのみが行われました。そして「解散」。文字通り、今年のチームが解散したわけです。アキがこのところコメントするたびに言っていたように「このチームで、同じメンバーでサッカーをするのは最後」になったわけです。

ミーティングは15分ほどだったでしょうか。クラブハウスから次々に出てくる選手たち。その行く先は様々です。すでにセレッソと来季の契約を交わした選手。まだ交渉中の選手。他のチームへの移籍が内定した選手。まだ移籍先が決まらない選手・・・。

母国へ帰ることを決めたファビーニョは、長い時間をかけて集まったサポーターにサインをしていました。印象的だったのは、クラブハウスを出てくるとき、トーミくんと肩を並べてあれこれを話していたこと。涙を見せたトーミくんの肩を何度もたたいて、なぐさめるようにしていたファビーニョ。「今までサッカーをしてきた中で最高のパートナー。1日でも長く一緒にプレーしたい」と話していたトーミくん。別れに感極まるものがあったのでしょう。

「今日ここに来てくれたサポーターにはあいさつができたが、すべての人にお別れを言うことはできなかった」と、ファビーニョ。「トーミがさびしそうにしていたので、『泣くな、また会えるから』と言った。彼と2人だけの話としてしたのは、『僕がどこへ行こうと、ブラジルに帰ろうと、日本にトーミというすばらしいプレーヤーがいるということは忘れないし、ブラジルだけでなく、世界に通用する選手だという気持ちを持っている』ということ」。「娘には帰る日をまだ知らせていないんだ。伝えると楽しみにして彼女は夜眠れなくなるからね」。ブラジルに残してきた娘さんに会えるのをすごく楽しみにしている様子だったファビーニョ。穏やかな笑顔で、私たちにもお辞儀をして去っていきました。

ヌノにもいろいろ話を聞くことができました。ヌノについては今までの思い出も含めて、ゆっくり書きたいと思います。うれしそうでしたねぇ、今日は。サポーターのみんなに囲まれて、記念撮影をしている様子は。「めっちゃうれしい」と話していました。渡り通路に掲げられた「布部のおかげで・・・」のダンマクには、「あれ、反対やで。サポーターのおかげで今の僕があるねんから」と話していました。

それにしても、セレッソの練習グラウンドでこんな光景を見たのは初めてです。今まで、辞めていく選手はひっそり、静かに、いつのまにか、というのが当たり前だったから。ファビーニョ、ヌノ、クロ、中井くんといずれもクラブからの正式発表はまだ(あ、ファビーニョについては今リリースされてきましたね)ですが、本人にとっても、サポーターにとっても今日のようなことはよかったのではないでしょうか。別れはつらいし涙は出るけれど、誰もが幸せな思いをしたという点では、問題はなかったと感じました。

まだ去就がはっきりしない選手はいます。別れを心に秘めたまま、今日黙って津守を去った選手もいるでしょう。可能な限り、選手たちのメッセージをお届けしたいと思います。12月30日、今年最後の津守は私にとっても思い出に残る1日になりました。

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2005年12月29日 (木)

天皇杯、敗退

清水エスパルスに0-1、天皇杯は準決勝で敗退となりました。リーグが5位、天皇杯がベスト4。やはりその先の壁は高かったということなのでしょうか。

私にとっては初めてのエコパ。少し風が冷たかったけど、天気は上々、2階の記者席から見たピッチもきれい・・・しかし、選手たちは持ち味を出し切れませんでした。立ち上がり、コンディションは非常に良さそう。体がキレて、動きも悪くなかった。そこでフィニッシュまできっちりいけなかったことが、あとに響いたような気がします。

後半に入ると、ガクッと運動量が落ちました。対するエスパルスの集中力は増して、守備の意識も徹底されていました。試合後、監督、選手口にしていた「相手に引かれたときの攻撃」のあり方、これが今季最後の試合で課題として浮き彫りになりました。リーグの間も言われていたことですが、このところの試合ではあまりなかったパターンだっただけに、選手たちは苦しんだようです。

選手のコメントを紹介します。前田くんは、「芝の状態が違った感じで、最初はボールが足につかなかった。ミスが出てもお互いにカバーしあって、失点にはつながらなかった。DFとしては90分間無失点に抑えたが、トーナメントは120分間いけるチームを作っていく必要がある。最後の失点は僕のマークだった。しっかり抑えられるようにしたい。ボールを奪ってくさびにあてるということはできたが、フィニッシュ、最後のシュートが少ない気がした。清水の堅い守備についてはリーグでも感じていた。難しい相手だった」

吉田くんは、「リーグでもそうだったが、天皇杯もベスト4で優勝を逃した。この悔しい思いをチームの財産として経験値として来季に生かしていかなければならない。ナビスコとリーグのチャンピオンを破ってベスト4まで進んだが、ここが勝負の厳しさ。勝たせてもらえなかったし、タイトルを取らせてもらえなかった。際のところのチームの足りないところを来季に向けて変えないといけない」。

ファビーニョは、「今シーズン成し遂げられなかったタイトルのことが頭をよぎり、どうしても涙が出てしまった。これが永遠の別れということではない、またこのチームに帰ってきたいと思います」。ゴール裏に掲げられた彼へのメッセージ(横断幕)を見て、本当に喜んでいたというファビーニョ。ついに、セレッソでの日本でのラストゲームが終わりました。彼の言うように、とりあえずの「さよなら」であることを祈ります。ありがとう、ファビーニョ。今日はかなり腰が痛そうだったけど、全力でプレーしているのはわかったよ。ありがとう。

2005年を2日だけ残して、シーズンが終わりました。1月下旬からとにかく突っ走ったという感じで、ホントに早かった。歓喜のときは今年も訪れなかったけれど、しみじみと「よかった」と感じられたシーズンでもありました。みなさま、お疲れさまでございました。

結局無冠で終わってしまった2005シーズン。今はまだ脱力感が体のほとんどを占めてしまっていますが、今年のセレッソは何がよかったのか、何が足りなかったのか--今日の試合を含めた今季のことを、ぼつぼつこのブログで振り返っていきたいと思います。では、今日はこれにて。

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2005年12月28日 (水)

メディアの役割

昨日のブログで「明日はグラウンドに行く」と言っておきながら、たまりにたまった用事を目の前にして、泣く泣く断念。取材には行けませんでした。ファビーニョの状態だけが気がかりですが、昨日の様子を見る限りでは大丈夫でしょう。負けた時点で突然終わってしまう天皇杯。今年のチームを見ることができるのは最大で2試合になってしまいました。

ここ2週間、毎朝ドキドキしながらスポーツ紙を開く人が多いのではないでしょうか。何か驚くようなニュースは載っているかも、と。実は私もその1人です。現場でスポーツ紙の記者たちとともに取材をしているとはいえ、「!」と思うことがよくあるからです。最近では、アキの移籍報道が載った朝(22日)も「!」。「うーむ、このタイミングで来たか」というのが正直な感想でした。アキの件についてはまだ結論が出ておらず、本人からも具体的な話は聞けていませんので、今ここで何かを書くことはできません。なのになぜこんなことを書いたかというと、最近つくづく「メディアの役割」というものを考えさせられるからです。

先日、ファビーニョが記者に対して自ら「来季はセレッソにいない」という告白をしました。クラブとしては移籍先が決定していない以上、公式発表はしませんから、本人のフライングともとれる行為です。でも彼は伝えたかった。誰に? 自分を支えてくれる応援してくれるサポーターに対してです。もしガンバ戦に負けていたら、彼は「さよなら」を言えないまま帰国していました。最後のホームでの試合で、「惜別の思いを込めたプレーを観てもらいたい」という意思が前述の告白につながったのです。そして、24日の彼のすばらしいパフォーマンス。最後になるかもしれないと思うからよけい、私たちは胸に深く刻むことができたのではないでしょうか。

ヌノにしても同じことがいえると思います。彼はとても情熱的かつまっすぐな人です。自分の思いを隠すのは得意ではないでしょう。だからこそ26日に津守で声をかけたとき、「福岡に行くことに決めました」と率直に打ち明けてくれたのだと思います。「セレッソでの最後のタイトルを、みんなで獲りにいくんだ。だから応援してほしい」ということを伝えたかったのです。誰に? サポーターにです。記者を通じて、記者の後ろにいる数え切れないほどの読者(サポーター)に、ファビーニョもヌノも語ったのです。

これがメディアの役割です。サポーターのみんなが全員で選手にインタビューすることなどできません。だから記者が代わりに聞きに行くのです。私はいつもそう考えています。サポーターの代わりに、彼らの聞きたいこと知りたいことを聞きに行くのだと。そして、選手は記者に話をするのではありません。記者を通して、自分を支えてくれている大勢の人たちにメッセージを伝えるために、取材に応じるのです。基本中の基本のことですが、ないがしろにされるのがいかに多いことか。

1999年から約2年間、セレッソの広報担当の仕事をした経験がありますし、長くメディアにたずさわる仕事を続けていますが、メディアとクラブ・チームの関係については簡単にいかないな、難しいな、と最近あらためて思います。でも、一般の人たちは実際にはメディアを通してしかクラブ、チームを知ることはできません。大事な問題です。このテーマについては話がつきません。いずれ、またの機会に。

さて、明日は静岡です。今年の冬はことのほか寒いです。寒さにも慣れてきましたが、忙しい時期ですので、体調を崩さないよう注意したいですね。元日には元気に国立に集結できるにようにしましょう。そのためにも明日はエコパ! 勝ちましょう。

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2005年12月27日 (火)

ファビーニョは?

今週はずっと別メニューで今日の練習でも部分合流しかできなかったファビーニョ。練習後に小林監督に聞いてみると、「先週の痛めた腰を、この間の試合(ガンバ戦)で打ってしまった。そんなにひどくはないと思うけど・・・今日の様子を聞いて、明日まで様子を見るつもり」とのこと。対エスパルスについては、「手強いよ。相手は澤登が引退することで、モチベーションが高いだろうし」とのこと。モチベーションと勢いがモノを言う天皇杯。その点でいけば、セレッソはかなり優位にあると思うのですが。

そしてファビーニョ。あの「退団告白」以来、心なしか表情が柔和になった気がします。プレスに対しても、穏やかな物腰でじっくりと話を聞かせてくれます。その一方でピッチでは誰よりも闘志を見せるファビーニョ。なんてすばらしい選手なんでしょう。通訳のガンジーさんとも話していたのですが、サポーターに自分の心境をわかってもらい、きちんと別れのメッセージを(ピッチや練習グラウンドで)伝えられることで、ずいぶん心が落ち着いたのではないでしょうか。

練習後、ファビーニョに話を聞くことができました。腰の状態については、「多少違和感はあるが、(試合に出ることについて)問題はないと思います。今日はメディカルスタッフの判断で大事をとって別メニューでしたが、自分としては練習がしたかったぐらい。今日は無理をしないということで、明日は合流できると思う。以前から腰に違和感はあったが、もうシーズンも終盤なので、何かを犠牲にしても最後まで試合に出たいと思っている」とのこと。必ず試合には出ます、と力強い言葉も聞かれました。

昨日は堂柿龍一選手、今日は森島康仁選手と、有望な新人の加入が続々と発表されています。ユースからの昇格を含め、これでルーキーは8人。一方でチームを去る選手の情報も聞こえてきます。チームづくりの難しさを感じる時期です。このことについてはまた日をあらためて。

明日は非公開練習ですが、メディアへの対応は行われる予定。エスパルスとの一戦に臨む選手たちの声を聞いてきます。

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2005年12月26日 (月)

お読みくださいー

お知らせです。明日発売、今週の『週刊サッカー・マガジン』に天皇杯準々決勝のゲームレポートが、『週刊サッカー・ダイジェスト』に吉田選手について書いた原稿が掲載される予定です。よろしければお読みくださいませー。

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それぞれの道を行く前に

日本代表メンバーが発表されました。うーん、入りませんか。今回はかなり期待していたんだけどなぁ。あきませんか。まあ、仕方ないです。いいでしょう。

今日は南津守で練習。そのあと、何人かの選手に話を聞くことができました。3日後の天皇杯準決勝についての話もありますが、時節柄どうしても「去就」がらみの質問も増えてきます。

新聞報道された黒部くんが、今日、記者の囲み取材に応じてくれました。「24日の夜、試合が終わったあとにクラブ(セレッソ)から電話で『来季は契約しない』という連絡を受けました。これから来季のチームについて、京都を含めいろいろと考えないといけない。正直なところ、今はオファーもないしこれからです。時間はあまりないが、来年僕自身が納得してがんばろうと思える、楽しく満足してサッカーができるチームを決めたいと思う。本当に僕自身が必要とされているのならJ1、J2にこだわらないつもりです」。今年、京都から期限付きで移籍してきた彼にとって、決して満足のいく1年ではなかったと思います。今までセレッソにはいなかったタイプの選手だったので、楽しみにしていたのですが・・・。

そして、気になっていたのがヌノ(布部選手)です。聞いてみると、「自分の気持ちは決まりました。今日GMとも話したところです。セレッソより高い評価をしてくれた福岡にいくことにしました。福岡の監督からも『戦力として考えている、必要だ』といってもらったので。ただ、自分の中では大阪への気持ちは深いし、2001年の途中から来て、ホンマにこのチームでやれたことは誇り。いろいろな意味で重かったです。今年は自分も戦えたし、自負もある。さびしいのはあるけど・・・(24日の)天皇杯のときには、最後の長居もしっかり踏みしめてきました。昨日、アキとメシに行って、自分の思いを伝えました。アキは『天皇杯を絶対獲る』と言ってくれた。勝って、みんなで一緒に泣こうぜ、と言ってある」。まだ正式に発表はされていませんが、本人の気持ちはすでに固まっているようです。「セレッソのサポーターに向けて、また落ち着いたら話を聞かせてね」とお願いすると、ヌノは「わかりました」と言ってくれました。

ヌノと固い約束をしたというアキにも話を聞くことができました。「あとひとつ勝てば元旦にいけるから。次で負けるのは一番おもしろくない。何のために年末までやっているのかわからなくなるもんね。チームの相性はよくないとか言われるけど、エスパに対して、俺自身は苦手意識はない。個人的にはやりやすいし、いやでも気合いが入るしね。アウェイだけど、内容はともかく結果にこだわっていきたい。勝てばなんでもいい、という気持ちでいく」。再びアキの闘志に火がつきました。こうなったら、とことんやってもらいましょう。

この時期は、すべての選手がそれぞれに、考えるべきことを抱いてサッカーをしています。悩みの種類、その大小はは違うでしょうが、今後行くべき道を模索していることには変わりありません。救いは、まだチームとして共通の目標を持って、戦えること。それぞれの道を行く前に、完全燃焼を見せてほしい。うれし涙を心ゆくまで流させてほしい。そう思います。

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2005年12月25日 (日)

前を向いていこう

ふと気づけばもう25日。今週で今年も終わりなのですね。早いなあ。サッカーの仕事をしていると、1週間単位で飛ぶように日が過ぎていく。流されないようにしよう、と思いつつも、目の前のことに追われ、「あれもできていない」「これもまだだった」とあせる、あせる。もともとイラチな私。年の瀬のせいか、さらに気がせいてしまうこのごろです。

今日、チームはオフですが、午前中長居第2に行ってきました。Jユースカップ決勝戦の前に行われる「サッカークリニック/Jキッズキャラバン」の取材のためです。小雪がちらついて底冷えのした昨日とは違い、今日は陽射しがあっておだやかな天気。長居スタジアムを背景に、子供たちの姿をデジカメにおさめながら、昨日の試合を思い出して勝利の味をかみしめる私でした。

試合が終わってからビデオを見ることはあまりないのですが、昨日のゴールシーンを見ておこうと、さっき録画しておいた試合中継を見ました。ハーフタイムには「2005Jリーグの振り返り」のVTR。 見てしまいました・・・そうだったなぁ、と思い出しつつも、胸の痛みはそれほどでもないことに気づきました。

この2週間、選手たちに今季の振り返るインタビューをしています。12月3日のとらえ方はそれぞれですが、気持ちを切り替え新しい目標に向かっていく彼らのたくましさには素直に感動できます。昨日のピッチでそれぞれが見せてくれたパワーをどうか1月1日まで大きく育ててほしいものです。

明日から練習再開。タイトルに向かって進む選手たちの様子を見てきます。

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2005年12月24日 (土)

いいイブになりました

今年最後の長居にふさわしい、いい試合を見せてくれましたね。セレッソがガンバを破って(3-1)、準決勝に進みました。

ゴールシーンはどれをとっても惚れ惚れするほど鮮やかな形。モリシの先制点は、思い切ったシュートが相手に当たったラッキーなものでしたが(モリシもコメントしていました)、その前のアキのスルーが効いていました。

フルによる2点目は、彼の個人技から生まれたものですが、ビデオをよく見ると、モリシが横で裏を狙う動きをしている。それで、相手DFが横にずれて、シュートコースが見事に開いたというわけ。アキのポストプレーもよかったですしね。

私が個人的に一番気に入っているのは、3点目。ファビーニョのゴールです。アキの頼もしい突破からアシスト--となったわけですが、そのアキが試合後にこう話していました。「センタリングをしたときに狙っていたのは実はフルだったんだ。モリシも見えたけど、ちょっと違うなと思って(笑い)。そしたらさ、後ろから弾丸みたいにすごい勢いで飛んできた選手がいて(笑い)。ボランチから一番前に上がってくる走力と、あのシュート力。あらためてスゲエなって思った」。

ファビーニョに、アキのコメントを話したところ、「アキは驚いていたみたいだけど、自分にとってみれば、今までのリーグの試合を思い出してもらってもわかるように、後ろからの飛び出しは自分の持ち味だかね。モリシが中でマークをひきつけてくれていたから、ノーマークでシュートできたんだよ」と、説明してくれました。うーん、ここでも出てくるモリシ。オフ・ザ・ボールの動き、恐るべし。

すでに天皇杯が終われば帰国し、セレッソには今季限り、ということを表明しているファビーニョ。ゴール後にはごく自然にサポーターの方へ走っていきました。何度もおじぎをして、お礼をいうさまは、おとなしい彼にとっては最大級の感情表現だったように思います。コメントは「J'sGOAL」にも書きましたが、「世界一ともいえるサポーターのみんなに僕の気持ちを伝えたかった。どこにいても僕の心から離れることはないと思います」。ほんとうにいなくなるんだねえ、ファビーニョ。こんなにいい選手なのにな、もっと見たかったね。そう記者仲間とも話し合いました。

いい試合でした。こうなったらあと2試合、見せてもらいましょう。ガンバにも勝てたしね。「このままガンバに一度も勝てなかったら、来季のスタートのときにいい形で臨めなかったかもしれない」と話していたのは、吉田くんでした。試合後は、律儀にも西野監督にあいさつをしに行っていました。やはり古巣との対戦、5度目にしての初勝利は格別な様子。「勝ってよかったです」と話す笑顔がさわやかでした。

この試合のレポートは、「J'sGOAL」に寄稿しています。そちらもお読みくださいね。また、来週発売の専門誌にも私の原稿が掲載される予定です。詳しくはまた後日お知らせしまーす。いいクリスマスイブになってよかったです。次はいいお正月にしよう!

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2005年12月23日 (金)

明日はいろいろな思いを込めて

明日は天皇杯準々決勝。今年に入って実に5回目の大阪ダービーになります。例によって今日は非公開練習。メディアに向けた選手の会見が練習後に行われました。今日の選手は、記者からのリクエストにより、アキ、モリシ、トーミの3選手。

まず、アキ。体調については、「大丈夫です」。「負けたら終わりなので大事に、全部出し切れるように戦いたいです。今シーズンの集大成という意味でも、持っているものを全部出したい。相手はチャンピオンなので全力でやりたい。負けたら明日で終わり、勝ってもあと2試合。悔いの残らないように、来年はメンバーも変わるだろうし。契約などで、選手がどこにいくかとか、どうなるのかというのはわからないわけだから」と、アキ。実は、今日の取材の前に、「質問については明日の天皇杯についてのみ。移籍うんぬんについての質問はしないでおこう」という暗黙の了解が記者の間でできていました。なのにアキ自身から出てきたこのコメントにみんな少し驚いていました。まあ、私はアキ自身の問題ではなく、一般論としての発言ととらえていますが。でも今年の、今のメンバーでの試合は最大であと3試合。成長を続けてきた今年のチームで、何かを残したい、そんなメッセージは多くの選手から感じることができます。

続くモリシは、「今年一度も勝っていない相手。もう一度チャンスが来たので、ぜひ勝ちたいです。あと3つ勝てば優勝できる。そのためにもチャンピオンを倒さないといけない。みんなしっかりした気持ちを持っている。いいイブにしたいですね」と、コメントをしている最中に、トーミくん登場。なぜかモリシを囲む輪の中にずんずん入ってきたので、びっくりしていると、「あ、森島さんがいたんですか。記者さんの中にあまりにも溶け込んでいて気づかなかったです。すみません」。トーミくんはあんな風貌で結構テンネンです。

そのトーミくんのコメントには、私も他の記者もジーンと来るものがありました。セレッソを去ることが決まったファビーニョについて聞かれたときです。「僕には、彼と少しでも長く、1試合でも多くプレーしたいという思いがあります。彼がいなくなっても、その気持ちを受け継いで、僕が残していければいいと思っています。すごく影響力のある選手だし、僕自身も刺激も受けました。ああいう選手とコンビを組めたことは幸せだし、今までサッカーをやってきた中で最高のパートナーだった思います」。そう、長居でこのボランチコンビを見ることができるのは明日が最後です。

今度こそガンバに勝って、準決勝へ、さらにはファイナルへ駒を進めてほしい! という熱い思いと、雪が降るときのような深々とした、せつない思いが交錯する明日の試合。長居に、今年のメンバーが揃うのは最後。彼らの姿をしっかり目に妬きつけるためにも、できれば多くの人に足を運んでほしいと思います。

そして、どうかすてきなイブになりますように。

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2005年12月22日 (木)

雪の舞うグラウンドで

朝からすごい雪! 津守も吹雪の中の練習でした。9時30分から始まった練習は、11時少し前に終了。別メニューは徳重、米山両選手。ゼ・カルロスも今週から元気に合流しています。24日はベストメンバーで臨むことになりそうです。よしよし、いい感じだ。

今朝のスポーツ紙にアキの移籍話が掲載されました。現時点で私がいえるのは、「まだわからない」ということしかありません。ただ、いろいろな話を聞いていると、交渉は佳境に入っているようです。交渉ごとですから、「決定」が出るまではうかつなことはいえません。はっきりしたら、きちんと取材をしてレポートすることにします。今日、アキがこの件についてコメントしています。「交渉については、(自分の)代理人と西村GMの2人の間で話し合われている。二人に任せている。現時点で本人に具体的なオファーはない。自分は(来季の所属クラブとして)セレッソを第一に考えていることに変わりはないです」。結論が出るのを待ちましょう。幸い24日には元気な姿が見られそうです。アキのことですから、きっとピッチで粋なメッセージを発してくれることでしょう。

もうひとつ、レポートです。今日、津守でファビーニョに囲み取材をしました。そのなかで、本人の口から来季の去就について聞くことができました。「日本ではまだ流れていないし、クラブも発表していないが、ブラジルではすでにニュースが流れています。それは、『来年、ファビーニョはセレッソにはいない』という内容です」。移籍先については、「まだ決まっていません。自分はいつもそうですが、オフに入って体を休めてからじっくり次のクラブについて考えることにしています」。こちらから聞き出したというより、むしろ自分から話を始めたファビーニョ。「今年最後の大会になる天皇杯はぜひ取りたい。元日までいくつもりだし、次の24日の試合は最後のホームゲームになる。特別な試合だ」とも話していました。ファビーニョも24日には出場の見込みです。

毎日、いろいろなことが起こるこの時期。ストレスを感じることが多いのは事実です。みんなが同じ方向を見て、ひとつの目標に向かっていたリーグ開催中とは違う環境ですからね。でも彼らはプロ。私も同様です。冷静に事実をレポートしなければ、と言い聞かせています。明日は非公開練習ですが、試合前日の意気込みを聞いてきたいと思います。

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2005年12月21日 (水)

15歳の記者会見

長くセレッソの取材を続けておりますけれど、ついに出ました、15歳の新加入選手。最年少です。柿谷曜一朗くんの加入が発表され、記者会見が行われたので行ってきました。冒頭に西村GMから「本来ならユースのカテゴリーで過ごすのが基本だが、すばらしい素材と才能を持っている選手をより早く、すばらしく、大きく育てるためにトップに上げることにした。彼にとってはより厳しい環境になるが、一人の戦力として、来季からトップチームで戦うことになる。15歳の少年なので、クラブを挙げて育てて、彼の夢が叶うようにしたい」と発表がありました。

彼は4歳のときにセレッソのサッカースクールでサッカーを始めた、生粋の「セレッソッ子」。「世界に出て行くのが自分の夢」ときっぱり言うあたりは大物の予感です。また、「セレッソとして最年少で長居スタジアムのピッチに立つことが目標。そして日本のみんな、世界のみんなに認められて、世界に飛び立っていきたい」とも語りました。しっかりしてます、最近の若い子は。堂々とした記者会見でした。

柿谷くんがすばらしい能力を持っているのは誰もが認めるところ。得意なプレーを聞くと、「ドリブルです。でも、ずっとドリブルだけをするのではなく、相手がまったく思っていないようなプレーをするのが得意です。好きな選手はスペインのウラル」ですって。「モリシのようなプレーもできるし、フルのようにシュート力もある。アキのようなテクニックや存在感も持っている」と、西村GMも最大級の賛辞をおくっています。スゴイ新人が入ってきたもんです。

来年の楽しみがまたひとつ増えましたね。新卒の選手の加入が例年になく多いです。しかも有望な選手ばかり。今日発表された柿谷くん、中山 昇くんを含めて現在発表されているのが6人。まだほかにもいるようだし。私が、「今年もよかったけど、来年以降はもっとおもしろくなるハズ」と言いふらしているのは、実はこれが理由。若い選手たちの成長、楽しみにしましょう。

昨日のJアウォーズのレポート、多くの方に読んでいただいたようでうれしいです。吉田くんの珠玉のコメント、私も聞いたときは涙が出そうになりました。けなげに真面目にがんばってきて本当によかった。あらためて、「おめでとう」。西野監督への恩返しを込めて、24日は絶対勝たないとね!

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2005年12月20日 (火)

ぐっときました2005アウォーズ

Jリーグアウォーズの取材に行ってきました。私にとっては5年ぶりかな? というほど久しぶりのアウォーズです。今年はセレッソから多くの選手がノミネートされたことで、「これは行かねば!」とカメラマンさんともども横浜アリーナへ。

小林監督が監督特別賞、吉田、古橋両選手がベストイレブン入り。全員初受賞。うれしさが前面に出ていて、すがすがしい気持ちになりました。壇上でのスピーチが光ったのが、小林監督。「立派な賞をいただいてうれしく思います。3連敗でスタートしましたが、現場のコーチ、メディカルスタッフ、クラブの関係者にも支えてもらって感謝しています。今年は関西、大阪が盛り上がったけれど、最後に天皇杯でガンバに一発勝ってみたい。12月24日のクリスマスイブは、セレッソにプレゼントをください」。セレモニーのあと、監督に「いいスピーチでしたね。(ガンバに)圧勝でした」と言うと、「何言ってるのー」と笑われてしまいました。「よく考えてみればガンバの選手はみんな来てたんだよね。あんなこと言って、失敗だったかな」と、冗談をいいつつも、「でもセレッソの選手が7人も呼ばれてよかった。今度はぜひ選手全員をあの舞台に乗せたいよね」と、熱く語ってくれました。

受賞した選手のコメント。実は、セレモニーが終わるやいなや、選手たちは大急ぎで会場をあとにしました。帰りの新幹線に間に合わせるためです。ベストイレブンに入った吉田、古橋両選手は、写真撮影もあり、まさにギリギリ。会場からダッシュで去った彼らには、若手の記者仲間が伴走してコメントを取ってくれました。フルは、「まさか本当に選ばれると思っていなかったので、油断していました。本当にうれしいです。JFLのときはテレビで見ていたアウォーズの舞台に、まさか自分が登るとは夢にも思っていなかったです」。ニコニコだったそうです。

ある意味で、彼の方が喜びが深かったかもしれない吉田選手。苦労人です。「取れるとは思わなかった。チームがああいう形で優勝を逃して、記録に残らなかったから、僕が獲った賞をセレッソのメンバー全員の勲章にしたいと思います。決して僕ひとりで獲った賞じゃない」。そして、コメントを聞いた記者に「突然のことで壇上でそのことがいえなかったのが心残りです。セレッソのチームとして獲ったということをお願いですから書いてください」と、頼んだそうです。まじめで律儀な彼らしいコメントとエピソードに、ガツンとやられました。「セレッソに完全移籍して、ダメならもうあとはない」と臨んだ今シーズン。Jリーグ全公式戦でゴールマウスを守り、ベストイレブンに輝いた彼。その陰にどれほどの努力があったことでしょう。また、帰り際時間がないのにもかかわらず、ガンバの西野監督にあいさつに行ったそうです。「レイソル、ガンバを通じて6年半お世話になった西野さんにどうしてもお礼が言いたかったから。そして、『次の試合だけは真剣に勝たしてもらいたい』と言ってきました」。24日、ピッチに立った彼にとびきりの拍手を、ぜひ――。

そのほかの選手の様子も少しだけ。モリシは、「アウォーズはやっぱりいいですね。ベストイレブンにはもうひとりぐらい入ってもよかったかな。誰というのではなく、誰が入ってもおかしくないと思います。来年は、全員でこれたらねー」。アキには、「もう元気になった?」と聞きましたら、「元気ないよー、ゼンゼン」と笑顔でおっしゃっていましたから、大丈夫でしょう。惜しくも新人王を逃した前田くんは、「優秀新人賞をもらえただけでうれしいです。チームからベストイレブンの選手も選ばれて、注目されたことは僕にとってもうれしい。また、この日を迎えられるように来季もがんばりたい」。

今まで、モリシとアキがベストイレブンに入った2000年、黄 善洪さんが得点王に輝いた1999年も誇らしい気持ちになった思い出がありますが、今年はまた違った感動をおぼえることができました。名前ではなく、本当に活躍した選手、チームをきっちり評価してもらえたことに感謝したいと思います。

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Jアウォーズはもうすぐ!

毎日更新を心がけよう! と殊勝に始めたつもりでしたが、スミマセン。2日間あいてしまった。理由は…オーバーホールのつもりで出かけた先に、ピッチの電波が届いていなかったということでした。18,19日はチームもフリーだったし、まっいいか。ということで、これからは(できるだけ)ノンストップで行くとします。

今、新横浜に向かっています。今日はJリーグの年間最後を飾るイベント「Jリーグアウォーズ」が行われます。セレッソからは7選手が出席。優秀選手に6名、優秀新人賞に1名。チーム史上最多数でしょう。中終盤にかけて、強さを発揮したチーム全体に対する評価の高さがあらわれています。もちろん、7人全員が入賞してほしいし、それぞれそれにふさわしい活躍をしたと思いますが、今季を象徴しているのが、前田選手の入賞ではないでしょうか? ルーキーで、しかもディフェンスの選手。CBで、しかも派手さはあまり感じられない(失礼!)プレースタイルの彼がノミネートされたことは意義深いです。セレッソで過去、生え抜きのディフェンダーといえば、藏田茂樹氏、鈴木 悟選手という名前が浮かびますが、このような場に出て行くのは前田くんが初めてですしね。

さあ、結果は? 表彰式は1820分から。かっこいいタキシード姿も含め、しっかり取材をしてきます。レポートをお楽しみに。

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2005年12月17日 (土)

24日は5度目のダービー

天皇杯準々決勝の相手が決まりました。小林監督のご希望(?)通り、ガンバになりました。今日、監督やコーチたちは練習が終わるやいなや、神戸ウイングにかけつけていましたね。というか、私が津守グラウンドについた11時30分頃には、監督はもういませんでした・・・。今年最後の大阪ダービーが、天皇杯で実現。リーグ、ナビスコ各2試合を戦って1分3敗ですからね、これは絶対勝たねばなるまい。監督の意気込みも相当のようです。

セレッソサポーターにとって、今年のダービーの結果はひたすら悔しいものですが(選手たちももちろんそうですよ)、チームにとっては大きなターニングポイントになりました。ちょうどシーズンの節目に重なったこともあり、「結果は残念だけど、ダービーでチームがしまった」(柳本)という証言もありますし、ことにナビスコ準々決勝の第2戦は、DF面で大きな意味がありました。ほぼベストのガンバ攻撃陣に対して、「どうやって守ればいいのかがつかめた気がする」と話す選手が多かったからです。現実に、その直後に再開されたリーグ戦(第19節清水エスパルス戦)以降は負けなしで現在まできているのですから、大きな「何か」をつかんだに違いありません。

あと3勝。天皇杯は引き分けがないから、勝つだけ。「ここまできたら最後まで勝ちたい」と、モリシは言っていました。今年、チームとして積み上げたものを何かの形で残してほしい、本当にそう思います。ガンバがリーグで初優勝を果たし、そのガンバと今年5度目のダービー。3連敗のあと1引き分け、最後はセレッソが勝たねば、物語は終わらないでしょう。舞台は長居。あの日以来の長居スタジアムです。どんな情景になるのでしょう。いいクリスマスイブになりますように。24日まであと1週間です。

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2005年12月16日 (金)

モリシ、ありがとう

「あぁ寒い、寒い」。すっかり口癖になってしまいました、本当に毎日寒い。今日も朝から津守です。みんな元気にやってるかなー? とグラウンドを見渡すと、「ヨコモコさん、ブルーノがいません!」と、某スポーツ紙記者が教えてくれました。これは大変! と確認したら、「風邪気味なので室内で練習している」とのこと。今週は試合がないからいいようなものの、24日は大丈夫かしら? と少々心配に。そして、ゼ・カルロスもまだ合流していませんでした。

左足首にまだ痛みがある、といっていた前田くんはみんなと同じ練習をこなしました。少し早めに切り上げたので、「もう大丈夫なの?」と聞いたところ、「徐々によくなっています」と、にっこり。20日のJリーグアウォーズのことを少し話しました。実は、Jリーグアウォーズがらみで前田くんのスペシャルな企画が進行中(そんな大げさなものではないですけど)。うまくいったら、ここでレポートします。

練習後は、インタビューです。連日せっせとインタビューに通っているのは、1月はチームがオフになるので、今のうちに話を聞いておこうというわけです。今日はモリシ。「『今年を振り返って』 というテーマなんだけど、気持ちは落ち着いた?」と切り出すと、「うーん・・・なかなかね」。笑顔を見せつつも、やはり何かが引っかかっているような口ぶり。ジレンマを感じるのはこういうとき。聞くのはつらい、でも聞きたい、聞かねば・・・。でもね、モリシはプロです。答えてくれましたよ、いろいろな質問に対して誠実に。ときには茶化したり、いつものようにボケをはさみつつ。その言葉に端々ににじむ、悔しさ、もどかしさ、やるせなさ。じんじん伝わってきました。このインタビューが文字になるのは来年になります。モリシの想いがみんなに伝わるよう、がんばって原稿にします。モリシ、ありがとう。

モリシにインタビューをしていると、「コンコン」とノックの音が。ドアが開いて、顔を見せたのがブルーノ。隣の部屋と間違ったようです。「あっちだよ」というと、「ゴメンナサーイ(日本語)」とお茶目に謝って去っていきました。なんだ、元気そうじゃん。あの様子だと、大丈夫でしょう。

取材の日々は明日も続きます。明日は、朝から長居球技場で『Soccer Kids』の取材、そののちに津守。師走だもん、走り回らなきゃ。

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2005年12月15日 (木)

この季節

今日は練習がお休み。木曜が休みなんてめずらしい。今週は試合がないから、休養たっぷり、週末から戦術練習を上げていって、来週はいつものリズムで仕上げ・・・ということなのでしょう。それにしても24日の対戦相手が決まっていないのは、落ち着かないなあ。ガンバかレイソルか。

小林監督は、「ガンバとやりたいよねぇ。だって上位チームとの対戦成績を見ると、鹿島に1勝1分、ジェフにもレッズにも2勝しているのに、ガンバだけ2敗でしょう。勝点とっていなものねぇ。長居でやれるんだから、勝ちたいよね、しっかりやって。ナビスコのチャンピオン(ジェフ)にいい形で勝って、自分たちでチャンスをつかんだわけだし。せっかくこういうめぐり合わせなんだから、できればガンバと対戦して、上へ行きたいね」。これは、昨日(14日)の談話。試合まで時間があるせいか、リラックスモード。「いい雰囲気だからねえ、行きたいよね」なんて言葉も聞かれました。手応えを感じているのでしょう、きっと。

今シーズン最後のタイトルに向かって進んでいく一方で、この季節特有の「行事」も行われています。13日に行われたトライアウト。選手たちが来季プレーをするチームを求めてアピールをする場です。セレッソからは中井くんが参加していたようです。そして、14日にはトライアウトに参加していた高田保則選手(横浜FCに期限付き移籍中)がセレッソのトレーニングに参加していました。また、大分トリニータの高松選手には正式にオファーを出した、と聞いています。毎年のように、出て行く選手、入ってくる選手が行き交うこの季節。長く仕事を続けていると、慣れのせいなのか、いつしか鈍感になっている自分に気づくことがあります。選手ひとりひとりにとっては、人生の岐路。そう肝に銘じて真摯に取材に当たらなければ・・・と自分に言い聞かせるのもこの時期です。

明日、あさってもグラウンドに行ってきます。今年も残り半月あまりになっちゃいましたねー。早いなあ。

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2005年12月14日 (水)

リカバーOK!

寒風吹きすさぶ津守に行ってまいりました。練習中のスタンドは陽があたっていればそこそこ暖かいけど、スタンド裏の駐車場付近は寒い、寒い。長時間いるのはつらいものがありますよね。練習は最後のほうしか見ることができませんでしたが、1週間前と比べるとまるで別のチーム。鼻先が凍りそうなほどなのに、選手たちの表情は晴れやかでイキイキとしています。新しく強いモチベーションが彼らのなかにわいているのを感じました。

今日現在別メニューの選手について、小林監督に聞くことができました。「ヤナギと前田は(休み明けの)あさってから合流できそう。藤本は今日部分合流したから、今後様子を見て。ゼについては、本人がもう少し痛み(左足首を痛めている)があると言っている。(24日については)うーん、どうかな」。ゼ・カルロス以外は問題ないようです。

藤本くんには、練習後インタビューをしたときに状況を聞いてみました。天皇杯ジェフ戦の前日の練習で腰を痛めたそうです。ずいぶんよくなったらしく、「まだ試合があるし、チャンスに備えてきっちり準備をしておきたい」と意気込んでいました。彼の成長ぶりは目を見張るものがあります。今年7月のガンバ戦での、どことなく心もとない様子は今はまったく感じられません。初々しさは残るものの、言葉はすべて前向き。よかったことも悪かったこともすべてがいい経験、血となり肉となっているようです。今回のインタビューについては、少し先になりますが、オフィシャルマガジンに掲載される予定です。

で、心配していたアキ。復活していました。どんよりしていた先週の彼はもういません。小林監督もほっとした様子で、「元気、元気。もうぴっくりするぐらいだよ」。エネルギーを少しずつチャージし、24日には「あのときの」アキが帰ってくるはずです。楽しみだー。まあ、ジェフ戦のみんなのがんばりを見て、「俺だって・・・!」と思わないほうがウソだよね。辛くとも悲しくともモチベーションさえあれば、少しずつ回復していくものなんだね、人間って。24日の対戦相手はまだ決まっていない(周囲にはガンバと決め付けている人多し)けど、いいゲームが期待できそうです。ホームだしね。まだ10日あるんだもの、じっくり楽しみにしましょ。

天皇杯への準備と平行して、来季に向けた動きも出てきつつあります。セレッソに限らず、新聞では毎日いろいろなニュースが出ていますね。契約、移籍、監督交代・・・などなど。セレッソについても気になるところですが、その辺のところも(できる範囲で)ぼちぼち紹介していければ、と思います。

「リカバーOK! 24日に向けて、いい準備を」。これが今日の結論です。

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2005年12月13日 (火)

年齢を重ねて

38歳・・・すごい。昨夜のトヨタカップ世界クラブ選手権で、カズ(シドニーFC)のプレーを観ての正直な感想がこれ。久しぶりに観たせいかもしれない。でも、38歳であのプレー。どう考えてもすごい。年齢で決めつけるのはよくないけれど、スポーツ選手にとって年齢を重ねることは、ほかの職業よりその影響は大きいはず。プロの世界、とりわけタイトルのかかった大きな舞台であれほどのプレーを見せるために、一体どれだけの努力を重ねているのだろう。

なんでもトシのせいにしたくはないけれど、仕事が何であれトシをとると確実に衰えてくる。くやしいけど、現実には。何年か前、当時アルビレックス新潟で現役を続けていた神田(勝夫)さん(かつてセレッソに所属、現在はアルビレックス新潟の強化担当をされているはず)に、「神さんの歳で、現役でがんばっているということ自体がすばらしい。頭が下がります」と言ったら、「いやいや、もういっぱいいっぱいなんだよ、実は」なんて笑っていたけど、実際に試合に臨むためのコンディショニングは大変だったろう。

セレッソにもベテラン化の波は押し寄せています。モリシ、ヤナギ、ヌノ、久藤くん、吉田くん・・・アキもそろそろそういう年齢かも。かつて、ター坊(田坂和昭さん)は、「やろうと思えばまだ現役を続けることはできたと思う。でも僕にはJリーグの監督をしたいという目標があるから、それなら1年でも早く新しい道に入ろうと思った」と言っていました。S級ライセンス取得のため、今年はフリーになってがんばる、と。

年の瀬のせいか、しみじみしてしまった私。トシに負けないようがんばろう。明日は、久しぶりの津守。藤本選手にインタビューをしてきます(予定)。若いエネルギーを分けてもらおうっと(この考え方がすでにトシヨリか)!

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2005年12月12日 (月)

ふ~っ。

今日は文字通り、朝から今までオフィスにこもりきり。新聞休刊日なので、新聞を取りにいくことすらしていない・・・運動不足もいいところです。おかげで、今日ようやく年内の仕事にめどが立ちました。あとはほとんど天皇杯を見守るだけ、かな。

あ、でも来年に向けた準備も始めないといけないし、やらねばならないことはたくさんある。「オフはないぞ」という人もいますしねぇ。ま、ぼちぼちやりましょう。11月からひたすら突っ走ってきた分、ここ数日お疲れ気味です。リフレッシュしなさい、と体が言っている気がします。でも年末にかけては結構イベントが続いています。取材もあるし、Jリーグアウォーズもある。カレンダーをながめて、スキマを探すと・・・あるある。

私の好きなことのひとつが、旅行。旅行に行くことそのものも好きだけど、計画を立てるのが大好き。あのワクワク感は、もしかしたら旅行そのものを上回るかもね。さっそく、計画を立てるとしましょうか。

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2005年12月11日 (日)

舞洲でキッズサッカー

今日の午前中、舞洲グラウンドに行ってきました。セレッソのサッカースクール生による試合「スクール対抗戦」の取材のためです。冬の舞洲は寒ーいのに、子供たちの元気さといったら・・・なんか見ているだけでこっちも元気が出てきます。練習以上に楽しそうに、でも勝利を目指して真剣にプレーしていました。スクールコーチたちも総出でレフェリーを担当したり、子供たちを引率したり。お疲れ様でした。

どうして私が子供の大会に取材にいっていたかというと、今年創刊されたマガジン『Soccer Kids』のため。サッカーを始めようとしている小学校低学年の子供を対象にしたマガジンで、スクール生などに配布されているものです。同じ「サッカー」とはいえ、まったく違う目線、アプローチで取材し原稿を書いて誌面をつくるのは、おもしろい作業です。子供の目線で物事を見ると、また違った世界に見えるから不思議。子供たちも同じセレッソの名のもとでサッカーをしている仲間。どうかがんばってくれよぉ、うまくなっていつかトップに上がってきてね、と心の中で声をかけるのでした。

『Soccer Kids』のなかで、読者の方から好評なのが、トップの選手に少年時代の思い出を聞くインタビューコーナー。今までモリシとアキに登場してもらいました。「サッカーを始めたきっかけ」程度は知っていましたが、長く取材をしていても子供時代のことってめったに聞く機会はありませんでした。だから、すごく新鮮。「モリシが昔はチームメイトに偉そうな口を聞いていた」なんて、本人から聞いても信じられなかった。「アキが幼稚園のころからガキ大将でずっと調子に乗っていた」というのは、なるほどやっぱりね、とうなずいてしまったけど。

子供たちにサッカーを楽しんでもらって、セレッソのことも好きになってもらいたい。そんな思いを込めて作っている『Soccer Kids』。作り手の思い入れがつまったマガジンです。

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2005年12月10日 (土)

1日でも長く、1試合でも多く

予想していたほどには寒くなかった鳥取。持参した「冬山用ブレスサーモシャツ」は必要ありませんでした。風もほとんどなく穏やか・・・目の前で繰り広げられたサッカーが、寒気を吹き飛ばしてくれたのでしょうか。5得点を挙げての勝利。それぞれのゴールもすばらしかったですが、「今季のセレッソのサッカーが戻ってきた」ことがまずうれしかった。そして、「やっぱりこの2週間はかなりプレッシャーがかかっていたのだな」。そうつくづく感じました。

立ち上がりは両チームともにプレッシャーも速く、攻め合いになりそうな雰囲気もありました。どちらに向いてもおかしくない流れをセレッソに引き寄せたのは、このチームの生命線、2シャドーの献身的なディフェンスでした。モリシに聞いてもフル聞いても「はっきり言って、今のポジションに要求される動きはしんどいですよ」と言います。耐えることのないプレッシング、奪ったら攻め上がり、取られたら戻る、の繰り返し。その過酷なノルマを果たしてこそ、今季のセレッソのサッカーは成り立つ。その典型のような試合でした。

ブルーノのプレーもこみ上げてくるものがありました。小林監督によると、FC東京戦でゼ・カルロスがPKを外して以来、1週間毎日ブルーノはPKの練習をしていたそうです。1-0からのPKによる追加点。大きかったですね。得点者はブルーノのほかモリシ、黒部、古橋、前田。5得点すべてが違う選手というのも何か象徴的です。「セレッソは1人2人の選手が目立つのではなく、グループとして質が高いことを示せた」。試合後にブルーノが言っていました。果たして、FC東京戦はどうだったか。皆さんはどう思いますか。

「リーグはもう終わったこと。悔しさを忘れてはいけないが、もう終わったこと。元旦までやりたい」(古橋)、「過去を嘆いても仕方ない。もう後ろは振り返らない。優勝に向かって突き進んでいくだけ」(ブルーノ)。天皇杯に負ければ、その時点で今年の、このチームでの“仕事”は終わり。契約交渉や、移籍についての本格的な動きはこれからになりますが、間違いなく言えるのは、「来季はまったく同じメンバーがそろうとは限らない」ということ。いいチームだからこそ、1日でも長く1試合でも多く共にプレーしたい、と選手は思っているはず。遠征に参加できなかったアキやファビーニョはテレビで今日の試合を観ていたのでしょうか。何を感じたのか、聞いてみたい気がします。

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2005年12月 9日 (金)

明日の準備、怠りなく

リーグ戦が終わって、1週間が過ぎようとしています。月曜、火曜、水曜と原稿を書き、木曜はグラウンドに行き・・・振り返るとこんな感じですが、夢の続きのようなけったいな週でした。今日は練習が非公開、グラウンドには行きませんでしたが、さて、明日は? 昨日の小林監督の話だと、ゼ・カルロスは無理っぽい、アキは彼自身が「行けないかもしれない」と言っていましたし。監督は、「まだ2日あるのでわからない」とのこと。前田くんは無理させないかも。痛みがあるなら、この寒い時期の出場は危険ですからね。

各チームそれぞれに微妙なモチベーションで行われる天皇杯。開催時期やその意味を問う記事は毎年出ているし、正直なところ「一考すべきかも」とも思います。でもね、元旦を国立競技場で迎えるのは、それはそれは気分がいい。抜けるような青空が広がって、空気が冷たくて澄んでいる。周辺の道路は空いていて、時間はいつもよりゆっくり流れている気がする。ワタシ、2002年の元旦(清水エスパルスとの決勝)なんて、あまりの心地よさにホテルから国立まで歩いて行きましたもの。競技場の中は、お正月らしい凛とした雰囲気と、ファイナルが始まる予熱がまざりあって、なんとも言えないんだな。そんな気分を、2006年の最初の日に味わえたらいいね、というわけで明日は鳥取へ。でもムチャクチャ寒そう。とっておきの「冬山用ブレスサーモシャツ・超厚手」(ミズノ製)を持っていこう。カイロも多めに。

ブログを開いて20日あまりですが、思いがけなくたくさんの方に読んでいただいていることがうれしいです。ありがとうございます。始まりは、日々の取材でせっかく選手たちが話してくれた言葉や、私が感じたことが発表されぬままこぼれ落ちてしまうのがもったいなくて。原稿として発表できる場は限られていますからね。試合のコメントなどは新聞や雑誌にも掲載されますが、受け手(記者)によって感じ方や表現の仕方は違うもの。私が感じた切り口で、このブログで発表できるのは楽しいことです。オフに入るとネタが尽きるんじゃないのーという心配もありますが、12年もやっておりますゆえ、なんなと出てくるでしょう。これからもよろしくお付き合いください。

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2005年12月 8日 (木)

苦節9年・・・

久しぶりにグラウンドに行ってきました。今週初めて、です。やっぱり現場はいい。直に自分で見て、聞いて、肌で感じるというのは格別です。もちろん、PCの前で原稿を書き続けなれればならないときもあるし、それはそれで好きですが。12月3日以来初めて選手たちに取材してきました。かなり凹んでいる選手もいる、けが人も出ているようだと聞いていました。実際、アキ、ゼ・カルロス、前田が別メニュー。10日の天皇杯5回戦の出場見込みを聞くと、小林監督は「ちょっと難しいかな」。ゼ・カルロスはいつもどおり元気そうで「コトシ、ダメ。ライネンダイジョーブ」と調子のいいことを言っていましたが。

心配なのはアキ。左もも裏の軽い肉離れとのことで、今週はずっと別メニューだったようです。はっきり言って元気ない。もう少し時間がかかるかもしれません。前田くんは、「痛みがある。今から病院で診察を受けます。天皇杯は微妙ですね」。以前けがをした左足首が痛むようです。今日ブラジルから両親がやってきたばかりというブルーノは、「すごくうれしい」とニコニコ。3日の試合後にはジーコ日本代表監督から電話がかかってきて、「つらいと思うけど、サッカーにこういうことはつきもの。いいゲームをしていたから、天皇杯に向けて気持ちを切り替えてしっかり行きなさい」とアドバイスがあったそう。「頭をゴールポストにぶつけるぐらいの気持ちをグラウンドで見せたい」と決意を新たにしていました。でも、ブルーノ、ホンマにぶつけないようにね。

こんな感じで選手の表情はさまざまです。全員と話したわけではないけれど、少しずつ、いつもの姿に戻っているという感じでしょうか。日にちぐすりという言葉があります。傷はいつか癒えるでしょう。その中で、今日のニュースは、Jリーグアウォーズの「優秀選手賞」に吉田、アキ、ファビーニョ、ブルーノ、古橋、モリシの6選手が、「優秀新人賞」に前田くんが選ばれたこと。その中で、今日は吉田くんに話が聞けました。記者たちにいきなり拍手され「おめでとうございます」と言われ、驚いた様子でしたが、事情を聞いて「うれしいです。それだけセレッソの選手に対する他チームのインパクトが強かったということですね」。この「優秀選手賞」は、Jリーグの選手自ら「ベストイレブン」に投票する形で選ばれるもの。ちなみに吉田くん自身が投票したGKは「土肥さんです」・・・。アウォーズは12月20日。吉田くんにとっては「9年間やってきて初めての参加です。どんな経験が出来るか楽しみ」。本当にうれしそうでした。今までがんばってきて、本当によかったね。

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2005年12月 7日 (水)

トーミくんファンの皆さーん!

今日もグラウンドに行けません。スポーツ各紙によると、まずまず元気にトレーニング再開の様子です。よかった、よかった。昨夜、FC東京戦の写真を見直していたら、うーん・・・ドラマが見えてきますな。選手の表情を見るだけで、「あの場面だ」と思い出す。残酷だけど、すばらしいなとも思える。うまく説明できないけれど。

タイトルの意味を説明せねば。今週土曜日(12月10日)に発売される『Footival 』Vol.27の巻頭特集「2005 J.LEAGUE CLIMAX!~Jを熱くさせた主役たち~」のなかに、われらがトーミ(下村選手)が8ページ(!)にわたって掲載されます。何せあの『Footival 』ですから、写真がすごい! でも全部話すと楽しみがなくなるので、ちょっとだけ。全面モノクロ写真で、撮影は谷口尋彦さんという有名なカメラマンさん。大阪市内のホテルで行われた撮影現場に同席しましたが、はっきり言ってかっこいいです。「当たり前やんか」といわれるでしょうが、多分皆さんが想像しているのを超えているはず・・・ふふふ。

インタビューは私が担当しましたが、その中でトーミくん、暗示めいたことを話しています。ちなみに取材は11月中旬。それを念頭にお読みいただくと「ほほう」となるはず。ま、写真を見るだけでも十分に価値のある一冊だとは思いますが。寒さや疲れも吹っ飛ぶこと請け合いです(ちょっと大げさ? )。よろしくね!

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2005年12月 6日 (火)

寒くなりました

このところ急激に寒くなりました。おまけに今日は冷たい雨がしとしと・・・そんな中、セレッソの選手たちの練習が再開されています。グラウンドにはいけなかったけれど、切り替えて、土曜日のジェフ戦に向かっていることでしょう。

今週は、オフィシャルマガジン『12th』の原稿を書いています。トップはもちろんリーグ戦の総括。ほかにはブラジル人選手のインタビューも掲載される予定です。インタビュー時のテープを聞き返してみると、ブルーノがいかに頭のいい人かというのがわかる。人間的にもすばらしいしね。3日の試合前、ひとりスーツ姿で控え室前に立っていた彼。あいさつをすると、胸に手をやって「ダイジョーブ、ダイジョーブ」。少しさびしげだったのが印象に残っている。試合前の1週間も、いつもと同じように、つまり試合に出るときと同じ練習をこなしていた。居残りもやっていたし、ゲームに臨むコンディションを作っていたといいます。プロフェッショナルとはこういう選手のことをいうのでしょうね。

今の時期は、選手にとってとてもデリケートな時期です。来季に向けた契約を結ばない選手が続々と各クラブから発表されています。セレッソについては発表されていませんが、私たちも複雑な気持ちでグラウンドに向かうことになります。毎年、チームを去ることになる選手からコメントをもらうのですが、「セレッソはこれから強くなっていくチーム。選手にはがんばってほしい」と話す選手が多いのに少し驚きます。クラブから「来季は要らない」と言われたわけなのに・・・と。今年もそんな時期になりました。

気がつけば12月。例年以上にバタバタしていたので、え? もう? という感じ。リーグも終わったし、寒いし、何となくしょんぼりな師走。週末はさらに寒そうな鳥取で盛り上がろう!

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2005年12月 5日 (月)

ひとくぎり

昨日からマスクをしてPCに向かっています。3日の試合後、長居から地下鉄に乗ったときから「ん? 喉がイタイ」。あ、(風邪を)引いたかな? と自覚する瞬間って誰にでもあると思うけど、まさにそれでした。「これはいかん」と、いつものやり方で治すことに。風邪は引きはじめが肝心だからね。うがいする、喉に薬を塗る、葛根湯を飲む、栄養ドリンクを飲む、寝る前にホットワインを飲む、そして寝る。ひたすら寝れば治りそうなものだけど、そうはいかないのがつらいところ。

おかげで今朝になって「抜けたかな」という感じ。でも空気が乾燥しているし、かなり寒くなったので、マスク姿というわけ。私の風邪はいつもそうなのですが、熱も出ないし食欲も変わらない。パッと見は元気そうなので損な気がする。そういえば、去年も最終節の直後に風邪を引いて、このときはなかなか治らなかった。新潟の寒さは半端じゃなかったしなぁ。シーズンが終わると風邪を引くなんて、タイミングがいいようで実は悪い。だって、私の仕事は、試合が終わったこれからが本番だから。ま、今年は軽くてすみそうなので、気合入れていきます。

12月3日のことについて。すべてが終わってみると、順位は落ち着くところに落ち着いたのかなと感じました。セレッソ5位については、内容も含めトータルですばらしい成績だと思います。過去最高だった2000年と同じ、というのも不思議な符合です。1年間のチームの進化、選手個々の成長を見ていると、大きな可能性を感じるし、今後が楽しみにもなります。でも、それでも残念なんです。タイトルが取れなかったことが。今までクラブ・チームを作り、支えてきた人たちの思いが凝縮された一戦に勝てなかったことは、思い出しても足をふみ鳴らしたくなるほど残念で。同点ゴールの瞬間の「ウソやろ・・・」という思いはなかなか消えてくれません・・・

しかし、もうひとくぎりです。私のなかでのオトシマエはついています。

明日から練習が再開ですが、グラウンドには行けそうにないです。先週1週間通い詰めた分、多くの作業がストップしているから。ううう、現場に行けないのはつらい。水曜、木曜にはいけるよう、がんばろう。明日発売の『週刊サッカー・マガジン』に私の記事が掲載されます。読んでいただけるとうれしいです。でも、多分表紙は「アレ」だから、手に取るのがツライ人がいるかも。大丈夫な人だけ読んでくださいね。

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2005年12月 4日 (日)

一夜明けて

FC東京戦のレポートやコメントについては、「J'sGOAL」に掲載されていますし、新聞各紙がたっぷり報じてくれていますので、ここでは気のついたことや感じたことを思いつくままにレポートしていくことにします。

昨日はお客さんも多かったけど、取材にくるプレスの方もいつもの倍以上。ただ、優勝の可能がある会場が5ヵ所もあったので、5年前の混雑ほどではなかったです(と思います)。記者の中には私にとって懐かしい顔がいっぱい。10年前にセレッソを担当していたあるスポーツ紙の記者さんは、「ヨコモコさん、見てこれ」と、'95年のJリーグでセレッソが開幕3連勝したときの記事を持ってこられました。そこにはモリシのJリーグ初ゴールの写真が掲載されていました。

スタジアムの雰囲気は最高でしたね。ごく自然にスタンドから声が起こって、選手の動きもそれほど硬くはなかったと思います。ただ、何人かの選手はいつもと少し違って見えましたが。前半3分のアキのヘディングシュート。「何が何でも入れたるッ」という叫びが聞こえてきそうなシュートでした。フリーだったけど、体をひねりながらの難しいシュートだったと思います。2年ぐらい前、「うちは優勝のかかった試合で必ず先制されている。そうなると厳しいよね」と話していた彼の、魂の乗ったゴールでした。

ただFC東京は強かったです。ピッチを広く使う、ダイナミックかつスピーディーな攻撃に対し、受身になってしまった気がします。押し込まれると、なかなかラインを上げられなかった。ブルーノの不在を感じたのはそんなときです。前田くんは、「ブルーノの穴を埋められなかった」と話していたといいます。でも、誰も彼を責める人はいないでしょう。けがをして2週間で試合に戻り、最終戦にあわせてきた心身両面の強さには脱帽です。康太もよくがんばっていましたね。「スタジアムに入るときっと緊張すると思う」と言っていましたが、自分の役割はきっちりやり遂げていました。いかに今のコンディションがいいかということでしょう。ヤナギのプレーにも拍手を送りたいです。ピンチをよく防いでいましたね。

2点目のアキのゴールで、2-1になりました。これは今年のセレッソの勝ちパターンです。でも、終了直前に追いつかれた。なぜなのか? モリシがベンチに下がったことでプレスがかかりづらくなった、 相手のパワープレーへの対応が遅れた、ラインが下がりすぎた、 終盤にあと1点が取れるスーパーサブがいなかった、全部いえると思います。加えて、1点を取りにきたFC東京の戦術が的中したともいえるのです。チームの得点王である今野選手を上げ、ボランチの宮沢選手から長いボールを入れる、というシンプルだけれどわかりやすいやり方が(セレッソにすれば不幸にも)はまったのです。

昨日の試合だけを見れば、「あの瞬間止めていれば」「もっと時間を使っていれば」ということになるかもしれません。そうすれば優勝できていたのに、ということになるでしょう。でも、リーグ戦は34試合トータルのもの、と考えると昨日の1試合だけでどうこういえるものでもありません。開幕前から準備をし、コツコツ積み上げ、修正し、そしてリーグ後半16試合は負けなし・・・それでも1位になれなかった理由がどこかあるはずです。それが何なのかを分析し、来季に生かすことが、今なすべきことでしょう。「理由」はひとつではないと思います。でも、間違いなくいえるのは、今年セレッソが見せた進化は、単発で終わるものではなく、継続性がある、ということです。

場内一周を終えてロッカーに戻るとき、モリシが選手ひとり一人を出迎え、ねぎらいの言葉をかけていた、とその場にいた記者に聞きました。5年前は茫然自失といったふうだった彼のそのふるまいに、そのあと聞いたどこか悟りを開いたようなコメントに「やっぱり勝たせてあげてほしかった」とサッカーの神様を恨めしく思ってしまいました。

思わず長いレポートになりました。そろそろ仕事に戻るとします。明日は練習は休みですが、一週間のスタートという方も多いでしょう。そろそろ顔を上げてまいりましょうか。土曜日には天皇杯もありますし、ね。

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2005年12月 3日 (土)

アキ、アンタはすばらしい!

長居スタジアムにいらした皆さん、今日はお疲れ様でした。観戦された方は、もうおうちでくつろいでおられるころでしょうか。でもテレビを見るのもナンだしねー。「ええい、寝てやる!」とばかりにお休みになったでしょうか。スタジアムで働いておられた方は、そろそろ仕事を終えられたでしょうか。「あー、何を書いていいかわからん」と、選手さながらに涙目になっていた記者のMさん、無事入稿を終えられましたか?

試合後は、監督会見に出席してミックスゾーンとよばれる取材エリアで選手の取材。その後、記者室で監督と選手のコメントを送稿し、控え室でセレッソのスタッフとひとしきり話し込んで(みんな誰かに思いをぶつけたいよね、こんなときは)、カメラマンさんと2人、とぼとぼ地下鉄・長居駅まで歩き、電車を乗り継いで帰ってきました。そして、さっき「J'sGOAL」の試合レポートを入稿したところ。長い1日が終わろうとしています。本当はもっと長くなるはずだったんだけどね(ぶつぶつ)。なんか今日はカッコくくりが多いなぁ。

試合が終わってから今まで、頭に浮かんだことは山ほどあります。時間もあることだし、ゆっくり整理して、このブログやほかの媒体で紹介できたらいいなと思います。今日、言いたいことはひとつだけ。「ニシザワアキノリ、アンタは本当にすばらしい!!」。ずっと見てきたけど、すべてにおいて今までのベストパフォーマンスじゃないの? このプレーをするために今までやってきたんじゃなの? と思えるほどだったよ。「でも結果的にチームが勝てなかったから」とか「本当にベストだったと思う? まだ甘いね」なとど本人は言うかもしれないけど、勝ち負けを超えて人を感動させるもの、それが今日のアキじゃないかな、と思います。

でも、タイトルは取れなかったんですよね、またしても。モリシがあまりにも淡々と、潔くしていたのがつらかったです。悔しいというのは簡単だけど、悔しいというと本当に悔しくなるから言いません。また、明日から始まるのだから。まだまだ続くのだから。

というわけで、詳しいレポートは明日以降に。まだ原稿が残っているのです。あと一息だー。

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2005年12月 2日 (金)

5年間で得たもの

今日も練習は非公開、プレス向けの会見のみが行われました。会見に臨んだ選手は、古橋、吉田、西澤の3選手。明日の試合を前に、それぞれの意気込みが聞かれました。古橋は、「今日の練習もいつもの試合前と同じメニューでした。どこまで緊張するかどうかはわからないけど、気持ちは少しずつ高ぶっている。いい準備ができている。明日は今までまったく経験したことのない試合になる。楽しみです」。いつも思うのですが、彼は驚くべき順応力を持っていますね。約1年前まではJFLでプレーし、優れた選手であったにしろ、それほどメディアに取り上げられることはなかったはず。20人以上の記者を前に、淡々としかも笑顔を見せつつ話す姿に感心しました。私が思っている以上に大物なのかもしれません。

緊張、という点では次の吉田選手のほうがそんな感じだったかも。質問に対して答えているうち、「あれ、何か変なこと言っていますよね??」なんて。柏レイソル時代にはナビスコカップ優勝を経験している彼のプレーヤーとしての夢は、「もうひとつタイトルがほしい」ことだと聞いています。「長くサッカーをしていてもなかなかあるチャンスじゃない。目の前のチャンスを必ずモノにしたい」と、熱く語ってくれました。

アキに対しては、2000年のことについての質問がいくつかありました。「先行されてもあわてちゃダメだし、自分たちのスタイルを貫き通せるかどうか。通せたら結果は出る。今年はそうして勝ってきた。自分を見失わないように、周りに声をかけたいし、チームにミスが多かったら前からプレスをかけるなどしてプレーでチームを引っ張りたいと思います」「モリシは今まで4回、優勝のチャンスを逃してきた。さすがに5回も負けたらかわいそうだし。僕自身は3回目、ここできっちり勝っておかないと一生負け犬になるかな、と思う」。口をついて出てくる熱く激しい勝利への想い。会見場の空気がピンと張りつめた気がしました。アキの目の色が変わったのは、10月30日の鹿島アントラーズ戦のころだったと記憶しています。アキは本気になって獲りにいこうとしている。間違いないです。

この1週間、最終戦への準備取材として、多くの人にインタビューをさせてもらいました。とりわけ印象深かったのは、副島博志さん(セレッソ大阪ユース総監督)の話です。副島さんは、2000年のあの時、監督を務めていた人。5月27日のことはどれぐらい覚えていますか?という質問に、「なぜか記憶がとびとびなんです」。実は私自身もそうなのですが、副島さんもはっきり覚えていることと、まったく記憶から抜け落ちていることがあるそうです。「まるで優勝狂想曲みたいやったね、あの時は。でもその経験が財産になっているじゃないかな。チームも、クラブも、サポーターも。あの日、試合が始まって驚いたのが、満員の観客が入っているのに、スタンドがまったく動かない。あれは異様な雰囲気。スタジアム全体がよそゆきで、どういう声を出していいのか、サポーターもわからなかったのでしょうね」。

無言の圧力が感じられたというあの日の長居。明日も多くの方がスタジアムに来られるでしょう。そこでどんな雰囲気が作り出されるのか。よそゆきではなく、普段どおりの顔で、いつものような声が出し、今までと同じプレーができるかどうか。それは選手だけではなく、サポーターやスタッフにも求められるのではないでしょうか。今回、副島さんから初めて聞くことのできた、5年前の「真実」。新しい歴史を作り出すヒントがそこにあるのではないか、そう思います。5年間で得たものは何か? それを問われるのが明日というわけ。早めに持っていくものをそろえて、明日に備えましょ。寒くなりそうです。完全防寒スタイルでね!

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2005年12月 1日 (木)

ヤナギとトーミとモリシとカントクと

今日は完全非公開での練習。つまり私たちプレスも練習を取材することができません。ただ、タイトルの面々が記者会見に応じてくれました。とある会場に集まった報道陣は約20名あまり。先陣を切って入ってきたヤナギは「なんやのコレ? 結婚会見みたい」と苦笑い。そのあとひとつずつ記者の質問に答えていきました。質問は冒頭から「ディフェンスラインのメンバー」に関するものに集中。ブルーノの代わりは誰や、というわけです。「うっかり言うてしまいそうやなぁ」と言いつつ、さすがベテラン。うまくかわしていました。「今日の紅白戦でも失点しなかった。ブルーノの穴は感じない。今までと雰囲気も変わらない。自分がサンフレッチェ時代に経験した優勝争いはもっと緊張した記憶があるけど、前田も藤本もまったく様子が変わらない。返って心配なぐらい」ですって。前田と藤本って・・・アレ? で、いまやチーム公認といわれる勝利の女神様(ヤナギの愛妻)も当日ご来場とのことです。

続いては下村選手が登場。「勝てばいいということなので、みんな前向きにやっている。ブルーノの存在は大きいけど、バックが日本人だけでできるという利点もある。プラスに考えたい。僕のポジションとしては、ファビーニョといっしょになるべく中盤で相手を止めたい。そうすればバックラインの負担は減るから」。こんな形の会見は初めてだったのか、少し緊張ぎみでした。

選手のトリは大御所・モリシ。こちらは余裕? 顔見知りの記者も多く、ニコニコしながらのやり取りでした。「浮かれた雰囲気はないですし、ずっと同じ状態。最後の1試合も変わらないと思う。試合が始まったらガツガツいこうと思っている。試合の入り方が大事なので」。

小林監督は、「今年うるさく言ってきたことを変えるつもりはない」。今までどおりのサッカーを貫くことを強調していました。試合中、他会場の経過は「一切聞かないつもりにしている」とのこと。我々も聞くか聞かないか、迷いますよね。さあどうしましょう。

というのが「今日のセレッソ」です。練習は見られなかったけれど、順調に仕上がっているようです。選手の表情も柔らかく、過度の緊張は見受けられませんでした。チームの準備は着々。サポーターの皆さんはいかがですか? 明日はその辺りについて書いてみたいと思います(あくまで予定)。明日も非公開練習です。ただ選手の話は聞けるようなので行ってまいります。

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